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オレの名前は
まぁ、そんなこんなで…絶賛戦闘中です。
「それで?……お前らは逃げねぇのか?」
ガザックとブレングスが武器を構えながら近づいてくる。オレ…こいつらキライ。
「逃げる?んなわけねぇだろ?お前らなんざ、オレ達二人で充分なんだよバーカ」
「おおぉぉぉ、言ってくれるねぇぇぇ…」
「ふん、足手まといを逃がしてやったか…まぁ、こっちも余計な手間が省けて助かるぜ」
「…は?」
足手まとい?…ナギが!?…
「しかし、お前達のギルド…あの腰抜けがギルドマスターらしいなぁ!」
「!!」
「おぉい!そりゃホントかぁぁ!?Eランクがギルマスたぁ、傑作だなぁ!!」
「雑魚の下につくとは…お前らも大変だなぁ、おい」
「ヒャヒャヒャ!俺達のギルドに入れてやろうかあぁぁ!?まぁ…魔石の採取が終わった後でだけどなぁぁぁ!!」
「「…黙れ」」
オレとノノの声が重なる。はい、コイツら許さん…。まぁ、最初から許す気ないけど。
「あ?」
「黙れって言ったんだよ、耳ついてんのか?…アイツのことなんも知らねぇくせに、ほざいてんじゃねぇよ…」
「おぉぉぅ…怖いねぇ」
「ハッ!…くだらん友情ってやつか?雑魚は馴れ合いに忙しいなぁ」
「ノノ達の…恩人…笑うの…許さない!」
恩人…か。そうだよな、ノノ。アイツがいなかったらオレ達は…
『そんなもん…ゲームの中でやればいいじゃん』
…はは、なんか懐かしい事思い出したわ。頼むぜ、ナギ…。んじゃ、こっちもそろそろ…
「ゴタクはいいから掛かってこいよ…吠え面かかせてやる…」
「わんわん…」
オレとノノがガザック達を煽る。ガザック達が見るからに表情を怒りに染める。
やーい、タンサイボー!
「…ずいぶん、コケにしてくれるねぇぇぇ」
「口だけは一丁前でも…俺達には勝てねぇんだよ!!ゴミが!!」
ガザックが一気に間合いを詰めてくる!
ノノは後方に跳び退き、オレは大剣を盾に、ガードの姿勢…
さーて…地獄の3分間、始めますかぁ!!
オレ達は再び戦闘に突入した!!
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