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オレの名前は夜須ヤス 海里カイリ。皆からはマイルって呼ばれてる。名前の海里を英語にするとマイルなんだってさ。オレの両親も、海外の友達が出来たらマイルって呼んでもらえるように、海外でも活躍できるようなビッグな男になるようにってこの名前を付けてくれたらしい。…ちなみに、英語のテストはいつも赤点!マイルです!


まぁ、そんなこんなで…絶賛戦闘中です。



「それで?……お前らは逃げねぇのか?」



ガザックとブレングスが武器を構えながら近づいてくる。オレ…こいつらキライ。




「逃げる?んなわけねぇだろ?お前らなんざ、オレ達二人で充分なんだよバーカ」


「おおぉぉぉ、言ってくれるねぇぇぇ…」


「ふん、足手まといを逃がしてやったか…まぁ、こっちも余計な手間が省けて助かるぜ」


「…は?」



足手まとい?…ナギが!?…



「しかし、お前達のギルド…あの腰抜けがギルドマスターらしいなぁ!」


「!!」


「おぉい!そりゃホントかぁぁ!?Eランクがギルマスたぁ、傑作だなぁ!!」


「雑魚の下につくとは…お前らも大変だなぁ、おい」


「ヒャヒャヒャ!俺達のギルドに入れてやろうかあぁぁ!?まぁ…魔石の採取が終わった後でだけどなぁぁぁ!!」


「「…黙れ」」



オレとノノの声が重なる。はい、コイツら許さん…。まぁ、最初から許す気ないけど。



「あ?」


「黙れって言ったんだよ、耳ついてんのか?…アイツのことなんも知らねぇくせに、ほざいてんじゃねぇよ…」


「おぉぉぅ…怖いねぇ」


「ハッ!…くだらん友情ってやつか?雑魚は馴れ合いに忙しいなぁ」


「ノノ達の……笑うの…許さない!」



恩人…か。そうだよな、ノノ。アイツがいなかったらオレ達は…



『そんなもん…ゲームの中でやればいいじゃん』



…はは、なんか懐かしい事思い出したわ。、ナギ…。んじゃ、こっちもそろそろ…



「ゴタクはいいから掛かってこいよ…吠え面かかせてやる…」


「わんわん…」



オレとノノがガザック達を煽る。ガザック達が見るからに表情を怒りに染める。

やーい、タンサイボー!



「…ずいぶん、コケにしてくれるねぇぇぇ」


「口だけは一丁前でも…俺達には勝てねぇんだよ!!ゴミが!!」



ガザックが一気に間合いを詰めてくる!

ノノは後方に跳び退き、オレは大剣を盾に、ガードの姿勢…



さーて…地獄の、始めますかぁ!!



オレ達は再び戦闘に突入した!!



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