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「グオオォォォウ…」
――――――――――――――――
ファットグール・グランデ Lv39
HP 1620/1620
弱点属性:火 聖
攻撃:ブレス(毒) 打突
噛みつき(毒)
魔法:なし
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俺達は木陰からファットグールの様子を伺う。グールの山があった場所にファットグールは戻ってきていた。ファットグールの周辺にグールが4体…あれ?ファットグールのレベルって38じゃなかったか?
「グアアアァァァ!!」
「!!!」
突然、ファットグールが近くにいたグールを両手で二体掴み、口の中に放り込んだ!
「く、喰った!?…」
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ファットグール・グランデ Lv39
HP 1700/1700
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HP総量が増えた!?コイツ!…共食いしてパワーアップしてるのか!?
「グオッ!?」
「「「!!」」」
ファットグールが急にこちらを向いた!見つかった!!
親玉と取り巻き二体…やるしかない!
「やるぞ!ノノ!マイル!」
「「おー!!」」
俺達は戦闘態勢に入る。まずは邪魔な取り巻きからだ…
「マイル!グール二体を頼む!ノノと俺で親玉の注意を引き付けるぞ!」
「了解!【炎剣】!!」
マイルがスキルを発動させつつ、グールに向かっていく。下級剣士のスキル【
「だったら…【ファイヤーボール】!!」
俺はファットグールの顔面に向けて火球を放つ!
…ダメージは62!?くっそ!思ったよりダメージ入らない!!
だが、ファットグールのヘイトを俺に向けることは出来た。その間にマイルが1体のグールを討伐!二体目に向けて走り出す。
「ガアァァウ!!」
俺はファットグールが放ってきた拳を躱す。動きはそこまで速くない、落ち着いて対処しろ…。
「おらあああぁぁぁ!!」
マイルが二体目のグールを仕留める!よし!後はこのでっかいのを倒すだけだ!
「後はテメェだコノヤロォォォ!!」
マイルが【炎剣】の効果が切れる前に、ファットグールに一撃!…78ダメージ!イマイチ有効打にならない!…
「ウ゛…バア゛アァァアァア!!」
「なっ!!?」
斬り掛かったマイルに向けて、ファットグールが紫色の息を吹きかける!ブレス攻撃か!!
「うっ!!…なん…だ、これ」
マイルに異変が起こる!苦しそうな表情のマイル。俺は直ぐさまマイルのステータスを確認。
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マイル Lv24 〈猛毒〉
HP 649/680
――――――――――――――――
「下がれ!!マイル!!」
マイルのステータスに〈猛毒〉の表記が!…
HPがどんどん減少している!これは…多少MPを削るが仕方ない!
「ノノ!少しの間、時間を稼いでくれ!!マイル!早くこっちに!!」
二人に指示を出しつつ、俺は【下級神官】にスタイルチェンジ。ノノは【
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