第59話 合宿初日⑤

 ビジネスホテルから国道を渡って徒歩五分。

 汐留海遊浜には大勢の来訪者で賑わっていた。

 見渡す限り、みんな水着を着用しており、今の時間帯はビーチバレーなど激しい運動は行われておらず、遊泳や日光浴が多い。


「じゃあ、私は海の家で待機しているから着替え終えたらそこに集合だ。わかったな?」


 中野先生は着ていた服をすべて脱ぎ終えると、持ってきていた手提げカバンの中に詰め、先に行ってしまった。

 それにしても本当にデカイな。本当にデカイな。大事なことなんで二回言ったんだが、本当にデカい……あ、三度目か。

 どこがかというのはもう俺の口で説明するまでもないだろう。

 見た目が幼いのにデカいとか……もはや反則だろ。

 そんなことを思いつつ、俺も更衣室がある場所へと向かう。

 気がつけば、隣には雪平の姿が見当たらない。

 ――あいつ、俺を置いて行きやがったな?

 先に行くんだったらひと声かけてくれたっていいだろ……。

 まぁだからと言って別にどうこうしようというのはないから別にいいんだけどさ……。


「さてと、俺も着替えるかか……」


【あとがき】

黒いハチに刺されました。

電気が走るような痛みの上に病院に行こうにもお金を下ろしていなかったので車で直ちに向かおうと思ったら運悪くスマートキーの電池切れにあい、そこで5分ほど立ち往生。そこからようやく出発できたかと思えば、9時過ぎてゆうちょのATM使えず。


とりあえず今から病院行ってきます。

というどうでもいいご報告をお許しください。

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