妹がブラコンだといつから勘違いしていた？

第5話

明香里

私は兄とは血が繋がっていない。私はお母さんの親友の子供らしい。どういう事かというと、私の本当の母親は私を妊娠したと彼氏に報告したら、捨てられてしまったらしい。でも母は私の事をどうしても産みたかったらしい。

母は無事私の事を産むことはできたが、それからはストレスで体が弱っていき亡くなったらしい。それから親友だったお母さんは、私をどうするか彼女の母親と話し合いをし、彼女の母親はもう年齢的にも無理そうなのでお母さんが私を引き取ることにしたらしい。

この事を兄は知らない。なぜ私は知っているのかと言うと中一の頃、この事に関する書類を見てしまい、お母さんに問い詰めたのだ。お母さんには、いずれ兄にも話すことになるけどまだ言わないで欲しいと言われた。

この秘密を知ってから私は兄とは本当の兄妹ではないと意識するようになり、ある程度の距離感を保とうと心がけている。

だが兄は必要以上に近づいてくる。正直兄は、カッコイイし優しい。だから私は本当の兄妹ではないと分かっているからこそ、凄いドキドキする。でも兄はこの秘密を知らない。兄の人生の邪魔をしないためにも、私は兄にとって一人の女性ではなく、一人の妹でいなくてはならない。

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タイトルと矛盾してると思った方がいると思います。ですが、タイトルがどの視点のものなのかが分かっていくと少し感じ方が変わると思います。まぁまだ分からなくて当然ですが。

では、これからもよろしくお願い致します。