第10章 魅惑の4連休! 〜③1日目の終わり〜
その日の夜。
玲は頭を巡らせていた。昼間に副島と2人きりになったときに彼から言われた言葉が、玲の頭の中に引っかかっていた。
「もしかしたらさ、知らないうちに中村さんに嫌な思いをさせているんじゃないかな」
「俺アイツに何かしたっけ…?」
考えても考えても、いやむしろ考えるほど分からなくなる。当然だ。だって玲は何もしていないのだから。
「…やめた!直で聞こう!」
玲は考えることを放棄し、Tube マニア上のアキとフレンドになった。そしてメッセージを送った。
「中村。俺、古賀。今日はなんかすげーゴメン。明日良かったら早めに家来ていいか?色々話したい」
しばらくして既読はきたが返信はない。ほんとに何かやらかしたのかと考えこんだその時。「分かった」との返信が来た。
ひとまず安心した彼は睡魔に誘われて眠りへと落ちていった。
明日、か…
ベットに腰掛けていたアキは、そのままベットに仰向けに倒れ込んだ。
本当は明日は何となく気まずくて勉強会の参加を休もうと考えてたのに。昼間の自分の言動の愚かさに吐き気がする。全てを遮断するかのようにアキは布団を被って踞った。
もうすぐ2日目を迎えるー
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