閑話 そういう選択もある

少年が ひとしきり 泣いた後


2人は すっかりのぼせてしまい

風呂を出た


女性「もう大丈夫?

着替えはっと、とりあえず これ着てな」

そう言って

オーバーサイズの自分の服を手渡す


少年「う、うん ありがとう お姉さん」

目は赤かったが

涙は止まっていた


女性「下着は流石に無いし

気になるなら

明日取りに行くから 我慢してね」

ニコリと意味深なことを言う 女


少年「気になるならって どうして?」

女と少年の間に

フワリと風が吹く


そこで少年が見たものは・・・


少年「お姉さん なんで履いてないの?」

少年は驚き 大きな声を上げる


女性「いやぁ〜、

ある日 洗うのが面倒になっちゃって

明日でも良いか~って

次々と貯めてたら

めんどくさくなっちゃって・・・」


少年「めんどくさくなっちゃって?」


女性「何時からか 履かないで居たら

それが楽になっちゃたんだよね(悟り)」

そういった女の顔は

何処か遠い目をしていた


少年「明日一緒に取りに行こうよ!!

僕だって

洗い物なら教えてもらったから出来るよ」

そう言う少年の目は必死なものだったが


女性「大丈夫だよ 少年、すぐに慣れるよ」

女の意思は無駄に硬かった


少年「風邪ひいちゃうよ!!」

少年はまた 大きな声をあげたのだった


閑話休題

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