ノリと勢い
無理やり大会を一週間後開催することを決めたその夜。
「所でなんであいつこの学校にいるんだ?仮にもお嬢様学校だろここ」
「特待生制度でしょう、一分野に特化した高校生を積極的に集めてもいるらしいですし。その類だと思いますよ、今年は海外からの優秀な娘も来るって噂になってましたから」
ダンガンロンパかよ。ふーんと相づちを打ちつつ画面とにらめっこ、ネットでテリー窓に行き対戦の申し込みをして猛特訓中である。俺が努力なんてキャラ崩壊もいいとこだ。
トキには俺の癖、挙動がほぼ読まれていた。以前の奴の持ちキャラはリュウ。灼熱波動拳を打ち集中力とガードを削ぎ、近づくとほぼミスらないコンボで稼ぎ最後は執拗に肘を当て擦り昇竜拳というあいつの性格の悪さが前面に出た戦い方だった。格ゲーでもやってろっちゅうねん。
もしそのままリュウならばいくつか癖があった、だが今回はテリーである。混乱してあいつの癖を確認する暇もなく、そもそもあの時はまったくトキと当てはめていなかった。キャラは変われどあのやらしい戦い方で思い出せれば戦略を練れたというのに…不覚。
とりあえず癖は保留。試合中探るとし、キャラメタに入る。テリーはリュウ、ケンと同じコンボ主体キャラ。ささやかだが速度と威力を変えられる飛び道具、復帰、稼ぎ、撃墜に使え特殊入力により挙動と威力の変わるB技。それに繋げられ隙も少なく扱いやすいA技と地上ではとてつもない突破力のあるアタッカーだ。
弱点も勿論ある、まず復帰力。意外と軽いテリーは真横に大きくふっとばされると何もできない。素直に斜め上に飛ばされても上Bや横Bは空中で出した後は隙だらけでありタイミングをよく図る事が必須となる。それに続き空中機動性、空中での左右移動、落下が遅く着地狩りにすこぶる弱い。
突くとしたらそこだろう、幸いベヨには画面端まで相手を連れていくコンボがいくつか存在する。当てにくいが当てるしかもう勝ちの道が見えない、練習練習だ。でも多分一回も決まらないんだろうなあ!
朝も昼も夜もスマブラに明け暮れた、学校ではあれ以来トキの姿を見ていない。あいつも練習でもしてるのだろうか。
夜は熱帯に篭もりミナミにも戦っているところを見てもらって指摘を貰う。自分では気付かなかった悪い癖や問題点を事細かに伝えてくれるミナミはやはり最高だ。本人は「これでまた遠のいてしまいます」とぼやいていたが。
五日、六日とあっという間に過ぎ遂に当日。昨日のご飯はトンカツが出てきた、いつでもママ力が高い女である。勝ったら告白でもするか。
放課後、エレベーターをミナミと共に降り会場へ。いつもと違い周辺のスイッチが台と共に片付けられ、ほぼ全校生徒じゃないのかという人数が集まっていた。これもうトキに密告されなくても今日中にバレるだろ…まあ今更止まれない、俺は止まんねえからよ…!
お嬢様ごみの中からトキが現れる。
「やあ。今度は逃げずに来たね、決勝で会うのを楽しみにしているよ」
それだけ言うと背を向けてしまった。
「おい待てよ、この試合が終わったらお前に言いたいことがある。だからすぐ逃げんじゃねえぞ」
振り返り目を見開くトキ、しかしまた何も言わず今度こそ行ってしまった。
「あの、」
「ん?」
「何を言うつもりなんですか?」
「いや別に、昔あいつが大会前そんなこと言っててさ。真似したかっただけ」
シラーっとした目で見てくる、なんだなんか言いたいことでもあんのか。
「ま、散々付き合ったんです。負けたら承知しませんからね」
「オウ、この勝利はお前に捧げるぜ」
「また阿呆なこと言って……頑張ってください」
「ああ」
告げ、俺は中央へ向かった。
さあ始まった、一応トーナメントという体なので順番に戦っていくことになるが、まあ肩慣らしである。モブお嬢様もそれなりに強いが所詮俺の敵ではない。はっきり言って今の俺はかーなーり強い!軽く屠っていきサクッと決勝へ。
当然トキも強い、癖でも見抜こうと思ったが尻尾すら出しやしない。あっという間に決勝へ来た。並び立つ俺たち。
「ここで言葉は…いらないね?」
「ああ」
すげえ今のやり取りスポ根漫画っぽい!感動しつつも中央のクソデカモニターの真下にセットされているプレイ用のモニターの前に肩を並べ座る、懐かしい気持ちだ。あの時とは場所も取り巻く環境も違うのになんでだろうな…
キャラクターを選択、勿論ベヨネッタ、相手はテリーだ。違ったらかなり困る。3ストック七分制、終点化ランダムでスタート。
ステージは攻城戦、曲はif~ひとり思う~。
「手は抜かないよ?」
2、
「望むところだ」
1、
でもちょっとくらい抜いて欲しいかな…
GO!の合図で始まった。即接近、テリーに距離を詰める。開幕バレットを撃たず肉薄するとは思いもしなかっただろう、動揺したように後ろ回避で距離を取ったテリー。更に詰める、密着しフェイントのステップを入れた後上Bで浮き上げる、つもりだったがその場回避され着地に弱二段を当てられた、そこから入力パワーダンクが決められる。このコンボだけで30%近くが蓄積した、一ミスでここまでとはやはり恐ろしい地上性能だ。
横に飛び受け身を取る、追撃のパワーウェイブを小ジャンで躱し接近、ガードで弱を受け二段目をビシッとジャスガ。大きく隙が出来たので下強、浮かし空前、三段目まで当たるがそこまでで移動回避され内側へ抜けられる。
またこちらへ近づいて来たので上Bで巻き込みを誘うがステップで躱される、落ちながら横B、するとこちらは当たった。がコンボにはならない、着地し再び肉薄、弱を打って来たのでジャスガを合わせる。しかしバーンナックルが刺さってしまう、と思いきやバットウィズウィンが発動、回避が間に合わなかった時に発動するベヨネッタ特有のアビリティ。ダメージは半分受けるがコウモリの姿になり回避する優れものだ。
すぐさま下強、空上、上B、ジャンプ即上B、最後にもう一度空上を当て稼ぐ。65%まで届いた、中々だ。崖際に逃げたので追撃のため接近、牽制に反転空後、空前を交互に振っていると空中から差し込んできた所に運よく空後が当たる。大きく横へ飛ぶテリーに隙ありと相手のジャンプに合わせてノンチャバレットを撃つ、するとなんと素直に当たった、運がいい。苦し紛れの上Bを打って来るが届くはずもなく落下、相手は残り2スト。しめしめと横を見るとトキはじっとりと不気味に笑って、いや嗤っていた。
強がりにきっきっ決まってる、動揺なんてこれっぽっちもしt、してないが慌てず騒がず落ち着いて油断せずに行こう。降りてきたテリーから無敵時間の間逃げまたこちらから差し込む、ジャンプして下入力横Bで突撃、が、迂闊だった。ジャスガされ黄金の弱二段入力パワーダンクを決められた。70%まで来たがまだ戦える、今度は自分が崖際へ…わあ!もう詰めて来てるよお!ガードが間に合わず弱二段、崖際はやばいって!回避を…!
勿論間に合わず入力バーンナックルで撃墜、まったくストックのアドを発揮出来なかった。無念。これでお互い2対2、これからが本番だ。
もうさっきのようなミスはすまい、無敵時間を利用し距離を詰めてくるテリーから逃げ、擦ってきた弱をジャンプで避ける、すかさず着地し横B長押し。素直に当たり打ち上げた、空上、逃げられる、詰めて上B、これは当たるがまたしてもずらされコンボにならない。
もどかしさを覚えつつ崖際で攻防。横強をガード、ジャスガを狙ったが続いて弱で押され抜けるガード。そのまままた弱二段からのパワーダンク、それしかできんのか!とことんやらしい奴だ。
受け身を取るがパワーウェイブを合わされそれにも当たる、マズイマズイもう70%だ。空から差し込むがタイミングよく…いやしまった、ミナミから指摘されていた飛び道具に当たると無警戒に飛ぶ俺の癖を忘れていた。克服したつもりだったが…
自分の不甲斐なさを悔いるも時すでに遅し、空Nで落とされ二度目の弱二段バーンナックルに当たる。少しはミスってくれよ!80%超えた、崖際に飛ばされて焦る。横Bで崖へ捕ま…ギャア!パワーウェイブが飛んできた!ぺちっと当たり掴めない。二段ジャンプでもう一度横B、今度は上手く帰れた。接近しDAをかましてきた、流石に舐めすぎだ。
ジャスガ、弱連打のオラオララッシュで稼ぐ。横に倒れた所に小ジャン空N、起き上がりに合わせて当てる。また飛ぶがジャンプしこちらにパワーダンクを打ってきた、回避、上Bを擦り当たった、そのまま横B、回避抜けを読んで一旦離れた所に空下、上手く決まった、が。テリーが100%になりGOサインが灯る。こわい。一度警戒し崖へ…って止まらない!来るな来るな!
一息つこうとしたのが悪かった、100%を超えて蓄積しているというのにノータイムで突っ込んでくるとは。空Nで遠ざけようとするがバーンナックルに当たり場外へ、横Bを使い崖へ…そこにまたもやバーンナックルで突っ込んできた。お前B技ぶっぱの小学生みたいなことを!それが世界の戦い方かよ!
バーストエフェクトが出て撃墜される、まずい。GOが出たままストック不利とは負けるかもしれない。いあいあまけない、おれはまけない。横を見る、こっこいつ…なんて顔しやがる。微笑などではない、嘲笑だ!ぐぬぬぬぬぬ許さない許さない許さない!
「結局はこの程度か、やはり君は以前より大分弱いよ。重い期待を背負わせて、いやすまなかったね」
怒りが限界突破しふと、思う。そもそも過去の因縁のため戦うなんて青臭いこと俺には似合わないのでは?約束だの過去だの努力だのアホらしい。何が重い期待だ、そんなもん元から背負わず俺はすっとぼけてただ楽しくゲームするくらいが丁度いいのさ。
スーッと頭が冴え視界が広がる様だった。そう思うともう早い、勝ちは狙うがどんな汚い手を使ってでも勝ってやる。その猫かぶったすました顔を剝がして今晩のおかずにしてやる。ゲへへ…トキで抜くなんて中学卒業以来だ。
楽しみすぎてこの状況から勝つ方法をざっと一万通り思いつく、主に性的な方向で、だ。さてどれで行くか…
「えい」
ふにゃん。
「きゃあっ!」
とりあえずおっぱいだろ、横から揉んだった。流石に往来で二の腕は自重した俺を褒めたたえて欲しい、てかきゃあて。頭の中で幸せが弾け全身に幸福が染み渡る、大きさは普通だがなんと素晴らしい理想郷だ。正にアヴァロン、罪なき者のみ通る事を許された原初の星、魂の在処である。………でもなんか違う気がした、本物を触れた機会がほぼないので確信が持てないがまさか………
とりあえずそんな煩悩にも打ち勝ち動きの乱れたテリーにスマッシュを決めカイシャクした俺は聖人に違いない。こんな事で試合を乱すなど愚の骨頂。仕置きとしてこの手で今夜自分磨きしてやる。有難く思え。
「オイオイどうした?動きが乱れてるぞ?しかも顔真っ赤にして、性欲魔人はこれだから困る。触れるだけで発情とかお前は岡本倫の漫画かよ。こっちまで恥ずかしいから早くゆずソフトの世界に帰ってくれオナニー魔人さんよ」
「ふっざけるな!お前がヘンな事してくるからだろう!なーにがゆずソフトじゃお前はヒロインが一人も出てこない戦国ランスだろうが!」
「うわぁ頭エロゲでいっぱいじゃん。やだやだこっそりあなで島風くんエロ同人買った時職質受けて店内で俺に向かってあの人に買ってこいって言われました本当はそういうプレイ中なんですって誤魔化す奴は」
「ふん、その後真に受けられてリュックの中に入ってた愛宕エロ同人見つかって店内晒し上げ食らってた奴に言われたくないね!」
「言いやがったな!俺の結婚相手(仮)である秘書艦のあられもない姿を往来で見せつけた恨み今晴らす!おんみょうだんをくらえ~!」
トキの目の前でケータイのフラッシュを焚く。
「うわっまぶし、死ね!天覇封神斬!」
「うげああァ!!??」
強かに股間を蹴り上げられる。転がる俺、その隙に動かなくなったベヨネッタにとどめを刺そうとしていた。根性で起き上がりベヨを逃がす、なんだかんだ一対一だ、絶対勝つ。
隙を見て次は背中、ケッケッケ、ブラのホック外したろ、片手で滑らすようにプチっと。手応えあり。
「おいブラのホック外れてんぞ」
「ブラフに決まってる」
「上手いこと言うな」
「やかましい、今すぐ終わらせてっっっ!?!?!?」
気付いたな、ヒャッヒャッヒャッ!いい顔になったじゃあないか!
「おっおっお前!どこでこんな下らないワザを!」
「うっせえ俺の特技を忘れたのか!」
「あれはいつものお前の下らない冗談じゃ…!」
「相手をだます時は半分本当の話を混ぜるんだ、このようにね。わかったかいアケチクン?」
「ぐっ…!」
おお男梅も顔負けな赤面だ。髪も伸びたしまるでニセコイの終盤の作画みたいになってるぜ。あんなクソみたいなオチの漫画の代わりならすぐできるさ。すわ、モブお嬢様が出てきた。なんだなんだ。
「すみませんがこれは真剣勝負、今まで見過ごしてましたが流石にやりすぎでございます、自重してくださいませ。相手は女性ですのよ?」
「アッハイ」
「ここで時希様を守らせて頂きます、さあ今度こそ真面目にどうぞ」
「はーい」
そんな気持ちはもうさらさら無い!ならばもう言葉責めしかないか…テリーはもう体制を整えている。まともに戦ったら多分勝てない。
多分言葉責めも一回きりだろう、次は猿ぐつわでもされそうだ。
まともに試合が再開してしまった、隙だらけの間に散々ボコりテリーは80%にまでなっている。こちらはまだ30%、有利も有利だがGOサインもコンボも警戒しなければいけない状況である。多分このままじゃ逆転される、だって横からすっごいオーラとか出てんだもん。親友の地球人でも粉々にされたのか?
接近してきたテリーのコンボを喰らわないようによく観察、かつ100%にしないように回避優先だ、なったら多分即木っ端微塵にされる。怖い怖い。
「どうした!攻撃しないのか!?かかってこい!」
アンダインみたいな事言ってんよ〜、終わったら槍で串刺しのち、三枚にひらかれてこんがり焼かれてしまうのではないだろうか、ケツイを固めつつ思考の海に沈む。
相手の動きを一言で鈍らせ、弱らせ、撃墜へと至る魔法の言葉を必死に思考する。あれもこれもと考えるが…特に思いつかない…別に伝説の木の下で告白したりも鳴らないはずの時計塔の鐘の音が思いを告げた瞬間鳴ったりした訳でもないし漫画みたいな名セリフが急に思いつく訳が無い。ちなみに俺はほむらと九段下さん派だ。
うだうだと防戦一方を繰り広げているとつい癖で黄金コンボを決めてしまった。灯る、GOサインが。
お嬢様の壁の隙間から見えたその顔は今日一番の悪役ヅラだった。OPで汐王寺のメイド服脱がす時の鞠也の顔よりヤバイ。
!まずい、弱に当たった。これは繋がる!二段目まで浮かされパワーゲイザーに直撃、一気に60%近い。アホじゃねえの誰だよこのキャラ考えたやつはよ!次崖側コンボ繋がりでバスターウルフでも当たろうものなら即終了だ、中央中央!
命からがら逃げ中央へ、ガンガン詰めてくる。後ろを取っても格ゲー参戦キャラ特有の自動振り向きが上手いこと働いて拳にすいこまれてしまう。どうす…あっ。
こちらが下強を挟み込んだ所をジャスガされ相手の下強キャンセルが決まる、また下強キャンセル、ずらしを…!
が、当たる。バスターウルフが。中央なのが助かった、何とか崖に捕まり一命を取り留める。次当たったらバスターウルフだろうとパワーゲイザーだろうとどこでも死ぬな…
回避上がりでもう一度中央に行き空中技で牽制する、こっちくるなくるな!にも関わらずさらに突っ込んできた。まさか、まずい攻撃をやめなくてh
『バシィ!』
あーあ!やっぱりまたジャスガだ!俺の特技をそう簡単に使うな!はい終わり!負け!解散!みんな帰っていいよぉ!
画面がスローモーションに見える、ああ……上強キャンセルを当てられる。次はまた上強だろう、そのままパワーゲイザーを……………
ゲイザーを………
………
……
…
全然関係ない事を今思い出した、なんか今言えば面白そうなことになると直感が告げている。どうせ負けるなら言うか。
「もしかしてパッド?」
ズレた、ワンテンポ。
ブレた、ワンコンボ。
顔は見えなかった、でも確かに響いた。ノータイムで繋がるはずのゲイザーが飛んでこない、遅れて。
『パワー…!』
テリーのパワーゲイザーは発動後直撃までにパワー部分の声が先に出る。すかさず出す、ここまで封じ続けたカウンター。一発逆転の切り札、最後の虎の子だ。
『ゲイザー!』
直撃。が、スローモーションになるテリー。今度は感覚ではない、ウィッチタイムが発動し隙だらけのテリーがそこに止まっていた。
「ああああああアアアアアアアアア!!!」
「プギャーーーーーwwwwwwだっっっっっさ!!!!!!!」
「お前お前お前お前!なっ、なっ、なわけないだろ!お前みたいなクソ童貞に分かるわけ」
「まだ俺のバトルフェイズは終了してないぜ!」
「は?」
スマッシュを振らずにウィッチタイムで止まっているテリーに密着し上強、浮く。ジャンプし空上を当てるとテリーが後ろの場外へ飛んでいった。二段ジャンプし即、空後が刺さり撃墜、最後はあっけないものである。
「はー疲れた。めっちゃ練習したんだからな?空後、これで文句ないか?」
一週間くらいだけど、
「えっ」
虚をつかれ声を漏らすトキ。
「だーかーらー昔言ってたじゃねえか、空後がいつも甘いから練習しろって。約束守ったんだからあの時のことは許してくれって、な?わざとじゃなかったんだ」
「覚えてたんだ」
「当たり前だ、俺を誰と心得る」
「ド変態のクソチキン野郎」
「なっなにおう」
顔を伏せ黙り込むトキ、暫くすると顔を上げた。
「そっか」
その表情は、
「機嫌、直してくれたか?」
まるで、
「仕方ないなあ」
まるで、あの時。初めて家で一緒に遊んだ時のような―――
「それでパッドなの?」
「うるさい」
やっぱり謝罪はノリと勢いに限るな!
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