第474話 即落ちサマンサ
サマンサが待つ前で、先にヴィクトリアとチェルシー、モニカの三人が全裸で俺に抱き、いろいろし始めた。
「ヴィクトリアよ。先に私だと言ったところではないか。何をしているのだ」
「はい。ですからサマンサ様の為に、アレックスさんの準備をしております」
「準備? 挿れるだけであろう?」
「その挿れる為の準備ですよ……アレックスさん。サマンサ様のご準備をお願い致します」
どうしてこうなった……としか思えない状況なのだが、もうやらない訳にはいかず、三人に抱きつかれたまま、サマンサの所へ。
「ん? その大きな棒の前に指で何を――っ!? な、何だその指使いはっ!? ま、待てっ! こんなの知らないっ! ど、どうなっているんだっ!? わ、私の身体が勝手にのけ反るっ!?」
サマンサがガクガクと身体を振るわせているのだが、大丈夫か?
「む? もしやサマンサ殿は初めて……なるほど。いや、アマゾネスという女性しか居ない村なのだから、当然か。ご主人様、ここは分身を使ってあげるべきかと」
「モニカ? どうして分身を?」
「サマンサ殿は初めてなのです。周囲の女性陣と一緒に初めてを迎えれば、不安と緊張を取り除いてあげる事が出来ると思うのです」
残念ながら俺にはよく分からない感覚だが、同じ女性のモニカが言うのだから、従った方が良いのかもしれない。
現にサマンサが一人でブリッジしていたりして、よく分からない事になっているしな。
「わかった。≪分身≫」
「やったー! では、早速私にも一体……おほぉっ! ご、ご主人様は、早くサマンサ殿へ……もう準備は大丈夫でしょうから」
モニカが喜んで分身の一体を連れて、離れていく。
いや、モニカは自分がしたかっただけでは無いのか?
若干、そんな事を思いつつも、サマンサを抱きかかえる。
「えっ!? こんなのが!? 太……っ!? お、奥まで……む、無理っ! もう一番奥まで届いてりゅうぅぅぅっ!」
「ど、どうなっているのだっ!? どうしてこの男が何人にも増えて……ほぁぁぁっ! こ、これが男っ!?」
「お、おい! どうして私たちにまで!? ……も、もっと! これはヴィクトリア殿がハマるのも仕方ない~~~~っ!」
モニカが言って居た通り、周囲のアマゾネスたちもサマンサと一緒に初めての体験をして……よかった。緊張が解きほぐされたようで、自分から動き出した。
それからどれくらいの時間が経っただろうか。
一応サマンサの反応から、十回は余裕で満足しているはずなので、そろそろ分身を解除しようかと思っていると、
「サマンサよ。これは一体、どういう事ですか!? 貴女は女性だけの部族アマゾネスの長。子孫繁栄の為ならばともかく、この短時間で三十回も達するとは……何を考えているのですっ!」
突然、怒気を含んだ声が村中に響き渡った。
「こ、この声は……も、申し訳ありません。実は、ヴィクトリアとチェルシーが羨ましくて……わ、私も男を知ってみたかったんです」
「この、愚か者めっ! 私の聖域の外であれば許そうとも思いましたが、その男に夢中で、聖域の中に入り込んでいる者が居る事に気付いていませんね!?」
「えっ!? い、いつの間に……あ、アレックス! お前はそんな卑怯な事を!? み、見損なっ……えない! これが凄すぎるのぉっ!」
何が起こっているのかは分からないが、族長のサマンサが身体を震わせる程の……あ、これは自分で動いているだけか。
だが、族長よりも上の存在の何かが居るのは確かか。
しかし、聖域というのは何の事だ?
話から推測すると、この場は問題無いんだよな? サマンサがここで……って言ったくらいだし。
「……あれ? モニカは何処へ行ったんだ?」
「パパー。モニカは、レアなシチュエーションをー……っていいながら、あっちへいったよー?」
ユーリが指し示したのは、最初にサマンサが出て来た洞窟で……要は俺の分身を連れて、この奥に行ったのか!
「サマンサ。この奥には何があるんだ?」
「ふぇ? わ、我々アマゾネスの守護神様が居らっしゃる場所。代々の族長のみが入る事を許され……って、だ、誰か入ったのか!? この奥へっ!?」
「すまない。おそらく、俺の仲間が……」
「あ、アレックス! 大変だ……お、奥へ連れて行ってくれ。わ、私はもう足腰がガクガクで動けないから、このまま抱きかかえて……おふぅぅぅっ! 挿れたままは衝撃がぁぁぁ~~~っ!」
モニカがマズい場所に居るらしく、サマンサを抱きかかえたまま、洞窟の奥へ向かって走る事になってしまった。
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