第215話 お仕置き?
「な……何なの!? あの人間の男、ざこ……じゃないっ! 四人に分身するし、アレは凄く凶悪だし、何よりあの量……何回出すんよ! しかも、あれだけしておいて、平然としているし。……たった一人で女の子たちを全員満足させているんよ」
「凄いですよね。あぁぁっ! 私も混ざりたいのにっ! 貴女もですよね?」
「えっ!? ……う、ウチは別に……」
「ふふっ。私は房中術を身につけていますからね。もう匂いで分かるんですよ。貴女が目の前の光景を見て、性的に興奮している事は。……ただこれ、見せつけられているだけなのは、本当に拷問なんですけどっ!」
西エリアになるシェイリーの社へ移動し、ソフィへの魔力補給をもう一度したというか、まぁその……シェイリーの要望に応える事に。
ミオの結界で動きを封じられているヴァレーリエと、その側で待機しているサクラの人形サラが何かを話しているが……ミオたちの嬌声でよく聞こえない。
というか、ミオたちは先程までしていたのに、当然のように今回も参加するのは、どうなのだろうか。
まぁ多少は控え目だったというか、シェイリーを優先させてはいるが。
「ふふっ。うむ、素晴らしかったぞ! 以前より胸に秘めていた、前と後ろと口から三本同時に飲むというのは、想像以上に良かったのだ!」
「シェイリー殿。ご主人様の分身ではなく、魔法で増やした姿ではあるものの、五本同時攻めというのも凄かったぞ」
「ほほぉ。知らぬうちにそんな事が……何!? 兎耳族の者の中には、十本同時という猛者が居た!? ふむ、これは負けておられぬな。しかし、やはり魔法で生み出した姿ではなく、アレックス本人とその分身の方が良いのだが……」
いや、何の話なんだよっ!
シェイリーとサクラが話を終え、それから更に暫く続いた後、
「ふふ……そろそろ良いであろう。ミオ、その竜人族の結界を解いてやってくれぬだろうか」
「む……何をするのじゃ?」
「まぁ良いではないか。話は聞いたが、アレックスを殺そうとしたのであろう? かなりキツい灸を据えてやらねばな」
「ふむ。シェイリーがそう言うのであれば……解除したのじゃ」
シェイリーの言葉でミオがヴァレーリエの結界を解く。
「や、やっと動ける……」
「ふふ……竜人族の少女よ。今、何処を触ろうとした?」
「――っ! べ、別に何もしてないし」
「ふっふっふ、分かるぞ。アレックスのを見て、メスの本能が刺激されたのであろう。だが、アレックスは優しい男だ。心の底から反省し、誠心誠意謝って頼めば、きっとお主の身体と心を満たしてくれよう」
「くっ……な、何とも思ってないし。べ、別にウチは……」
「見てみよ。あの、乳女とシノビの惚けきった顔を。既に、アレックスのアレの事だけしか考えられなくなっているのであろう。そして、向こうの天使族の幸せそうな顔……アレックスは、お主が失った物をきっと埋めてくれるぞ」
シェイリーがヴァレーリエに何か話し掛けているが、全裸の仁王立ちで前からも後ろからも、俺のアレが垂れているのは構わないのだろうか。
話の内容はあまり聞こえないが、どちらも気にしていなさそうなので、まぁいいか。
「神獣……じゃなくて、シェイリーは何処まで知っているの!?」
「何も知らぬぞ。だが、竜人族が奴隷にされる程だ。想像はつく」
「う、うぅ……」
「アレックスの所へ行くが良い。何もかもを忘れさせてくれ、新しい扉を開いてくれるであろう」
シェイリーとの話が終わったらしく、ヴァレーリエが俺……とユーディットの所へやってくると、
「あ、アレックス……ごめん、なさい。ウチは、本当に悪かった……です。せっかく助けてもらったのに」
深々と頭を下げて謝りだした。
暫く謝罪の言葉が続くと、
「アレックス。この人、心にいっぱい傷があると思うのー。だから、幸せにしてあげて欲しいな。私みたいに」
そう言って、ユーディットが俺から離れ、ヴァレーリエに寄り添う。
「アレックスなら大丈夫だよー! だから、行ってきてー! ……えーいっ!」
かと思ったら、ユーディットがヴァレーリエのパンツをずり下ろし、その背中を押して俺の所へ。
いや、良い感じの話なのかなって思ったら、全部吹き飛んだよ!
ヴァレーリエも糸を引くくらいに溢れているしさっ!
「皆も協力してあげて欲しいのだ。アレックスの分身全員で、竜人族の少女に最高の時間を与えてあげようではないか」
「えっ!? ウチは初めてだから、出来れば普通にして欲しいんよ」
「遠慮するでない! さぁアレックスよ! 自動行動スキルを、鬼畜モードに設定するのだ! 全力で突きまくるのだっ!」
いや、シェイリーはマジで何を言っているんだよっ!
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