挿話34 だいしゅきホールドなアークウィザードのエリー
私がアレックスの最初の人になるって決めていたのに、リディアさんとニナちゃんに奪われてしまった。
アレックスは触っただけだと言っていたけど、絶対に最後までしてるでしょっ!
「さぁアレックス。私にもしてっ!」
「いや、どうして服を脱ぐんだよっ!」
「アレックスのを飲んでる時は、いつもパンツ以外脱いでるわよっ!」
「た、確かに」
アレックスの左手をとり、私の胸に運んで、キスをしながら、空いている右手を……っ!?
す、凄い。好きな人に……アレックスに触られるとこんな感じになるんだ。
暫く触って貰ったところで、立っていられなくなったので、ベッドで横になると、
「じゃあ、そろそろ戻るか」
「戻るか……じゃないわよっ! ま、まだだもんっ!」
「そ、そうなのか。すまん」
どうして、こんな中途半端な所で終わろうとするのよっ!
せめて私がイ……そうだ。
私だけじゃなくて、アレックスも我慢出来なくしちゃえば良いんだ。
「アレックス。ちょっと、ここに寝転んで」
「……? いいけど、何をするんだ……っ!? え、エリーっ!?」
「いつも、私たちは舐めてるでしょ? たまにはアレックスも舐めてよねっ!」
そう言って、アレックスの顔の上に……って、メチャクチャ恥ずかしいんだけどっ!
で、でもやるんだからっ!
リディアさんたちとはしたんだから、私だって!
腰を落として、アレックスのを舐め……んあぁぁっ! 何これ凄いっ!
「……エリー? 大丈夫か?」
「な、何が?」
「いや、ビクビクって震えだしたかと思ったら、動かなくなったからさ」
「だ、大丈夫に決まっているでしょっ! それより、もっと……」
あぁぁぁっ! 凄いっ! しゅごいぃぃぃっ!
無理……いつもしてる事が、全然出来ない。
アレックスは、いつもこんな状態で仁王立ちしてたの!?
だ、だけど私だって……私だって、リディアさんやニナちゃんには負けないんだからっ!
「お、おい、エリー。無理はするな……」
「だ、大丈夫だもん! そ、それより、そろそろ良いわよね?」
「いや、それはダメだろ」
「ダメじゃないわよっ! ここまでしておいて、放置する方がよっぽど酷いわよっ!」
ここまで全てを見せ合って居る仲だし、リディアさんやニナちゃんとはしたんでしょ!?
だったら、私にもしてよっ!
「しかし俺のは、その……量が……」
「アレックスは、私の事が好きなの!? 嫌いなの!? どっち!?」
「好きだ。当然好きだっ!」
「だったら、つべこべ言わずに、抱きなさいっ!」
アレックスのアレを私のにあてがい、思いっ切り腰を……落とすっ!
「~~~~っ!」
「え、エリー!?」
「えへへ。やっとだよ。やっと私の願いの一つが叶った。今は……ちょっとだけ、このままで居させて」
少し痛いけど……嬉さの方が上回ってるから平気かな?
暫くしてから、私がぎこちなく動くと、アレックスが優しく抱きしめてくれて……うん、頑張った。
たぶん、アレックスがこっそり治癒魔法を使ってくれたんだと思う。
徐々に痛くなくなってきたから、最初はゆっくりだったけど、どんどん速く激しくなっていって、
「~~~~~~っ!?」
お腹の中が凄く熱い。
これが……アレックスの。
えへへっ! やったね! やっとアレックスと結ばれた!
……と、微笑ましかったのは、ここまで。
絶倫スキルと超回復スキルを持つアレックスが、一度で終わるはずもなく、五回出してもらったところから記憶が無い。
というか、その間ずっと私が達していたから、もしかしたら、意識も無かったのかも。
頭が真っ白になって、アレックスの事以外何も考えられなくなって……次に気付いた時には、ノーラちゃんみたいに、両手両足でアレックスにしがみ付いてた。
「アレックス! 凄い! 凄いのーっ!」
そこから、三回くらいして、ようやくアレックスのが落ち着いたので、綺麗にお掃除してあげると、再び……こ、これはエンドレスになるっ!?
それでも良いけど、もう日が完全に落ちてるわよっ!?
「エリー殿、おめでとう。では、次は私が……」
「えっ!? モニカさんっ!? いつからそこにっ!?」
「いつから……って、エリー殿がご主人様にだいしゅきホールドをし始めた頃からだな。エリー殿が激怒しているだろうから、何とかご主人様を助けてきて……と言われて来てみれば、これだ。ズルいではないか!」
「だ、だいしゅきホールド? よ、よく分からないけど、皆待って居るでしょうし、早く戻りましょう」
「エリー殿。自分だけスッキリしておいて、それは酷いっ!」
大急ぎで服を整え、小屋の近くにあるお風呂で軽く身体を洗い……って、アレックスのがいっぱい溢れてくるっ!
浴槽の中に沢山入っちゃったけど、こっちのお風呂を使う人は居ないし、大丈夫よね。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます