第64話 リディアとモニカの胸の張り合い

「エリーさん。こんな感じでいかがでしょうか?」

「一先ず、広さとしては十分だと思うわ。ありがとう、リディアさん」

「リディアさん、ありがとうございますー!」


 モニカの聖水生成スキルの有効性や明らかになり、じゃあ次はフィーネに魔法を教えよう……となったので、家と小屋から程よく離れた中間地点くらいに、魔法訓練場を作ってもらった。

 と言っても、畑一つ分と同じ広さを石の壁で囲って空き地にしただけだが。


「じゃあ、エリーはフィーネに魔法を教えてあげて欲しい」

「任せてっ!」

「エリー先生っ! 宜しくお願いしますっ!」


 それから、ニナはフィーネの食器類を作ると言い、ノーラは家の内装を、俺とリディアは作物の世話をする事に。


「モニカは家の掃除……か?」

「んー、お兄ちゃん。それは、内装が終わってからの方が良いかもー」

「では、一人で洞窟……というのも、何かあった時に困りますし、ご主人様とご一緒させていただくという事で」


 モニカも俺たちと一緒に行くと言うので、収穫を担当してもらう事にして、南へ。

 いつものように壁を広げ、今回はセサミ――胡麻畑を作る事に。

 モニカは少し離れたコーンを収穫に行くと言って、俺たちから離れた所で、


「アレックスさん。今なら、夜を待たずして出来ますよ?」


 俺の背中に乗るリディアが、耳元で囁いてくる。


「ま、待ってくれ。確かに俺はエリーやモニカに、その……アレを飲ませた訳だが、だからと言って、リディアまで同じ事をしなくても……」

「お二人は良くて、私はダメなんですか? まさかアレックスさんは、私の事がお嫌いで……」

「そうじゃなくて、だって男のあんなモノを飲んだりするなんて、イヤじゃないか?」

「いいえ。アレックスさんのでしたら、そんな事は全然思いませんよ」

「しかし……一度そういう事をしたら、俺は止まらなくなってしまうんだ」

「大丈夫です。私が全て受け止めてあげますから」


 まだセサミを半分くらいしか生やしていないというのに、リディアが俺の背中から降りると、俺のを出し……って、なんだか手慣れてないか?


「ふふっ。アレックスさんの……久しぶりです」

「えっ!? リディア?」

「やっぱり気付いてらっしゃらなかったんですね? まだニナさんが来る前は、こうして朝に飲ませていただいていたんですよ?」

「ど、どういう事?」

「だって、アレックスさん……毎朝凄く大きくされていましたから。あの頃から、私はアレックスさんの事が好きでしたし、出してあげなきゃって……」


 リディアから、まさかの告白を聞き……って、ちょ、ちょっと待ってくれ。

 リディアは物凄く上手いんだが。


「眠ってらっしゃる間に何度も飲ませていただいて、アレックスさんの弱点は知っていますから」


 そんな事を言いながら、リディアが舐めたり咥えたり……あっという間に出てしまった。


「凄いです。朝、お二人とされたんですよね? それなのに、凄く濃い。それに、まだ大きいままですね」

「いや、これはスキルのせいで……」

「大丈夫です。アレックスさんのは、全部私が……」


 それから暫くして、


「ぜ、絶倫スキルと超回復スキル……す、凄まじいです。ですが、私はアレックスさんの奥さんになるんですからっ! これくらい……」

「ふっ……こんな事だろうと思っていたよ。リディア殿。一人でご主人様の相手は無理だ。助太刀しよう」

「も、モニカっ!? ……って、どうして既に脱いでるんだよっ!」


 何故か既に全裸となっているモニカが現れた。


「リディア殿の事だから、ご主人様と二人っきりになれば、きっとこうなるだろうとは思っていました。となれば、混ぜていただく方が良いに決まっているではないですか」

「あの、コーン畑に入って行ったのは、全てを見越した上でだったのか」

「はい。屋内ではなく、青空の下で服を脱いでいくのは……ちょっと興奮して、思わず聖水が作られてしまいました」


 ……その聖水は、どうなったんだ?

 まさかコーン畑に……作物は大丈夫なのか?


「乳女さん。こんなに明るい場所、しかも外で全裸に……」

「はっはっは。私はリディア殿に出来ない方法で、ご主人様にご奉仕出来るからな。それをするには、服が邪魔なのだっ!」

「くっ。胸で挟むなんて……わ、私だって、それくらい出来ますっ!」

「ふっ……」

「は、鼻で笑いましたねっ!? み、見てなさいっ!」


 リディアとモニカ……大きな胸と小さな胸が競うように何度も揺れ、何度も二人の胸を俺ので汚してしまった。

 だが、まだ俺のは治らず、二人が頑張ってくれていると、


「お兄さーん! 土器は乾燥待ちだから、こっちを手伝いに来……えぇっ!? お兄さんに、リディア、モニカも……な、何をしているのっ!?」


 ニナが来てしまった。

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