挿話25 五年ぶりに幼馴染のを触るアークウィザードのエリー

「凄い……男の子って、五年でこんなにも変わるんだ」


 シェイリーさんに場所を代わってもらい、アレックスの正面で跪く。

 最後にアレックスと同じベッドで眠ったのが五年前の事だ。

 あの頃は、男の子の事をあまり分かっていなかった。

 だから、朝起きてアレックスの毛布が盛り上がっていたのを見て、毛布を取ってパジャマを少し脱がせ、大きくなっていたアレを思いっきり見ちゃったのよね。

 ……そこで止まればまだ良かったんだけど、好奇心旺盛だった私はアレを触りまくって、弄っているうちに変なのが飛び出し、顔にかかってしまった。

 当時の私は訳が分からず、お母さんにありのままを話しちゃって……あれ以来アレックスと一緒に寝たりお風呂へ入ったりするのを禁止されちゃったのよね。


 ……と、思い出はさておき、五年前は手で触るだけだったけど、今の私なら大丈夫!


「え、エリー……」

「大丈夫。アレックス、私に任せて」

「おぉっ! 流石エリー殿。ご主人様の大きなアレを、いきなり口で……わ、私も加勢しよう」


 アレックスのって、こんな味と匂いなんだと思っていると、唐突にモニカさんがアレックスの後ろへ回り……えっ!? この人、しゃがみ込んで何してるのっ!?

 モニカさんが何をしているかは分からないけれど、私は私で頑張っていると、アレックスに顔を抱きかかえられ、


「エリー……俺は、もう……」

「――っ!? …………す、凄い勢いで出るのね」


 喉の奥に、びゅーって物凄く濃いアレが放たれた。

 何て言うか、凄く……濃い。量も多いから大変だったけど、大好きなアレックスのだし、もちろん全部飲んだけどね。


「では、次は我がしよう」

「ま、待って。アレックスには私がしてあげるのっ!」

「いや、我は構わぬが……無理はするでないぞ?」

「大丈夫ですっ! 私はアレックスと結婚するんだから、全部受け止めるんですっ!」


 アレックスと私以外の女性がエッチな事をする所を見たくない一心で言ったんだけど……


「す、凄い……ま、まだ出来るんだ」

「エリーよ。気持ちは分かるが、三人ですら足りないかもしれん。少し休憩するのだ」

「そ、そうですね。残念ですが、交代します」


 口で三回、胸で二回……だけど、まだ治る気配が無い。

 ちょっと、絶倫スキルと超回復力スキルって、凄すぎない!?

 それから、三人で代わる代わる頑張った結果、


「三人とも、大変な思いをさせてしまって、本当にすまない。おかげで、落ち着く事が出来たよ。本当にありがとう」


 アレックスのが小さくなった……って言っても、全然小さくなんて無いんだけどさ。


「ふふっ。我はアレックスの子種を……途中から数えるのはやめたが、二桁は飲んだからな。空中で戦える程には力が回復しているであろう」

「ご主人様のは、凄かったです。ご立派で、どれだけ出していただいても、衰える気配が無い。つ、次は是非、口にではなく、こちらへお願い致します」

「だ、ダメよっ! そ、それは私が最初にするんだもんっ! アレックス……次は、誰にも邪魔されない所で、その……しようねっ」


 今回は他の女性が居て引いてしまったけど、子作りは絶対にアレックスの最初の人になる!

 そう思って、アレックスに宣言したら、


「ちょ、ちょっとアレックス!? ど、どうしてまた大きくなってきているのよっ!」

「いや、エリーが胸を押しつけながら、可愛くそんな事を言うから……し、仕方ないじゃないか」

「か、可愛く……って、わ、私は普通にお願いしただけなのに」


 三人で頑張って出し切ったと思ったのに、また大きくなってしまった。


「ふむ。こうなったら、エリーの言うように、口ではなく、こっちで……」

「だ、ダメぇぇぇっ! 絶対にダメっ! それは、私がするのっ!」

「はっはっは、冗談だ。この凶悪なアレックスのモノでは、我の小さな身体が壊れてしまうぞ。だから、それはエリーに譲ろうではないか」

「な、なんだ。冗談ですか」

「うむ。だから、先ずはアレックスの指から始めて、少しずつ慣らして……」

「って、アレックスの手で何をしているんですかっ!」


 アレックスの右手に変な物を押し付けているシェイリーさんを引き剥がし、再び三人がかりでアレックスのを元に戻す事に。

 それにしても、シェイリーさんじゃないけど、私もこんなに大きいの……大丈夫なのかな?

 とりあえず、皆でちゃんと服を着て、小屋へ戻ると、


「……ん? 三人から、何か変な匂いがするよー?」


 獣人族だからか、嗅覚が鋭いと思われるノーラちゃんが、不思議そうに首を傾げる。

 あ、危ない。

 さっきの事は、絶対にバレないようにしなきゃ。

 ノーラちゃんは、無邪気に真似しそうだもん!

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