挿話24 ご主人様にご奉仕する駄メイド兼マジックナイトのモニカ

 エリー殿が社から出て行き、ご主人様とシェイリー殿、そして私の三人が残る。

 まさか、シェイリー殿の力を回復するのに、ご主人様の子種が必要などという、素晴らしい話になるとは思わなかった。


「ふむ。では、アレックス。早速しようではないか」


 シェイリー殿が躊躇なく、ご主人様のズボンに手を掛ける。

 流石だ。メイドたちから話は聞いていたものの、いざとなったら、私は戸惑ってしまっていただろう。

 だから、シェイリー殿がする所を見せていただき、しっかり勉強しなければ。


「モニカ。その、見学って……」

「ご主人様。私も、ご主人様と恋人関係にあるのです。シェイリー殿と目的は違えど、きっと今後の為になりますので、どうかこの場に居る事をお許しください」

「アレックス、良いではないか。別に減る物ではないし、たっぷり見せてやろうではないか」


 シェイリー殿がそう言いながら……で、出たっ!

 これが、ご主人様の……お、大きい。

 シェイリー殿が小さい事もあってか、尚更大きく見えてしまう。

 しかも、これが更に大きくなるはずだから……おぉっ! シェイリー殿が小さな舌で、アレの先を……ど、どんな味なのだろう。後で、私も実践させてもらえないだろうか。

 ……よく見ると、ご主人様もこういう事は初めてなのか、困惑しているようで、棒立ちのまま茫然と遠くを見つめている。

 これは、チャンス!


「失礼致します」

「も、モニ……」


 ご主人様とのキス……嬉しい。

 しかも、シェイリー殿のおかげか、ご主人様が私を求めているような気がする!

 今なら……今なら、色々と許されるかもっ!

 キスを続けながら鎧を外すと、ご主人様の手を私の胸へと運んでみる。


「――っ! ……も、もっと強くても大丈夫ですっ!」

「モニカ……」


 ご主人様が私の胸を揉みしだいて……これは、凄くイイッ!

 嬉しさと気持ちよさで、何かが溢れ出て来た気がした所で、


「む……アレックス。お主のが大きすぎて、我の口では咥えられぬのだが」

「で、では、私がお手伝いいたします」

「そうか。では、我の手には太すぎるので、お主が手でアレックスのを頼む。出てきたモノを、我が口で受け止めよう」


 更なるチャンスがやって来た!

 シェイリー殿が、ご主人様のモノの先端を両手で持ち、先端だけを口に含んでいる。

 代わりに私がご主人様のモノを手で……あ、更に少し大きくなった?

 そのまま続けていると、突然ご主人様が小さく震え、


「――っ!? …………ふぅ。あ、アレックス。量が凄すぎるぞ。窒息するかと思ったではないか」


 どうやら、無事にシェイリー殿が飲めたようだ。

 ……あ、あれ? 男性は、その……一度出したら終わりだとメイドたちから聞いていたのに、ご主人様のは硬いままだ。


「ふむ。流石、絶倫スキル持ちだな。まだまだイケそうだ。乳女よ……もう一度やるぞ」

「は、はい! では、失礼します」

「ふ、二人とも、すまない。一度火が付いたら、中々治らなくて……その、頼む」


 ふふっ……ご主人様にお願いされちゃった。

 初めは大きさにビックリしたけど、ご主人様の一部なんだって思ったら愛おしくなってきて……うん。この後シェイリー殿が三回飲んだ。

 でも、ご主人様のはずっと元気で、私も二回飲んで、これに加えて胸に挟んで一回……だけど、まだ治まる気配がない。

 もう一度シェイリー殿が飲んだところで、


「お、応援を呼んできます!」


 社の外で待っているエリー殿の元へ。


「エリー殿!」

「……ふぅ。終わったのね。物凄く時間が掛かったけど……って、モニカさん!? どうして全裸なのっ!? それに、変な匂いが……まさかっ!?」

「エリー殿が想像したような、子作りはしていない。そうではなくて、ご主人様が大変なのだ。助けて欲しい」

「えっ!? アレックスが!? ど、どうしたのっ!?」

「説明するより、見た方が早い。早く来てくれ」


 エリー殿を連れ、再び社の中へ戻ると、シェイリー殿が小さな手で頑張っていた。


「あ、アレックス……きゃぁぁぁっ! ……す、凄い。アレが大きくなったら、こんな事になるんだ」

「エリー殿。そんな事より、助けて欲しい。もう八回くらい出しているのに、まだあの状態なのだ」

「えぇっ!? お、おかしくない!? ……あ、もしかして、絶倫スキルと超回復力スキルのせい!?」

「おそらく。ご主人様は、まだ満足出来ていないようで……エリー殿。このような状態故、無理を承知で言うが、どうか手伝って欲しいのだ」

「……わ、分かったわよ。アレックスも、あのままじゃ、皆の所へ戻れないもんね」


 そう言って、顔を真っ赤に染めたエリー殿が、ご主人様の元へ行き、シェイリー殿と交代した。

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