第16話 想いが通じる五分前

 それは小さな声でつぶやいた。薄暗闇の、埋めようがない距離の中で、彼女に聴こえるはずもないその声を発したととき、彼女が僕の目を見てうなづいた。それは偶然かもしれないし、必然かもしれない。

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Distance 瑞原えりか @erie1105

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