ここからが始まり 六
女子の声と女子の群がり。
ドア前付近には何やら他クラスの女子生徒たちが何かを中心とし円となり群がっていた。紅天は何事かと思いその群がる集団をみた。オーラが女子たちによりピンク色だということはわかり、何となく察せた。
「うわ、すげぇ群がり様だな」
「本当。女子の集団で吐き気がするわ」
げんなりとその情景を見た、
なぜこんなにげんなりとするかって?それは両ドア塞がっているカオスすぎる状態にだった。左側のドアは
紅天は女子たちのオーラ、そして心情声を聴いたらすぐわかった。
他クラスの栄西くんお二人ですね。
ちなここまで心情声まで騒ぐ女子たちは久々だった。騒ぐにしても栄西家の五人は三、二で分かれていて他クラスということもあって近くにはそんなにいなかった。
この学校には栄西家のグループである人々が通っていた。
近場で三、二に分かれいるがこんなにも女子たちが心情声から普通の声までうるさくなるなんてことを紅天は知らなかった。
先生に怒られ両ドアとも女子たちは退散をした。
(あの子、もしかして
(兄さんも他クラスにいる俺らに言うんじゃなくてあいつらに頼めばいいのに…)
あいつらとは紅天と同じクラスの栄西三人組だった。
えっ、私が超能力者だってバレているのですか?!
紅天は御手洗に行かせて下さいっ、と断わりを入れ二人を連れ人げのないところへと行った。
「やっほー!君が千鶴が言ってた例の子ね」
「この子が本当に兄さんの言ってた子なの?」
噂ではきいたことありますが本当に綺麗な方々です。
イケメンというよりかは綺麗。その一言にすぎた。
一人の男子はハーフで髪色のオレンジ系色に天然パーマがかかっていて目が大きくクリクリとした低身長で陽気に話しかけるフレンドリーな男子。もう一人はストレートの黒髪に高身長モデル体型。目が垂れている二重男子。まさに両方とも綺麗系なハイスペック男子だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます