第7話 酒乱の長澤美穂。親友立ち合いの初体験
明大前への引っ越しの夜、私の新居で宴会が始まった。
ホットプレートで焼肉をし、富雄が買ってきたビールで引っ越し祝いと私の誕生日のお祝いをしてくれた。
缶ビールが無くなると、私は部屋においていた「ヘイグ」というウイスキーのボトルを出した。
当時、斉藤慶子がCMをし、彼女の水着カレンダーが欲しくて買った酒だった。
そのウイスキーを飲み始めてから、美穂さんの様子がおかしくなった。
後でわかったが、彼女は酒乱だったのだ。
私も富雄もそこそこ酔ってはいたが、美穂さんの乱れ方は酷く、そしてエロかった。
酔った美穂さんは、隣に富雄がいるにも関わらず私に抱き付き、
「はじめて会った時から中村君の事好きだったの」
そして私の唇を奪った。
それが私20歳の誕生日、ファーストキスだった。
しかし隣には富雄がいた。
そして美穂さんはベッドに座っていた私を押し倒すと、私の上に覆いかぶさって来た。
食い込みホットパンツを履いたままの美穂さんがだ。
冷静な富雄は私達に
「なにやってんの~?」
と声をかけたが、美穂さんは気にせず私を抱き付いて来た。
私はその時、ピチピチのスリムジーンズを履いていたため、ジーンズを上手く脱ぐことができず、もたついていた。
すると富雄が
「ほら、主水ガンバレ!」
そう言うと、一気にズボンを裾から引き抜き、脱がしてくれたのだ。
私の下半身はようやく自由になれた。
富雄は私の初体験を応援してくれたのだ。
しばらく富雄は事に及び始めた私達のベッドの横で酒を飲んでいたが、やがていなくなった。
童貞だった私は、美しく、大好きだった年上の女性とベッドの上で悪戦苦闘した。
経験豊富の彼女に対し、私はまったくの童貞だったからだ。
それでも、美穂さんの手招きもあり、初体験に成功した。
美穂さんは、
「今日は大丈夫な日だから」
と言う。
私は何のことかわからなかったが、とりあえず中に出させてもらった。
後に「安全日」という名称を学んだ。
童貞で20歳になったばかりの私は、とにかくも必死でがんばった。
約2時間位だろうか。。。。
4回目を達成した私は酔いもあり、気絶する様にベッドの下に転げ、そのまま眠ってしまった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます