第126話:溺愛と不安
「サクラ、大ダンジョンで集める魔獣や魔蟲を増やしたら、もっと早くもっと多くスライムを育て増やす事はできるか」
俺はサクラに確認してみた。
ブロアーが生まれてから心配性になってしまったようだ。
だが心配性になれたことに正直安堵している。
俺の本性は薄情だと思っていたのだ。
理想的な人間になりたいと思いつつ、本質は酷薄な性格だと思っていた。
自分の子供にも愛情が持てないのではないかと不安だったのだ。
「それは大丈夫でございます、アレックス国王陛下。
ただ本気で効率的にスライムを増やすのでしたら、教都に駐屯させているスライムの大半を呼び戻した方がいいです」
「なるほど、だが聖女を教都に残しても完璧に護れる最低限の分身は残したい。
その方法で効率的にスライムを増やし、サクラが成長する方法をとってくれ」
「承りました、アレックス国王陛下」
自分でも無理無体な事を言っている事は自覚している。
だがサクラは無理無体を聞き入れてくれた。
教都には聖女護衛用にレベル2のキングスライムを駐屯させてくれた。
とは言っても普段はビックスライムの形態で隠れている。
いや、隠れているというよりも、教都にアジトを創ってくれている。
サクラは俺の中二病を満たしてくれているのかもしれない。
教都の地下に城砦としても使える迷宮を創ってくれてる。
土や石まで食糧にできるスライムだからこそ可能な事だ。
もし処刑された教皇や枢機卿団の残党が聖女を手に入れようと動いても大丈夫。
即座に聖女を連れて地下迷宮に逃げ込むことができる。
周辺各国から輸入したスライムと合体統合してサクラはレベル9キングスライムになり、クラリス・アレックス街道砦町築城用にレベル1キングスライムがいる。
サクラは大魔境の大ダンジョンにいるのだが、それでも以前から駐屯させていたレベル9ロードスライムをレベル1キングスライムにして残してある。
レベル1キングスライムとは言っても、成り立てではなくレベル2キングスライムまで残り半分、ロードスライム5体分を分離する余裕がある。
他にもスーニー王国王都防衛用にレベル1キングスライム1頭。
リークン王国防衛用にレベル1キングスライム1頭。
スーニー王国王都と大魔境の間で輸送任務にレベル1キングスライム1頭。
リークン王国と大魔境の間で輸送任務にレベル1キングスライム1頭。
教都と大魔境の間で輸送任務にレベル1キングスライム1頭。
父親と弟の幽閉役にレベル1キングスライム1頭。
隠し玉を兼ねて、リークン公爵家とリークン王国の資金稼ぎ用にレベル1キングスライム3頭を放してある。
「従魔クラン」
牛・馬・山羊・羊・犬・狼・猫・山猫・猿・狐・狸・鳩・鴉・鷹・鷲・鳶・蛇・蜥蜴・蝙蝠・リザードマン・ペガサス・ユニコーン・ケンタウロス・グリフォン・コボルト・ミノタウロス、オーク、コボルト、スライム等。
「従魔クラン・スライム班」
従魔師:1名・アレックス・リークン
従魔司:1名・アルペーシュ(137頭)
:他5名
従魔士:857名
「主なスライム」
レベル9キングスライム :1頭(常にアレックスと共にいる・教都遠征用)
レベル2キングスライム :1頭(教都の聖女護衛用)
レベル1キングスライム :1頭(クラリス・アレックス街道砦町築城)
レベル1キングスライム :1頭(大魔境の大ダンジョンに居座る)
レベル1キングスライム :1頭(スーニー王国王都防衛用)
レベル1キングスライム :1頭(リークン王国防衛用防衛用)
レベル1キングスライム :1頭(スーニー王国王都と大魔境の間で輸送任務)
レベル1キングスライム :1頭(リークン王国と大魔境の間で輸送任務)
レベル1キングスライム :1頭(教都と大魔境の間で輸送任務)
レベル1キングスライム :1頭(父親と弟の幽閉役)
レベル1キングスライム :1頭(大魔境で狩りをして公爵家の資金稼ぎ)
レベル1キングスライム :1頭(大魔境で狩りをして公爵家の資金稼ぎ)
レベル1キングスライム :1頭(大魔境で狩りをして公爵家の資金稼ぎ)
レベル1ヒュージスライム:137頭(クラリス・アレックス街道砦町築城)
レベル1ビックスライム :354頭(各地代官)
レベル2ヒュージスライム:4頭(アルペーシュに貸し出し中)
レベル1ヒュージスライム:5頭(従魔司5人に貸し出し中)
レベル9ビッグスライム :4頭(アルペーシュに貸し出し中)
レベル5ビックスライム :30頭(従魔司5人に貸し出し中)
レベル1ビックスライム :1914頭(各地代官)
「個体から成長した特別なスライム」
ヒュージスライム:35頭
ビッグスライム :672頭
「各種特殊スライム」
アシッドスライム :592頭
マジックスライム :543頭
ポイズンスライム :5848頭
ポーションスライム:3075頭
ウッドスライム :3496頭
ロックスライム :4127頭
ブロンズスライム :49頭
アイアンスライム :315頭
シルバースライム :12頭
ゴールドスライム :9頭
「従魔クラン・ゴブリン班」
従魔司:17名
:マリア:女性166頭
:ヒュージゴブリン:4頭
:ビックゴブリン :13頭
:ホブゴブリン :149頭
:ニーヴ:女性150頭
:ヒュージゴブリン:2頭
:ビックゴブリン :11頭
:ホブゴブリン :137頭
:フレイ:男性134頭
:ヒュージゴブリン:2頭
:ビックゴブリン :8頭
:ホブゴブリン :124頭
:テーレ:男性122頭
:ヒュージゴブリン:1頭
:ビックゴブリン :6頭
:ホブゴブリン :115頭
:他13名
従魔士:846名
「従魔クラン・オーク班」
従魔司:他7名
従魔士:671名
「主なオーク」
レベル1ファイターキングオーク:1頭
レベル4プリーストロードオーク:1頭
レベル3プリーストロードオーク:1頭
レベル2プリーストロードオーク:5頭
ファイターヒュージオーク :25頭
プリーストヒュージオーク :61頭
シャーマンヒュージオーク :93頭
ファイタービックオーク :698頭
プリーストビックオーク :836頭
シャーマンビックオーク :1068頭
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます