第3話父の浮気
なかなかノブを忘れられない母に嫌気がさしたのだろう。
父は浮気をした。彼女が妊娠したらしい。
だが父は断固としてレイコの親権を求めた。
調停を繰り返している私は2歳になっていた
「ねぇ、どうしてレイコちゃんにはパパが居ないの?」
その一言で離婚をとどまったらしい。
保育園の先生も父が戻り
最近レイコちゃん明るくなりおうちの話をよくしてくれるんですよ?
と言ったそう。
やはり父親は必要なんだなあと母は痛感した。
その頃、ミキハウスの水着が届いた。
父は会社の人に頂いたといったが実は彼女からだ。
その彼女はミホとしよう。ミホは私を引き取り家庭を持ちたかったのだ。
父と母がさやにもどり、これからがレイコ、私の運命が狂わされていく。
義母か実母かどちらが幸せになれたのか
この頃の私は何も知る由もなかった。
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