こんまりさんとダンボール問題(1)

ここまでこのエッセイもどきを書きながら、さらには、皆様からいただくコメントに返信しながら、この前やっと思い出しました!(←忘れていたことに、逆にビックリしたんだけど)


もともとグータラしてて、ラクな方へ流されがちな私ではあるのだけど、それにしても、なんでこの1、2年くらいここまで家がグチャンコのカオスになっていたのかっていう、その理由!


そういえば、去年の6月に母の引っ越しで実家がなくなったんでした!!


その整理・処分で、売れそうなものや整理しきれなかったものをうちに持ってきたんでした!!


でも、実家をたたむのが想像以上に肉体的精神的ダメージが大きくて、引き取ってきたモノたちの整理・片付けに取りかかる気力も体力も長い間まったく戻らず。


結果、ずっとカオスのまま放置され、そのうち売るものだけは何とか売ったんだけど、その他のモノはとりあえずの場所に散在することになってて、本来の片付いた形が崩れたまま「現在に至る」となっていた。。。


ということを、すっかり忘れてました!!


よかった、これで私のダメ人間ぶりが(自分的には)少しは薄まった気がする(笑)



……さて、ここから本題。


前に、片付けや収納術に関する本や雑誌を見るの大好きって話をしたと思うのだけど、そういうのがしきりに取り沙汰されるようになる前から & 百均グッズがはびこる前から、収納にはちょっとうるさかった私です。


なんせ実家にいるころから、たくさんあるモノたちを、狭い子供部屋に何とか少しでも見栄えよく、かつ、効率よく収納しておく必要に、常に迫られていたので。


一方で、私には紙袋や箱が捨てられない、という困ったサガもありまして。。。

そこで、これら包装容器・梱包材が溜まりに溜まったところで、収納に活用しよう! という妥協策を、すでに自ら編み出していたわけです。



ときに、私の記憶が正しければ、今の片付けブームの初期に、最初に片付け本的なものとして注目を浴びたのは、辰巳渚さんの『「捨てる!」技術』じゃなかったですか?(もちろん、持ってます!)


その後、主なところでは、やましたひでこさんの「断捨離」やら、こんまり流を基準にした片付け術? やらがワラワラ出てきて、語呂の良さから、物を減らして整理整頓=お片付けをすることが、一般的に「断捨離」と言われるようになったと認識してます。(一方のこんまりさんは、世界進出!)


わかっちゃいるんです。この人たちの言うようにやっておけば、間違いないんだって!


そして、何度か試みてはいるんです。


でも、絶対に、完璧にそのようにはできないんです(私は)!!


以前、テレビか動画かで見たやましたさんの断捨離では、最後は、たとえば調理台の引き出しには小さな調理グッズ一個しか入ってませんでした。


できます!? そんなこと??


極めれば、そこまで行く(らしい)んです、断捨離は。


でも、そんなの私には絶対に無理!!



それと、何度かやって、私が実感とともにものすごくよくわかったことは、


「ときめかなくても、どうしても捨てられないものは、絶対にある!!」


ってことです( • ̀ω•́ )✧


これを、こんまりさんに言いたい!



その捨てられないってことが、ときめくってことなんじゃないの!? って、思う向きもあるかもしれませんが、その物を見ても、全然ときめきませんよ?


そうじゃなくて、逆に、それを捨てることに胸が痛む、みたいなことじゃないかと私は思うのです。


言ってみれば、その物を残すことに対して、積極的選択じゃなくて、消極的選択みたいなこと?

残したい! というときめきじゃなくて、捨てられない! という強力な痛みとか執着みたいなもの?


こんな人が、断捨離なんて、できるわけがないです。


だって、断捨離の究極は、モノへの執着を手放すことなんですから。。。


きっと、あのセンセイたちは、もともとミニマリスト(の素質を持ってる)に近い人か、(整理整頓術で食べていくために?)心を鬼にできる人たちなのです。


そういえば、ある有名人がミニマリストらしくて、最後には何もない部屋に一つ残ったテーブルまでノコギリでサイズを切りつめてしまったって話もありましたね(まあ、そこだけ見れば逆にわかる気もするが)。


さておき、以上のことから、こちらのエッセイのタイトルも「断捨離」となってるわけなのでした。


(続く)

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