拝啓、あのひとへ

みなはら

第1話 拝啓、あのひとへ


―ありきたりな恋の歌の歌詞を思いつつ、ちょっと試した詩です(笑)―




こんにちわ!

元気ですか?



僕はまだここにいて、

から元気で毎日を過ごしています。



あなたとの時間はわずかだったけど、


とても楽しい時間を過ごせたんだよ。



いつかぼくらが、

一緒に暮らしたいって言ってたことは、


結局、がんばっても叶わなかったけど、


あのころに、飛び続けていた毎日は、


やっぱり僕の宝物だったんだ。



手をつないだ河川敷の夕焼けや、

一緒に座った土手の草の匂いや、


そんな大したことのない日常が、

今、とても懐かしく思えるんだ。



ぼくはあの土手でひとり座りながら、

暮れてゆく日をながめてる。



それじゃ〜ね!

元気でね。

そんなことを思いつつ、


Gパンの尻についた枯れ草を払って、

ぼくはあの河川敷を後にする。



やっぱりこの街は、

あなたの思い出にあふれていて、


こうして一日を過ごしても、

ほんとうに飽きないよ。




日が落ちて、街の灯が増えてゆく。


ぼくは少し背を震わせて、

上着のポケットの、しわくちゃになっているティッシュを引き出して鼻をかむ。


改札を足早に抜けて、

ぼくは家路への道を急ぐ。



そして、アパートの、灯りの消えている部屋の前で、ポケットから部屋の鍵を出し、ドアノブの鍵穴へと差し込んだ。















そして「ただいま」と、

ぼくは小さくつぶやいた。




--------



−あとがきのようなもの−


特にモチーフにしたものは無いのですけど、

ニューミュージック系のフォークソングみたいな曲が、なんとなく流れてきますね。かぐや姫の『神田川』とか(笑)←なんとなく、さだまさしの『檸檬』とか『吸い殻の風景』のようなイメージで仕上げてみたかったんですけど(¨;)

浮かばないのはしかたないです(^_^;)



やはり風景の様子は、なんとなく東京です。

自分にとって、若かりしころの世界と創作の原点は、あの青い空とビルの街並みの景色に象徴された世界なんでしょうね(笑)



書いてはみましたが、出来が悪いですね( ̄▽ ̄;)

やっぱり自分、音楽センスはないですわ(^_^;)

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拝啓、あのひとへ みなはら @minahara

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