第4話
まぁそっからなんやかんや仲良くなって、連絡先とか交換して、で、なんかいつの間にか一緒に昼飯を食べるような仲になって、で、なんかいつの間にか一緒に帰るような仲になって、で、なんかいつの間にか二人に告白されてました。
まて、一緒に下校から告白までステップアップしすぎでは?悪いが、俺は何か二人に対して好感度を上げるような真似したっけ?と本気で思っている。
まぁ、いくらかはあったような気がするが、そんなに一瞬で裕翔くん好き好き!とかなるようなやつじゃないし………ナンパから助けたり、迷子になった二人(別々)を探したり、誕生日にプレゼントを上げたり、スパチャ投げたり………あ、最後関係ねぇや。
とりあえず、俺はまじでこの二人が俺を求めているのかさっぱり理由が分からん。俺は鈍感系ではないと思っていたのだが、まさか鈍感系だったとは……不覚。
「裕翔くん」
「裕翔…………」
ハッキリ分かることは、この二人が人目もはばからずに抱きついたり抱きついたり抱きついたりしてくるせいで、男子からの視線がヤバい。どのくらいヤバいかと言うと、視線で俺を殺せるくらいやばい。
おい、そこで睨んでるやつ。お前たしか彼女いたろ。ぶっ殺されるぞ彼女に。
そして、この二人は、とんでもない選択肢を与えてくる。
そう、それは、まふゆとこはねどっちが好き?という究極的選択である。
この問いの裏には、犬山さんと冬城さんではどちらの方が好きか、という意味合いもあり、ここで選択をミスったら多分俺は死ぬ。
そして、俺はどっちが好き?ではなく、どちらも好きである。俺は二人のてぇてぇが好きで、二人が好きなのである。
それを二人に言ったら、そしたら何故か二人で俺をシェアすることになっているらしい。いやなんでやねんと50回くらい突っ込んだ。
いや、確かに俺は2人のこと好きよ?でもね、それ恋愛的な意味じゃなくて、アイドルとかに向ける好きの方向性なのであって………。
だから、ぶっちゃけまふこはのことは好きだけど、犬山さんと冬城さんへのこの感情が未だによく分かっていないわけで………。
好き、だとは思う。でも、それは恋愛的な意味で言うと分からない。二人から抱きつかれたらそりゃもうドキドキするし、いい香りにドキドキしっぱなしだよ?
でも、それは男子高校生の思春期特有のあれであって、体が自然と反応してしまう一種の生理現象だ。
………なんか今更だけど俺ってすげぇクズ人間に思えてきた。二人にこんなにアピールされても、結果は保留?二人のことが好き?
まぁ、はたから見たらふざけんなとか言いたくなるだろう。ぶっちゃけ俺も言いたい。
でも……実際経験してみ?皆絶対同じ気持ちになるから。まぁそうないと思いますが……。
とりあえず、俺にはハーレム系主人公は絶対に無理だと悟ったよ。
……まぁ、しっかりとこの二人とは向き合っていこう。後悔しない選択をするためにも。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
さて、自分でも何を書きたいのかが分からなくなってきたぞ????
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます