〈3〉替え歌フェスタで笑わせよ!!
カラオケ。
男女が自然と親しくなれる、絶好のスポット。
歌うも
そういう、認識だったんだけどな。
少なくとも、俺の中では。
その
だのに。
「どぅぅぅぅぅおして、こぉなるかなぁ……」
ノリノリな3人とは対象的に、下がる俺。
瞬時に、持っていたマラカスを置き、距離を詰める
「大丈夫?
膝枕する?
耳掻きして、フーフーする?」
「
それ」
「
「して
今と、ここじゃない機会に」
「ケチ」
中々に
頬を膨らまし拗ねる
まぁ、しゃあない。
これもこれで、一興か。
大体、言っても聞かないだろうし。
ここは、開き直っとくか。
さて。
持ち直した所で、説明に入ろう。
これから俺達が使う機種は、『オタカラ』。
まぁ確かに、アドリブ替え歌に対応
そんな
思い付かんから、
恐らく、コンシューマー版ゲームか、のヤンデレ系だろう。
確かに「一見、
さしずめ、最強◯✕計画とかだろう。
ポテンシャルが底知れないダーク・ホースなので、要注意だ。
次に、
子供扱いを嫌う割に、
そんな
実に分かり
定期的に替え歌も披露してるし、勝率は高いかもしれない。
読めないのは、
ピシゲか、激アツ系か、下ネタ系か、百合か、演歌か、裏をかいてバラードか。
企画者が自分である以上、
どうやら、相当の自信が
「
これは、予想通り。
して、画面に表示されたタイトルは。
『マッ◯が近い』
「……んぅ?」
一斉に、首を
そんな中、いざマイクを持ち、立ち上がり、スポット・ライトを浴び。
いざ。
『オー、オー、ナッナナナナッナー!
オー、オー、ナッナナナナッナー!
断ち止まるヒマなんか無いさ
勘が得る余裕なんか無いさ
有明への
炸裂の
余りにも多いな
しょげる、曲げるもんか
似合わ、
信じる、個別ルート進むだけさ
どんな姿勢でも、仕方でも構わない
この手を放すもんか
マッパが近い
いつまでも、いつまでも、推し続けるんだ
どこまでも、どこまでも、愛絶えぬ勇姿を
どこまでも、どこまでも、萌えたぎる
オマエロー
いつだってピローに
その笑顔、
どうしても守り抜かなくちゃ
その赤い
何でもいいから、誰も泣かない
絶対、見付けるんだ
何度も、
ディスク折っちゃダメだ、前の
大切な
思いっ切り、抱き締めて
マッハな期待
オー、オー、ナッナナナナッナー!
オー、オー、ナッナナナナッナー!
罠で
信じる、この個別ルート進むだけさ
どんな姿勢でも、仕方でも構わない
この手を放すもんか
マッパが近い
いつまでも、いつまでも、推し続けるんだ
どこまでも、どこまでも、愛絶えぬ勇姿を
いつまでも、いつまでも、恋し続けるんだ
どこまでも、どこまでも、萌えたぎる
オマエロー』
ピシゲ、激アツ、下ネタ。
まさかの、三点盛り。
「……」
本家やファンに怒られそうとか、思うけどさぁ。
てか、確実に敵に回しそうなんだけどさぁ。
にしてもさぁ。
……
この、完成度の高さ。
てかさぁ。
「勝ち目無さ過ぎでしょぉ……」
「右に同じぃ……」
「
サキの負けだぁ……。
#シン・コジワ」
「まだ
失礼ね」
こうして、
そっからは、普通にカラオケになった。
それっぽい空気になったかって?
察しろ。
※
そーしーてー、
「
戦渦に立つ、ニアカノ
その、
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