第19話 リビング戦



荷物を置いた後、リビングに向かった。今日のご飯はお鍋だ。彩芽も一応料理できるんだ。料理を作られてるんだったら紫苑さんと姫星さんは何をしに行ったんだろう?

そんなことを考えてる内に紫苑さんだけは帰ってきた。

「紫苑さん、お帰り。どこ行ってたの?」

「それ聞いちゃいます?」

聞いてはいけないことなのかな・・・?

「言いたくなかったら言わなくていいよ」

「まぁ、別に聞かれてもいいんですけどね〜。この近くにいる友達に会いに行ってました」

「あれ?買い物じゃなくて?」

「え?買い物?そんなこと1度も言ってないですよ?」

ということは、彩芽も彩芽で緊張していたのかな?じゃないと間違えることは・・・・・・ないはず。

「そんなことよりいい匂いしますね、誰が作ったんですか?」

「私だよ、紫苑」

「え、彩芽ちゃんが作ったの!?彩芽ちゃん料理出来たんだ〜」

「失敬な。友達とかには作ったことは無いけど、練習はさせられていたからね」

「大変なんだね〜」

「香織は料理できるの?」

「それ聞く?」

「勝った(ボソッ)」

「ん?彩芽何か言った?」

「言ってないよ」

「ただいまかしら。誰あなた?」

姫星さんが帰ってきた。

「初めまして、天童です。姫星さんですよね?」

「えぇ、そうよ」

姫星さんが(何この女。マウント取る気?)みたいな雰囲気を出してる気がする。

「お願いがあるんですが。ちょっと着いてきてくれません」

「分かったわ」

ご武運を・・・。

「私も紫苑とちょっと話す。また後でね、寛人。紫苑ちょっと聞いて」

「え〜、紫苑聞かないとダメですかぁ〜?」

「あの事言うよ?」

「わかりましたよ」

なんか、みんな含ませのある言い方するな。

気になるけど、ついて行くのはダメなんだろう。

「寛人、なんでいるの?」

ん?どゆこと?まぁ、僕ん家だからかな?

「紫苑と今から密会するの。ちょっとだけ部屋に戻ってくれない?」

あー出ていくの僕ね。彩芽はそういうとこあるからな。久しぶりに会ったせいで忘れてた。僕もなんやかんや言ってたけど、浮かれてたみたいだ。



◇◇


久しぶりの投稿ですいませんm(_ _)m

表面上のキャラは変えずにという方向に落ち着きました。

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