第6話 忙しいマッ〇
今日はアルバイトの日だ。今日は気が乗らないけど、、、、行くか。
◆◆
えっと、、、。なんでこんなに旭川学園の制服の女子が?
「やっときたね!遅いぞ!」
「時間通りに来たんですがそれは?」
「そんなことより、あんた目当ての人が多いんだよ!早く接客行ってくれ!」
「僕目当て?ちょっとよくわからないですけど、了解しました」
「・・・・まじか」
◆◆
なんであんなに人がいるのかが分からないけど、頑張ろう!!
僕は眼鏡を外して、レジに向かう。
「いらっしゃいませー」
「きゃあー!!あの人かな!?あの人だよね!!」
あのー、人のことを指さして大声出さないでもらいたいのですか、、。
「今日は何をお頼みで?」
「お兄さんのオススメはありますか?」
なんだこれは?きらきらした目で見られても、、、あ!!新手の嫌がらせか、、。
悲しくなるなぁー・・・僕何もしてないのに・・・、
こういう時程しっかりしなくちゃ!!
「マッ◯シェイクとかどうですか?(ニコっ)」
「ぎゃああああああああああ!!」
営業スマイルを浮かべただけで断末魔みたいな叫びされても・・・・・・。
「尊い・・・・・・・・・。」
えっと・・・・・・ん?これは?どゆこと?
「お客様、マッ◯シェイクでございます。」
「あぁ、ありがとうございます。」
あ、天童さんもいる。また来たんだ。これ何人だ?30人は超えてる。はぁ、まだ来そうな感じもするし・・・・・・・・・。
その日は、コレと同じ事がずっと続いた・・・・・・
◆◆◆
「いやー、大変だったね、荒木くん。」
「他人事みたいに言わないでくださいよ、店長。僕のとこだけ無駄に人が多くて疲れたんですから、非効率的なのに。まぁ途中で変わってくれたのは感謝してますけど。」
「まぁ仕方の無いことだよね。あ、スタッフルームの前のところに1人の可愛い子が待っていたよ?行ってあげたら?」
「僕みたいなのに、待ってる子なんかいないですよ?」
「君は相変わらず自己評価が低いねぇー」
「・・・・・・まぁ、僕待ちの子はいないってことで」
「そんな事はないよ?だって君と同じ学園の制服来てたかね」
「本当ですか?待ってくれるような子はいないはずなんだけどな・・・・・・。まぁ見てきますよ」
「よろしくね。お疲れ様!」
「お疲れ様でしたー」
そして僕は、スタッフルームを出た。
目の前には旭川学園ナンバーワンと言われている、天童さんがいた。
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