第2話 学園1の美少女



天童さんは僕の顔をチラッと見て、息を飲んだ。ちなみに僕も息を飲んだ。身長は低めと知っていたけど、ここまでとは!!150を超えた辺りじゃないのか?いや、下回っているなこれは。しかも、この上目遣いは反則だろ。150ほどだからバストも小さめかと思ったら・・・・・・・・・D?E?どっちなのだろうか・・・・・・・・・気になる・・・・・・・・・邪推は辞めよう!!

「ご注文はどうなされますか?」

いつもの営業スマイルで言っていく僕。

「・・・・・・・・・マッ○シェイク・・・1つ・・・」

いつものような?ふんわりとした雰囲気が見当たらない。真っ白なはずのだった顔に赤みが帯びて見える。大丈夫なのか?まぁ雰囲気の話も凌平からの情報なのだが・・・・・・

「かしこまりました。200円です。」

まぁ僕の言葉にもしっかりと反応してくれるし、大丈夫なのだろう。

「ありがとうございました。」

こうやって喋ったのは初めてだな。接客だけど。


今日のシフトもそろそろ終わりだな・・・・・・・・・帰ったらテレビでも見よ。






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私は天童香織。久しぶりにマッ◯シェイクが飲みたくなったから、マク〇に寄った。

お店に入ると、男性客の息をのむ声が聞こえる。私は学園の中でも美人とか、可愛いとか呼ばれてるらしい。そんなことを言う男子は正直気持ち悪い。だってどうでもいい。外見もその人のステータスだけど、そこだけしか見てくれない。

店内の一つだけすごく女性客が並んでいるところがある。何故だろう?ひたすら待ち続けるという所業ほど、無益なことは無いのに。でも気になる。・・・・・・結論から言おう。・・・・・・凄くかっこよかった。女性方が並ぶ気持ちが分からなくもない。いや、ダメだ。心の中では正直に言おう。惚れた。





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バイトから帰ってきた僕のスマホに今じゃナンバーワンアイドルの一角とも言われている幼馴染から連絡があった。

「生きてるー?」

第一声でこの言葉はどういうことだ?

「生きてるよ。そっちの仕事はどう?」

「んー、わたしはまぁまぁかな?紫苑ちゃんのダンスのキレが凄かった!!後ね、姫星ちゃんがまた今度ひーくんに会いたいって言ってたよ?彩芽をここまで惚れさせたのは誰だって言ってた!また今度そっちにライブで行くことになったから姫星ちゃんと会ってあげてね!あと、家泊めてね♡」

・・・・・・・・・・・・・・・は?僕は日本語が分からなくなったのだろうか。あいつの言ってることの最初は分かるが、あとの言葉が分からない。家に泊まる?止まる?tomaru?僕は考えることを放棄した。既読はつけちゃったから既読スルーを決め込むことにした。ブルブルとスマホが鳴っているが気にしたら負けなのだろう。








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