女の子の描写や化粧に舞い上がっている心情描写が的確で目に浮かびました。日常によくいる女の子でよくあるシーンだと思うのですがそれが何故か哀愁深く感じました。恋している時は何につけても一喜一憂すると思いますが、そんな様子がよく伝わってきました。文体は文学的で好みでした。
どんなことにも「初めて」はあります。初めてつなぐ手。初めてのデート。初めての「お化粧」。初めての「恋」そんな「初めて」に、女の子がどんなに全集中するか、誰しも心当たりがあるのでは。可愛くて一生懸命だったあの頃を思い出す、爽やかでチョッピリほろ苦い物語です。