俺はどこにでもいる社会人。俺が務めている会社はサービス残響なんてあたりまえ。そして、俺は疲労で死んでしまったようだ。

　ああ、俺は仕事ばかりで遊ぶに間もなかったな。来世はゆっくりしたいな。

「その願い叶えましょう」

　はは、幻聴が聞こえるぜ。過労で倒れたからな。死んでいるのに幻聴が聞こえる？ってことは死んでいない？

「いいえ、貴方は死にました」

　ああ、俺は死んだのか。ならここはどこなんだ？そして、お前は誰なんだ？

「ここは死んだ魂が集まる場所です。魂を導く、言わば神のようなものです」

　なら、俺を救ってくれるんですかね。

「貴方は魂まで過労しています。このまま記憶を消して生まれ変わっても次の魂に影響が出てしまします。魂の過労をなくしてもらいます」

　魂の疲労か。要するに転生してスローライフを送れるってことか？

「そうです。生まれ変わったら赤ん坊になりますが、記憶は保持したままです。その世界では魔法が当たり前に使われている世界です。そこで、力を授けましょう」

　はは、最近のラノベの異世界チートってわけか。

　その後は赤ん坊に転生し、成長した後は学校に通ってもチート扱い。その後、魔王を簡単に倒し様々な依頼を受けるのであった。

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