第21話 おかーさん、おかーさんのために入っていた保険、解約したよ。
ずっと、解約考えてはいたんだけど。
なんか、少しずつ。おかーさんと一緒に暮らしていた「普通のこと」が、「当たり前だったこと」が無くなって行っちゃって。
例を挙げれば、
おかーさんがずっと取っていた新聞を解約したこと。
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おかーさんと一緒に使っていた割箸が無くなったので、普通の箸にしたこと。紙皿はまだたくさんあるけど。
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おかーさんと一緒に食べていた食事内容が、激変したこと。おかーさんの収入が大きかったので(笑>自分の収入に見合った生活と、年間55万くらいかかる医療費と、家のローンがあと10年くらいあるのとで(笑>まあ、健康食になるように気を付けてる、褒めてけろ。
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おかーさんが居たころは、数日から~数カ月。
喘息発作やノロでへべれけになったとき、1日3食、たまご2個カニ雑炊を作ってくれていたんだけど(;´・ω・)おかーさん居ないから、ごはん食べれなくて凍らしたどら焼き食べてたら20キロくらいまたリバンドしてアジャラかぱーだったり(笑
おかーさんの雑炊、ほんと(;´・ω・)動けない時に1日3食作ってくれたことありがとう。
おかーさん(;´・ω・)いきなり死んじゃうんだもん。凄い戸惑うわ、ほんと。
まさか、抗がん剤治療1回で死んじゃうなんて、思わないし。
そんなの聞いたこと無かったから(;´・ω・)調べもしなければ、不都合があれば、2回目から考えればいいと、安易な気持ちだったし。
ザックリ調べたら、70歳代までは肺がん治療は、結構切除多いから、深刻にならなくても大丈夫だと思ってた。
だから、死んじゃう直前まで(;´・ω・)持ち直すと思ってた。
医師には何度か呼ばれて、私の肺を移植してくださいと言っていたんだけど、ダメで。
で、最終的に知らない人の肺移植を待ってると言われて、それは断った(;´・ω・)だって、さすがに自分の親意外に喘息発作でしんどい中、肺を1個あげれないって。
私も肺を1つ上げたら、在宅酸素のお世話になる覚悟のつもりだったし。
おかーさんの命日。
11月8日で一周忌。過ぎたし。
おかーさんのために入っていた死亡保険、今日解約したよ。
全部で一時4400万円くらい入ってくる計算だったんだけど。
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5年くらい前に、喘息と判ってからは、1つの死亡保険を解約して、医療保険に切り替えたので。
2400万円くらい、現在でもおりてくる保険にはいっていたんだけど。
一つは小さいけど、青色申告で。
青色申告は解約しないけど(使って欲しい人がいるので、その人に少しは政治的に使ってもらえるように)。
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最後の2000万も、今日解約したよ。
おかーさんが。
私が死んでも、生きていけるように。困らないように入っていた保険だしね。
家のローンも、私が死ねば、相殺される保険も入っているので、そっちは問題なかったし。
おかーさんが居ないのに、死亡保険入っていても仕方ないしね。
私が先に死ぬと思ってたんだよな(;´・ω・)おかーさんも、そう思ってただろうし。
子供の時から、咳で寝れなかったり何カ月も、カラダがくの字に曲がるほどの咳(これが咳じゃなくて、ヒューヒューする笛声喘鳴だと、44歳くらいに知って驚いたです。)。
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なんどか両手いっぱいに、片手いっぱいに喀血(イメージ的には吐血に近いよね(;´・ω・)初めての経験)、鮮血で一杯。
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ひんひん、ひーんひーん、ブルブル。変な音が気管支?からギュンギュン聞こえて来たり。
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くちびる靑や、紫、黒に近かったり。
(喘息の知識がある今、これ重篤発作のチアノーゼだったわ(;´・ω・)うーん、知識がないってほんと怖いね)
動けなかったり。
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それでも子供の時から、地元の病院や、総合病院、大きい病院へと何度も行っているんだけど。
「問題ありません」「もう来なくて大丈夫です」と言われて、途方に暮れていた。
果ては「精神科へ行ってください」と言われたこともあるし(;´・ω・)私は、心の病気なのか?こんなに苦しいのも、カラダが折り曲がるほどしんどい咳も、私の妄想か?と数十年(;´・ω・)葛藤したら、、、。
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44歳になって、やっと喘息と判ったけど。それまでも、泣きながら吐きながら毎日病院へ行って、やっと、担当の医師が居ない日に、違う医師が「これ(シムビコート)して、咳がすぐに止まると思うけど、次の外来予約には絶対に来てください」と言われて、、、
まさか(@ ̄□ ̄@;)!!本当に!あれだけ泣きながら吐きながら、息が苦しくてどうしようもなかったのが、、、ぴったり!!とまったのです。
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それから、喘息の先生を探して3年目に総合病院の先生をサーモプラスティ治療で楽になれると思って問い合わせたのです。
ここで初めて(;´・ω・)発作薬もらって、シムビコートも倍の吸入量になったです。
プレドニンももらうほど、かなり大発作になっていたのを2年も、違う病院で放置状態でした。マジかー。(痰の薬とか、かなりどうでもいい薬を4万円近く出されていたです)
喘息専門医でも、喘息を知らない医師が多いから1年毎に変えて医師を探せと、結構ネットで見かけてて。
喘息6年生。
やっと、最初の1年ずつの計2年、2人の医師の処方と対処、おかしいって(;´・ω・)今なら判る。
喘息になって、症状と、対処と、そして自分自身が物凄い知識を勉強して、やっと判る。
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まあ、それは置いといて(;´・ω・)おかーさんへの手紙とは違っちゃうので。
おかーさんは、中発作、大発作で数カ月、半年とか薬もなく、ただ咳と痰と血痰と喀血を繰り返す寝た切りの私を(;´・ω・)この10年、見守ってくれていたです。
ありがとう、おかーさん。
この10年、本当の親子になれたと思ってる。
おかーさんが嫌がっていた「エビリファイ」を飲んでくれるようになってから、私たちは1回もケンカすること無く、本当の親子として歩み寄り、許し合い、親子のきずなを作って行けたと思ってる。
ありがとう、おかーさん。
まだちょっと、涙がにじんでくるな(笑
どんなに病院へ行っても、「風邪です」と。風邪薬しかもらえなくて。
血もかなり吐いた。
いつも鮮血。
毎朝、もう起きた瞬間からヘトヘトで。息が重くてしんどくて。
でも、病院では、どこの病院も、大きな病院も「問題ないです」と言われ。
これは、40歳まで生きないだろうなあと自分でも思ってた。
アダルトチルドレンは短命だって言うし。それもあるんだろうなって思ってた。
そしたら、喘息治療始めたら(笑>100歳まで頑張れば健康で行けそうな気がしてる。
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なので、私が死んでもおかーさんにまとまったお金を残していけるようにと入っていた死亡保険1つを解約して、医療保険にして。
そして今回、最後の死亡保険を今日、解約したよ。
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青色申告の死亡保険は(;´・ω・)安いから、解約しないけど。
あと40キロくらい痩せたら(*ノωノ)おかーさんの着ていた服とか、着させてもらうつもりです。
おかーさんとの絆、これからも大切にしていくよ(`・ω・´)ゞおー!!
でも、一緒に暮らしていたおかーさんとの習慣が、一つ一つ消えていくのは(;´・ω・)さびしいなあ
毎日ちゃんと(`・ω・´)ゞ見守っていてね!おかーさん!!
武漢肺炎も治まって、私の喘息ももうちょっと良くなって発作が落ち着いたら。
おかーさんが回った、四国八十八か所巡り。
私も(`・ω・´)ゞしてみようと思ってる!!
おかーさんの写真持って(`・ω・´)ゞ一緒に回ろうね!!おー!!
それには、体力作って、体重落とさないとですな(笑
おかーさん(/・ω・)/ これからも毎日見守っていてね!!ありがとう、おかーさん!!
ちえこ
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