第6話 おかーさん 死ぬの早いよ。 おかーさん自身、最後まで死ぬとは思ってなかったもんね、、、
おかーさんの 病院でのことは
もう少し、気持ちが消化したら書いて行きます。
いはま、無理(^^;
坐骨神経痛がこんなに痛いとは思わなかった。
左のお尻と太ももが痛すぎるよ。
病院のエレベーターで、ベッドの患者さんが入って来て、後ろの人が居るので気をつけてたら、今度は目の前のスペースに車椅子が入って来て、後ろの弟が私の横腹から手を出して、私を少しどかして、「 開く 」ボタンを押したときに
車椅子をよけなくちゃと、足をひねったら。青黒くなって、じん帯伸びたった。
でも、それでもおかーさんと1日一緒に居れてよかった。
20~30分おきに呼ばれたり、下手すると5分もしないうちに呼ばれたりしたけれど、少し話して、簡易ベッドに戻るときおかーさんと私で「 おやすみ 」と言って、右手を上げ合った。 1日に何度、お休みを言っただろう?
2階の私の部屋の荷物を少しずつ下に降ろして、下の不用品の選別を月末に廃品回収に弟が頼んでくれたので、せっせとしてる。
でも、息が苦しくなるたびに、お尻が痛くなるたびに、おかーさんの入院直前まで来ていた部屋着をかけてあるおかーさんのちゃぶ台の長座布団の壁に
神棚におかーさんの名前のお札が収めてあるので神棚に
おかーさんの服が書けてある長座布団に
「 おかーさん 大変だよ 死ぬなよ 」とか
「 おかーさん もっと一緒に生きていたかった でも、気弱なおかーさんはこれから血を吐いたり、管をのどから入れられて呼吸を助けられたりすることに、きっとパニックになってどうしようもなかったから、しょうがないのかな 」とか
「 おかーさん! 生きてて欲しかった! 」
ちょこちょこ、おかーさんの痕跡に、目をやって 言葉に出しては 「 おかーさん、もう少し生きてみるから 見守っててね 」と、言葉を〆ることの繰り返し。
以前、私が使っていたいまパソコン&洋服部屋になっている部屋を使おうと思ってたんだけど
おかーさんのドレッサーの開閉をふさぐ形でパイプベッドを入れて、ぎっちぎちの部屋に
私も、寝室にしようかなって思ってる(笑
この3年間で、本当に母娘になれたなって思う。
アダルトチルドレン、機能不全家族、、、いつの間にか消化して、解消されて、新しい親子の本来の枠組みに戻れたね。
だから、もっと生きて欲しかった。
もっと一緒に、いろんなところ行って、鍵やお財布に神社仏閣などの鈴のお守りなど、増やしていきたかった。
おかーさんの好きだった服のバーゲンとか、体重管理と喘息発作をもっとコントロールして
一緒に行けばよかった
おかーさんと、もっと話せばよかった。
おかーさんと、ネット配信一緒にしようと言っていたのに、喘息発作でしんどくて、ずっとできないままだった。
パウチっこで探してたんだけど、、、いまラミネート・ラミネート加工って言うんだ?(^^;?
おかーさんの写真、パウチっこにして少し引き延ばしてもらおうとおもって、業者さん探してた。
部屋に、いくつか貼ろうと思ってる。
おかーさんも、ババの写真( 母の実母 )白黒で、全身映っていて着物のババの写真、玄関に飾っていたね。
私も、おかーさんの写真数枚、引き伸ばして貼ろうと思ってる。
おかーさんを亡くして、今現在
どうしようもない人達と 繋がりたいと思ってる
でも、出会える場所がない
話せる場所が 見つからない
とにかく今、おかーさんのことを分かち合える人と出会いたい。
少しでも、同じ思いの人達と 繋がりたい。
おかーさん 早いよ 死ぬの
私 おいてけぼりだよ
早く戻って来てよ おかーさんの肉体も無いとダメだけど
おかーさんも私も
私のほうが先に 死ぬと思ってた
喘息発作で 死ぬと思ってたから
死亡保険は2つ私は入っていたけど 受取人おかーさんで
おかーさんは 長生きするつもりだったから 入院保険しか入ってなくて
私は、お金 おかーさんに残せたらいいなと思ってた
おかーさんも私も、おかーさんが死ぬかもしれないなんて心構え全然出来てなかった。全くできてなかった。
だって、1回目の抗がん剤治療終わったら、効いても効かなくても、普通に帰って来てくれると思ってた。
おかーさん 死ぬなよ
早いよ おかーさん
なにも出来なかったよ
もっとおかーさんと 一緒にいたかった
おかーさん
おかーさん
おかーさん
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