★ 天国のおかーさんに出す手紙 ★

第5話 ５５キロのおかーさんのカーディガンのようなジャケットのような服、９１キロの私 入ったよ。

そろそろ、整体に行くのに（　座骨神経痛　メチャクチャ痛い！！　左お尻と、左太もも。　しびれは取れて、あとは痛みだけ　）

ちょっと厚手のトップス１枚だけじゃ、浮いて来たので。　デブだからどうしたって暑くって。

しょうがないので、ハーフコート出そうとしたんだけど、おかーさんのベッドが邪魔で、いまの神経痛と喘息で体力が落ちているときに、クローゼットから出すのムリで。

かといって、おかーさんが入院前に出しておいてくれたロングコートは暑すぎてまだ１１月は着たくない、、、ごめん、デブで暑がりで。

ふと、ポールハンガーを見ると

おかーさんのカーディガンのようなジャケットのような上着があったので、ダメもとで着てみたら！！着れたでござる！！！☆

おかーさんは、子供の時も今も、私にばかり服を買っていたよね。

おかーさんは、共有で着れる服とか、ジーンズ私のおさがりとかを着てた。

おかーさん自身の服を買いなと言っても、ほとんど買わなかったね。

おかーさんの服は、結構高いけど何十年も流行を追わずに着れる服が多いよね。

今日、おかーさんのカーディガンのようなジャケットのような上着が入ったよ！！

これからも、おかーさんの服着ていけるように、ダイエット頑張る。

でも、１１月５日におかーさんが死んでから　ごはんが食べれない。

でも、弟が頼んでくれた廃品回収に、部屋の修繕、おかーさんの死後やらなくちゃいけないことが沢山で

でも、ごはん食べれない。おなかが空かないんだ。食べたいと思う気持ちが無くて。

薬を飲むから、朝夕にプレーンヨーグルトを２００ｇずつに、ブルーべりジャムを乗せて食べてる。

ダラダラ食べて、食べたくないなと思いながら、半分くらい食べてる

おかーさんが死ぬと、ごはん食べれなくなる人多いみたい

壁に耐荷３キロまでの画びょうを刺した。

１回目の抗がん剤治療入院直前まで来ていた部屋着、洗って干してハンガーにかけて、おかーさんがいつも座っていたちゃぶ台の壁の所に掛けてみた。

おかーさんの部屋に行くたびに、おかーさんのちゃぶ台の長座布団と、神棚に収めてあるおかーさんのお札に

「　おかーさん　おはよう　」

「　おかーさん　ただいま　」

「　おかーさん　死ぬなや　」

「　おかーさん居ないと　大変だよ　」

「　おかーさん　もっと一緒に生きていたかった　」

「　おかーさん　お尻痛い　」

そんな他愛ないことを、くちにしてる。

くちにしないと、つらくなりそうで。

おかーさん　もっと一緒に居たかった

おかーさん　ごはん食べれないよ

いつも、お昼ごはんを食べながら

明日のお昼　なに食べるか必ず決めてから　自室に戻ってた

そんな他愛ないことが　たぶんないだけで　ごはん食べれなくなってるよ

おかーさん　ごはん食べれないよ