第2話 朋美のやりたい事

逮捕された朋美は一週間だけ学校を休んだ。

そして数日後、朋美はついに保釈されて学校に行く事になった。

春香は朋美のためにある場所に行った。

その場所とは?


《公園》


朋美「春香、お待たせ。」


春香「朋美、待ってたよ。」


朋美「今日は何をするの?」


春香「うふふ、じゃーん!」


朋美「嬉しい、ありがとう。」


春香「私、昨日の夜から作っていたから。」


朋美「すごい、何か申し訳ないね。」


春香「ううん、これからも友達でいてね。」


朋美「うん、もちろんだよ。」


そして二人は笑った。


朋美「私も渡すものがあるんだけど・・・。」


春香「えっ、何?」


朋美「はい、お守り。」


春香「すごい、朋美の手作りだ。」


朋美「そうだよ、私も頑張って作ったから。」


春香「大切にするね。」


朋美「うん。」


春香「そういえば、朋美の家族は居るの?」


朋美「ううん、今は居ないよ。」


春香「そっか、私は母親が居るから。」


朋美「お父さんは?」


春香「交通事故で亡くなった。」


朋美「そうなんだ、寂しくないの?」


春香「少しだけだけど、寂しい気持ちはあるよ。」


朋美「そうなんだ、でも、本当は会いたいでしょ?」


春香「少しの時間なら会いたいかな?」


朋美「私、両親が亡くなって気づいた事があるんだ、私って何も出来ないしすぐに怒られる事もたくさんあったけど、両親は春香のお父さんと同じ交通事故で亡くなったけど、きっと見守ってくれているのかもしれない。」


春香「そっか、私と同じだね。」


朋美「うん。」


朋美は少しだけ泣きそうになった。


春香「朋美のやりたい事はあるの?」


朋美「私のやりたい事?」


春香「うん、やりたい事だよ。」


朋美「私、両親に気持ちで恩返しがしたい。」


春香「そっか、うん、それがいいよ。」


朋美「ありがとう。」


?「あの・・・、すみません。」


春香「はい、何でしょうか?」


?「隣町に行きたいのですが、どっちに行けばいいですか?」


春香「朋美、ちよっと待ってて。」


朋美「うん。」


春香「あっ、この場所、私知っていますよ。」


?「では、案内してくださいますか?」


春香「分かりました。」


朋美「春香、私、勉強があるから帰るね。」


春香「うん、朋美また明日。」


そして私は謎の人物と一緒に隣町に行った。


《隣町》


春香「ここですよ。」


?「ありがとうございます。」


春香「何をされるんですか?」


?「それは秘密です。」


春香「?もしかしてあなた、正体が見えていますよ。」


?「それは秘密です。」


何と謎の人物の正体は佐々木先生が買い物に来ていたらしい。


春香「佐々木先生、どうしてここに?」


佐々木先生「ちよっと買い出しです。」


春香「でもびっくりしました、私、てっきりおばあさんかと思った。」


佐々木先生「おばあさんか・・・、変装してもおかしくないな。」


春香「えっ?」


そして佐々木先生は私の事を抱きしめた、そして何か幸せな感じがした。

私は緊張しながらも周りに視線を集めていた。


春香「私、今、ドキドキしています。」


佐々木先生「あぁ、もっと、ドキドキしてやるから覚悟しろ。」


春香「はい。」


そして私はそのまま眠りについていた、

私は佐々木先生の家に連れられてしまった。

もちろんこれは恋でもある。


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