それから数日後。
朋美が警察官と一緒に移動をしてきた。
そして警察官はパソコンで話の内容を打った。
《面談室》
春香「朋美、久しぶりだね。」
朋美「うん、そうだね、でもこの間はごめんね。」
春香「ううん、私の方こそごめんね。」
そして二人は仲直りをした。
春香「あのね、朋美。」
朋美「ん、何?」
春香「ううん、やっぱり何でもない。」
朋美「そうか。」
警察官「後、2分です。」
春香「私、本当は朋美の事が好きだったんだ。」
朋美「春香・・・、私も春香が好きだよ。」
春香「だから、学校に戻って来たら一緒に遊ぼうよ。」
そして朋美は泣いてしまった。
朋美「春香・・・、ありがとう。」
春香「ううん。」
警察官「面会時間終了です。」
朋美「春香、またね。」
春香「うん、元気でね。」
そして朋美は面会室から出た。
私も朋美の分まで頑張ると心に誓った。
《次の日、朋美は無事に保釈された。》
春香「今日も頑張るか。」
朋美「春香、おはよう。」
春香「朋美、おはよう。」
朋美「私、ようやく保釈されたから気分が上がっているよ。」
春香「絶対に悪い事はしないでね。」
朋美「うん、分かった。」
そして二人は笑いながら学校に向かった。
《教室》
春香「おはよう。」
先生「佐藤、渡邊、ちょっといいか?」
春香・朋美「はい。」
《職員室》
先生「今日の体育の授業で二人の走り方が見たいっていう先生が居るんだけど、どうかな?」
春香「私たちですか?」
朋美「私、上手く走れません。」
先生「大丈夫だ、今日はゲストが来ているから、楽しみにしとけよ。」
春香・朋美「はい。」
先生「今日は合同の体育だから、気合入れとけよ。」
春香・朋美「はい。」
そして体育の授業が始まった。
《体育館》
先生「今日はゲストが来ています、どうぞ。」
するとそこに現れたのは保健の佐々木先生だった。
佐々木先生「皆、よろしく。」
生徒達「はーい。」
先生「佐々木先生、まずは二人の見本を見てください。」
佐々木先生「はい。」
春香「朋美、緊張するね。」
朋美「うん、そうだね。」
先生「では、よーい、スタート。」
そして先生の合図で二人は走った。
佐々木先生「なるほど、そういう事か。」
佐々木先生は何やらメモを取り始めた。
春香「朋美、行くよ。」
朋美「分かってるけど、緊張して上手く走れない。」
春香「大丈夫、朋美は普通でいい。」
朋美「春香・・・、うん。」
そして私たちは全力で走った。
先生「息ぴったしだな。」
佐々木先生「そうですね。」
そして二人が走った後に生徒達の拍手が聞こえて歓声した。
春香「朋美、やったね。」
朋美「うん、はぁ、緊張した。」
二人は、ハイタッチをした。
そして体育の時間は盛り上がったのだった。
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