第72話


 同日。

 宿に戻った俺はすぐにリリスの部屋のドアを叩いた。

「……どうしたリュート?」

 突然の夜の訪問と、俺の真剣な表情にリリスは息を呑む。

「大事な話がある」

「……ん? 大事な話?」

 ああと頷き、俺は言った。

「叩き潰したい奴がいる。いや、どうしても叩き潰さなくてはならない奴がいる。協力してくれるか?」

 俺の言葉に、リリスは呆れたように笑って応じた。

「……リュート?」

「ん?」

「……私には尋ねなくてもいい」

「尋ねなくてもいいって?」

「……ただ、リュートは私に命令すればいいだけ。私はどんな命令でも……リュートに対してはイエス以外の言葉を持ち合わせていない。極端な話、本当にリュートにとって必要な事であれば……リュートが私に死ねというのであれば私は喜んで死ぬだろう」

 本当にリリスらしい回答だなと俺は苦笑した。

 と、俺はリリスの部屋に入り、作戦会議を始めたのだった。




 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★




「……リズを孤児院に預ける?」

 先ほど、イエス以外の言葉を持ち合わせていないと言ったはずのリリスだったが……いきなり不満そうだ。

「一時的に避難させるだけだ。ギルドマスターのオッサンのツテを使えば簡単だろう? リリスにはリズを預け先に届けるまでの護衛についてもらいたい」

「……再度問う。どうしてリズを孤児院に預けなくてはならない?」

 やれやれとばかりに俺は肩をすくめた。

「説明したろ? コーデリア絡みでややこしい事になってんだよ。最悪はドンパチも視野だ。勇者絡みのドンパチだとコトが大きくなりすぎて、人攫いがどうこうの次元を遥かに超えてリズが危険になる。渦中に置いておくよりはギルドマスターのオッサンに預けて、対岸の火事の状態で守ってもらったほうがいい」

「……説明は受けた。が、納得はできない」

「どういう事だ?」

 リリスは不快の色を隠しもせずに吐き捨てた。

「……さっきも言ったが真にリュートのために必要な事であればイエス以外の回答はない。でも……」

「でも?」

「……その必要性があるとは思えない。何故にリズがコソコソと隠れ回るような事をしなくてはいけない? 手元にリズを置かない事によってリズが危険になる可能性もあるというのに」

「だから、コーデリア絡みでややこしい事になってんだって。最悪は勇者の看板の話になってくるからな。どうしてもコトが大げさになりやすいだろうさ」

「……それはコーデリア=オールストンの事情であり、真にリュートにとって必要な事ではない。そこにコーデリア=オールストンを優先してコトに備える必要性があるとは思えない」

 いかん、話にならない。

 顔を真っ赤にしてリリスは完全にお怒りの状態のようだ。

 リリスは言葉通りにリズを手元から離して、危険になるんじゃないかという不安から怒りを感じているんだろう。

 それが、俺がコーデリアを気遣う気持ちからそうなってしまっている……まあ、そういう風に考えると怒りは分からんでもない。

 いや、でも、さすがに俺がやろうとしている事の当事者サイドの近い所にリズを置いとくと、ただそれだけでも今後のリズがどこの何に狙われるかっていう話になるんだよな。

 リリスなら単独で自分の身を大抵の事から守れるが、リズはそうじゃないんだ。

 だったら、ここはギルドマスターのオッサンに全力で守ってもらうしかない。

「……リュート? これは命令? お願い? 命令なら命令だと言えばいい。そうすれば私は従おう」

 しばし考え、俺は溜息と共に言った。

「お願いだ。協力してくれ」

「……命令ではなくお願いならば事情は違う。私にも思う事はある」

「おい……リリス?」

 リリスは俺を睨み付け、歯を食いしばりながらこう言った。

「……リュートにとってコーデリア=オールストンは何? 百歩譲って……リズをそういう扱いにするのはまだいい。リズはリュートとの関係は浅い。だから低く見られるのも仕方ない」

「……」

「……でも、リズは私にとってとても大事。ねえ、リュート? 私がとても大切にしたいと思っている人って……リュートにとっての何?」

 悲痛な表情でリリスはそう尋ねてきた。

「……」

「……ねえ、今までずっと黙ってきた。けれど今回は問わずにはいられない。私はリュートにとっての……何?」

「その質問の回答は保留だ。なあ、リリス? 俺は俺なりに考えてやっているんだよ。もしもの想定の事を言いたくないし、色々確定してからの説明じゃあ……ダメか? 四十八時間もあれば時間的には十分だ。必ずお前も納得する所に話を落ち着ける。信じてくれ」

 唇を噛みしめて、リリスは首を左右に振る。

「……でも、やはり納得はできない」

「絶対に収まるべき所に収まる。全員が納得する形にするから安心しろ」

「……分かった。今から私はギルドマスターの所に行って、リズを預けてくる」

 けれど……とリリスは俺を睨みながら言った。

「……私は今、リュートに若干の不信を抱いている。それは私の中では決して……いや、絶対にありえない事。その意味を重く受け止めてほしい」

「ああ、分かったよ」




 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★




 十二時間後。

 時刻は午前五時で、丁度朝日の上がった時間となった。

 宿屋に籠って、書き物を終えた俺は街道まで歩いて手紙を早馬に乗せる。

 それは各方面に向けた、殴り書きの手紙だった。

「残り三十六時間か……」

 宿に戻りベッドに寝転んだ俺は天井を見上げた。

 ギリギリで何とか間に合うはずだ。後は連中にどこまでの追い込みをかけるかだが……。

 と、そこで俺の部屋の中に異臭が漂ってきた。

「……」

 異臭の元はドアの外からだ。

 ドアを開いて、俺は絶句した。

「コーデリアの叔父は……ここまでやるか」

 カラスの死体を、腐った牛乳で煮詰めたシチューがそこにぶちまけられていた。

 鼻がモゲそうな臭いが漂ってきて、喉元まで酸っぱいモノが込み上げてきた。

「脅しのつもりなんだろうな」

 タイムリミットは四十八時間のはずだ。

 これは恐らく四十八時間から一分たりとも遅れる事を許さない事を意味する警告だろう。

 と、まあ、床をそのままにしておく訳にもいかない。

 宿の女将に頼んで俺はモップと雑巾とバケツを貰う。

 勿論、女将には迷惑料として銀貨を数枚握らせた。

「まあ……これで良かったかな」

 もしも、この状態がリリスに見られでもすれば面倒な事になるだろう。

 基本は物静かで寡黙だが、ぶっちゃけた話をするとリリスは瞬間湯沸かし沸騰機な側面もある。

 リリスの場合は誇り高くあるようにと、育ての親の龍に育てられている。

 それは決して悪い事ではないのだが、許せる事と許せない事のラインが人よりも高いという意味で、彼女は相当にこの世を生きにくい性格ではある。

 俺がそんな事を思いながら床を掃除している時――

「……仕事を終えてリズを預けてきた。ところでリュート? 何をしている? 何故に使用人のような事をしている?」

 一番面倒な奴に一番面倒な瞬間を見られた。

 掃除をしている対象物についても、聡いリリスの事だから……その裏の全ての事情までを瞬時に察知したらしい。

「……」

「……らしくない。本当に……らしくない」

「……」

「……何故に黙っている?」

「……」

「……リュート? 貴方の力は天下無双。たかが一商会や辺境の一国家なぞ、何を恐れる必要がある? 貴方には力がある。ワガママを押し通す力がある。正義がこちらにあるのなら……私はその行使を止めはしない」

「だから言ってんだろ?」

「……コーデリア=オールストン?」

 それだけいうと、リリスは深く――本当に深いため息をついた。

「……リュートにはリュートの考えがある。でも、私には思う事がある」

 そこでリリスは俺の胸倉を掴んだ。

「おい……リリス?」

「……力を持つ者には、ただそれだけで責任が生まれる。リュートほどの規格外の力に伴う責任……本当にそれでいいの? 貴方にできる事は無数にあるし、ワガママを押し通す力もある。その上で問う。本当に――それでいいの?」

「なあ、リリス?」

「……何?」

 間を置いて、俺の胸倉を掴むリリスの右手を振りほどいた。

「少し黙れ」

 若干の怒気を込めた俺の言葉に、リリスは下を向いた。

 いや、あからさまにリリスは委縮した。

 正直にいうと、俺は俺の大事に思う人に絶対的な上からの物言いはしたくない。

 でも、俺とこいつはそこまで浅い付き合いではない。

 今回の事についてはリリスなら最終的に最後には必ず分かってくれるはずだ。

「……リュート? どうしてそこまで……?」

「俺には俺の考えがある。それ以上の回答が必要か?」

「……………ねえ、リュート?」

「ん?」

 リリスは何やら色々考え、首を左右に振って言った。

「……信じていい? 本当に……信じていの?」

 リリスの表情に若干の不安の色が見える。

 ほとんど俺の狂信者とも言えるリリスが……恐らくは初めて俺に向けた疑念の視線。

 リリスは自らの感情を振り払うかのように、俺に向けて頭を差し出した。

 無言で俺はリリスの頭を撫でる。

「お前は何も心配しなくていい。俺が全部なんとかする」

「……うん」

 それだけいうと、リリスは目を細めて体中の筋肉を弛緩させ、俺に寄りかかって体重を預けた。




 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★




 その日の夕方。

 タイムリミットは残り二十四時間ほどだ。

 そろそろ手紙は連中の所に届き始めている頃合いのはず……。

 勇者がどうこうっていうスケールの話なら、それ以上のスケールの話を持ち出して、盤面丸ごと全部を吹き飛ばしてしまえばいい。

 そういう風に思って根回ししたんだが、リリスは俺の対応に不信感を持っているみたいだ。

 タイムリミット切れだと洒落にならん。

 まあ、ギリギリまで粘ってもダメだった場合は、開き直ってヌラリス商会とやらを単独で叩き潰す方向に舵を切るしかねーか。

 その場合は……まあ、俺は悪者になっちゃうんだろうな。

 何せ、一個人が大商会相手に暴力で意思を通す事になっちゃうんだもんな。

 いや、コーデリアも巻き込んで、俺達が産まれた国と喧嘩もしなくちゃならん事になる。

 個人が国家に喧嘩を売るという事は、いや、その上で勝ってしまうという事は本当に面倒な事になる。

 それは世界の敵に認定されて、あらゆる国が連合を組んだ討伐隊を組まれるという事と同義になる。

 っていうか、流石の俺でもたった一人で世界全体を敵に回して勝てるという道理はない。

 例えば、何日も寝る暇もなく集団で攻撃されればそこで詰みだし、集団による儀式魔法で……術式構築の時間さえあれば力の差もある程度は覆せる魔法発動もできる。

 この世界の戦争は圧倒的個人の占める役割は確かに大きい、けれどそれだけが絶対ではないからこそ、軍隊が組織されている訳だからな。

 と、そこでドアをガンガンと叩くノックの音が俺の部屋に鳴り響いた。

「リュ、リュ……リュートさん!?」

 これはギルドマスターのオッサンの声だ。

 どうした事かと、ソファーで仮眠を取っていた俺と、ベッドで眠るリリスが目を覚ました。

 そうしてリリスがドアを開くと同時、ギルドマスターのオッサンは俺のベッドの前に駆け寄ってきた。

「おい、オッサン?」

 オッサンはその場で膝をついて土下座の姿勢をとった。

「す、す、すいませんでしたっ!」

「どういう事だ?」

 蒼白な表情でオッサンは応じる。

「昨日……リリスの嬢ちゃんから預かった……リズちゃんの事なんですが……」

 頭がクラっとした。

 土下座の姿勢から、大方の想像はつくが……。

 っていうか、本気で嫌な予感しかしねえ。

「で、どういう事だ?」

「孤児院に預け入れると同時に……攫われやした」

 と、そこで、更に部屋の外から甲高い悲鳴が聞こえる。

 この声は……宿屋の従業員の娘だ。

「おいおい、今度は何だよ? もう勘弁してくれよ……っ!」 

 悲鳴が終わると同時に、今度は廊下を走る音が聞こえてきた。

 続けざま、俺の部屋のドアがガンガンと叩かれた。

「やっぱり俺の所かよっ! あー、もう……次から次に一体何なんだよ!」

 半ギレになりながらドアを開くと、蒼白な表情で宿屋の従業員が立っていた。

 完全にこれはバッドニュース以外の何物でもないだろう……と俺は覚悟を決めた

「も、も、申し訳ありません……預かっていた……中庭の犬小屋で預かっていたペットのオルトちゃんが……」

「おいマジかよ……それは洒落になんねーぞ?」

 舌打ちと共に俺は窓に駆け寄り、中庭を見た。

「……オルト?」

 すぐにリリスが窓に向かって来る。

 が、身を乗り出そうとしたリリスを俺は手で制した。

「見ない方がいい」

 と、いうのも――


 ――犬小屋の外に潰れたトマトのような肉塊が転がっていたのだ。


「約束の時間は……残り二十四時間だったはずだ」

 そこで諸々の状況を瞬時に把握したリリスは、コメカミに幾筋も青筋を立たせてこう言った。

「……相手はまともではない。で、リュート? どうするの?」

「……」

 押し黙る俺に向けて、リリスは溜息を一つ。

「……最初からリュートとの約束の四十八時間なんて守るつもりはなかった。相手はAランク級冒険者相当の私を面倒に思っていただけ。そして都合良く……リズは私の元から離れたので速攻で動いた」

「……」

「……オルトに至っては、恐らくはただの私達に対する嫌がらせ」

「……」

「……まだ……だんまりを続けるの? もういい。分かった」

 リリスはアイテムボックスから金貨の詰まった大きな袋を取り出した。

 そして次に、レアアイテムと宝石の詰まった袋を三つほど取り出す。

 それは金銭的な価値ではリリスのアイテムボックスに詰まっている全てのアイテムの九割八分に相当するものだ。

「……世話になった。他にリュートに必要なアイテムがあれば、今すぐに言ってもらいたい」

 愛用の魔術杖を取り出しながら、リリスはそう言った。 

「リリス。殴り込みをかけるつもりか? だったら辞めとけ」

「……相手は分かっている。商会と、そして獣人の国。どちらからでもいい。皆殺しにしてしまえば、それで黒幕に辿り着く」

「一人で報復するつもりなら辞めておけ、リリス」

「……ペットのオルトロスを殺されて、リズを攫われて……」

「だから言ってるだろ。辞めておけ、リリス。我慢しろ」

「……それでも私を止めるような男であれば、ここでコンビは解消――こちらから願い下げだ」

「リリス、これは命令だ。辞めろ」

 リリスは俺の手を振り払うった。

「……さようならリュート。私の……大切だった人。でも、これだけは忘れないで欲しい。貴方は私の初めての大切な異性として永遠に私の心に刻まれる」

 そして俺はリリスの肩を強く掴んだ。

「おい、リリスっ!」

 思わず大声が出た。

 そこでリリスはビクっと肩を震わせて、恐る恐るにこちらを振り向いた。

 しかし、彼女はすぐに俺をキッと睨みつける。

「……私はリュートの傘下を離れた。ならば、私は恫喝には屈しない」

「おい、お前? 何勘違いしてやがんだ?」

「……リュートは言った。報復は辞めておけと……私に我慢しろと言った。そうであれば私はリュートから離れざるを得ない」

 ははっと俺は呆れ笑いを浮かべた。

「ここまでやられて黙ってるようなら――俺は男じゃねえ」

「……どういう事?」

「俺には、きちんとキンタマついてるって言ってんだよ」

「……再度問う。どういう事?」

「国を相手にするんだぞ? お前一人じゃ勝てない。報復は商会を潰した辺りで終わるから辞めとけって言っただけだ」

 リリスはしばし何かを考えて、少しだけ嬉しそうにはにかみ――すぐに険しい表情を作った。

「……分かった。で、リュートは具体的に……報復をどうするつもり?」

「お前と同じ結論だ」

「……と、いうと?」

「真正面から乗り込んで障害を全て切り伏せる。そうすりゃあすぐに黒幕に辿り着く。報復ってのはシンプルな方が分かりやすいからな」

「……つまり?」

「奴らは一線を超えちまったって事だよ。いや、奴らはそうと知らずに龍の逆鱗に触れちまった。それも、超ド級のドラゴンの逆鱗だ」

 俺自身のコメカミに青筋が浮かんでいるのが自分でも分かる。

 噛みしめた唇からは血液が顎先まで垂れ落ちているし、般若どころではない形相になっているのは鏡を見なくても分かる。

 まあ、こうなっちまったら仕方ねえな。

 そろそろ俺もここらで腹ァ括るしかねえって事か。

「……リュート? それで……どうする?」

「まずはコーデリアの叔父だ。俺に喧嘩を売った事を、地獄に送った後も後悔させてやる」

 そして俺は出入り口に向かおうとして……立ち止まった。

 少し考えてから後ろを振り返り、やはりしばらくの逡巡の後に……結局、俺はリリスに素直に頭を下げることにした。

「すまなかった」

「……何が?」

「コーデリアの叔父がここまでの外道とは思わなかった。何だかんだでコーデリアの親族だと……約束は守るだろうって言う、最低限の良心を求めちまった。その前提で完璧の結果を求めて時間をかけて……全面的に俺が甘かった」

「……今は悔やんでいる場合ではない。まだ、リズは取り戻せる」

 そうして俺はそのまま頭を下げたまま、ただその場で黙っていた。

 最強に近い力を得て、何でもかんでも思い通りにいって……調子に乗っていた自分が確かにいた。 

 いざとなれば、全てを殴り飛ばせばそれで何となると。

 そんな慢心が招いた結果というのは事実なんだ。

「……」

「……」

「……」

「……リュートが誰かに頭を下げるなんて……珍しいものを見させてもらった。さあ、頭を上げて?」

 そうしてリリスは俺の頭を優しく撫でてくれた。

「リュートは強い。実際、本当に力で何でもできる。でも、リュートも人間」

「ああ、そうだな」

「……一人で抱え込まなくても良い。その為に……私がいる。少しは私のことを頼っても良い」

「……ああ、そうだな。すまなかった」

「……色んなことを悔やむのは後にしよう。今は立ち止まらずに、リズを取り戻すことを最速で優先するべき」

「そうだな。それじゃあ行こうか。キッチリと落とし前をつけさせに……な」

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