設定1 グランシスディア世界のシティー

第二章第一話はこちらから

https://kakuyomu.jp/works/1177354054935913286/episodes/1177354054936277201




設定は以下から


 都市や街はシティーと呼ばれ、ドーム(アーバンシェル)〔外から目視できる範囲で、完全半球形状〕を被っているところがほとんどである。


〔ドーム(アーバンシェル)そのものは地下にも延びており、開口部と足を除くと完全に真球形状である、コケ無いように十の字型に四脚の足を持つ〕


 ドーム(アーバンシェル)の中にはシティーシリンダーという円筒形状の居住区が入っておりその中でヒトは生活する。


 シティーシリンダー内は暗いわけでは無く、外より明るいし風も吹けば雨や雪も降る。


〔シティーシリンダーのサイズはシティーサイズにより直径は異なるが、高さは最低十キロメートルから最大三十キロメートルと指定されている〕



 世界的に見れば、それ(↑)が標準だが、標準を下回っている国も当然存在する。


 街や都市にドーム(アーバンシェル)が無い、シティーもそれなりに数はあるのだ。




 そして天候要報というものがあり、雨や雪が降る時間を知らせてくれる。


 シティーシリンダーに入る際は、必ず五週間分の天候要報をデータでもらえるが確実ではない。


 シティーシリンダー内で暮らす人のために天候要報は毎週更新される。


 その日のうちに、更新がかかった場合は、臨時ニュースにもなる。




 なぜ、シティーシリンダー内で天候が変わるのか? 


 それは、溜ったチリや微粒子等を洗い流すために存在するのであり、ヒトビトが生活するうえで、健康衛生上最低限必要なものであるからだ。



 それにこの世界のヒトビトは、シティーから出て暮らすことを良しとしていない。


 生まれたシティーから出ることは無く生活していく、それが生活圏と呼ばれるモノだ。



 外界に出られない! それは世界が危険であふれているからだ!!


 困ったことに、小型、中型、大型を問わず、害獣モンスターの数がかなり多く。


 外界が、危険だからである。


 約七十パーセントのヒトはシティーから、外界へ出ることは少ない。


 仮に、他のシティーに行かなければならない場合は、UGLETやTTなどの地下鉄道を利用する。


 それか、ドーム上部に在る空港からHSTやSL-FPT等を使用するかである。


 気まぐれな旅行者や旅人、冒険者とかいうのなら話は別だが。


 安全は、保障されない。自分の身は自分で守るか、誰かを雇うしかない。


 敢えて外界を、超高速で走りそこそこの安全を確保している乗り物もないわけではない。


 特に、小さな町や村にまで、地下鉄の駅や空港が開港していることが無いからである。


◇ <略称は最下部参照>




 一日は二十四時間であり、夜にもなる。


 シリウスは絶えず、その場所で回り続ける。


 夜のとばりは自ら黒く影を落とすのである。


 何かが遮蔽している、という説があるが、見に行って、確認できたものはいない。


〔夜中は、大体九時間くらいである〕





 そしてこの世界『グランシスディア』では、昼は中天に『シリウス』が輝き、


 シリウスからの地上への距離は、地図上のどこから測ってもほぼ同一であることが分かっている。


 グランシスディア世界の各地方にある電波望遠鏡で、距離を測っても九十九.九九九パーセントほぼ同一の距離がであることが分かっているのである。


 その距離が、ハビタブルゾーン([英語名: Habitable Zone]とは、生命が存在できる恒星からの天文学上の領域のことである)といわれる人類生存可能圏にぴったりと位置することを測量の上、種族会議にて公表されたから、皆知っているのである。



 測量を行った国ギルディアスは、この世界が閉じた世界なのだ、ということを知っている。





 閉じた世界といっても、狭いわけでは無いところに注意しなければならない。


 凄まじく広く広大な世界なのである。


【読み手諸氏に説明するのに、適当かどうかわからないが、


仮に地球の表面面積を一とする。この世界は、その表面面積の約六百六十二億倍に匹敵するのである。


そういう世界なのだ。


普通のヒトが地面に立って水平線を見ると平面世界にしか見えない。


丸くないのだ、ただただ平らな世界だ】




 この世界の夜空には、月とおぼしき白く輝く天体『ホワイトムーン』と、ほぼ同程度のサイズで青く輝く、第二の月『ファウスト』くらいしかない。



 他にも光るものはあるが、魔力的要素というものが光っているだけである。


 その魔力的要素は絶対座標ぜったいざひょうを変えない、ということも知られている。これにより星座のようなものが出来上がり夜空を見上げることはあるのだ。


 また魔力的要素は、新たに発生することも、観測されている。


 魔力的要素とは異世界を構築する欠片かけらと呼ばれている。


 大抵が異世界への入り口となっているからである。


 空間座標固定ポイントのことである。


 そこには大抵その異世界への入り口への都市がある。


 そしてその中身は、宇宙空間だったり異なる世界だったりするのだ。



[文末資料]-----------------------------


■Race type:種族種類[人類種](二九〇四〇年代での比率)特記事項


 Common Race(コモンレース):一般人族(15%未満)標準種

 New race(ニューレース):新人族(30%以上)長命種三一〇〇年から発生

 Elf(エルフ):妖精族(25%未満)長命種

 Dwarf(ドワーフ):妖精族(3%未満)長命種

 Fairy(フェアリー):妖精族(1%以下)長命種/概算

 Sea race(シーレース):海人族(5%未満)標準種/マーマン・マーメイド系

 Bird race(バードレース):鳥人族(2%以下)短命種

 Horse race(ホースレース):馬人族(2%未満)標準種/ケンタウロス系

 Demon tribe(ディモントライブ):鬼人族(1%以上)短命種

 Old people(オールドピープル):古人族(3%未満)長命種

 Lizard(リザード):蜥蜴人族(3%未満)標準種/リザードマン系

 Serpent(サーペント):蛇人族(1%以上)長命種

 Dragon race(ドラゴンレース):竜人族(9%未満)不老種/ドラゴニュート系


 Half(ハーフ[いわゆるダブル]):偶にできる(1%以下)掛け合わされた種族による

 Quarter(クォーター[いわゆるトリプル以上クアドロプル]):稀にできる(0%未満)短命種~標準種~長命種


 ID登録されている人数は、約八がい四千けい人以上にのぼる。

 簡易ID 表や非合法な理由で取られたIDを除いても、この数値である。

  (京:兆の上の京は、1の下に0が16個つく単位である。)


■種族に付随する種類:タイプというもの


 Knights:ナイツとMage:メイジとNormal:ノーマルとDesigner:デザイナー


 ナイツは戦闘力に戦闘的な強化を施され進化し続けた結果辿り着いた者たちで十万年前位にはすでに発生している。


 メイジもナイツと同様に戦闘力と魔法力を魔導的に進化し続けた者たちの末裔であるといわれているがナイツ同様十万年前くらいには発生している。


 ノーマルはずっと普通でい続けることで進化を迎えなかった者であるといわれているが事実かどうかは記録が旧すぎてわからない。


 デザイナーはほぼ出生確率が、0.05%以下という凄く割合の低いタイプであり、どの時代でも一定数がいるという特徴的な種ではある。


 しかしノーマルと見分けがつかないという特徴的なものを持っているため。


 隠れデザイナーと呼ばれるものが多く発生している。


・ナイツ :二十五パーセント

・メイジ :十パーセント

・ノーマル:六十五パーセント

・デザイナー:零点零五パーセント以下


という比率で生まれて来ることは分かっている。


 この世界で代表的だった一般人族(CommonRace)での比率であるが、他種族では少し異なるといわれる。




■Sirius=シリウス


 主星のシリウスAは、太陽の約二倍の質量を持つ。


 半径は天体干渉計によって測定され、その結果、角直径は5.936±0.016ミリ秒と測定された。


 自転速度は、16km/sと比較的遅く、形状はほぼ球形である。


 スペクトル分類はA0mA1 Vaである。


 この世界ではすでに主星であるシリウスAしか残っておらず。


 自転速度も計測不可能となっており現状不明である。


 古代遺跡の遺産と思われるものによりエネルギーを供給され続けているため輝いているのだ。


 という者も居れば、まだ輝いている最中なのだといっている者も居る。


 しかし真実を知るものはいない。


 だがスペクトル分類は、測定された時から変化していない。




■都市(シティー)間の乗り物〔よく使われるものを抜粋〕

□地下鉄道

TT:TubeTrain(チューブトレイン)

UGLET:UnderGroundLimitedExpressTrain(地下限定特急列車)

□空港から

HST:HyperSonicTransport(極超音速旅客機)

SL-FPT:SuperLarge-FlyingPowerTransport(超大型空中艦艇)

L-FPT:Large-FlyingPowerTransport(大型空中艦艇)

M-FPT:Middle-FlyingPowerTransport(中型空中艦艇)

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