第二章 タイツの歴史



人類が誕生してすぐ、「自然現象や生物の生死は全て『タイツ』が影響し全てを管理している。」という「万物タイツ論」(1854年スキタイ・ツヴォロスキー)が生まれたと発見されている。これは生活の輪廻における中心に「無」の存在であるタイツが置かれたことで原始的なサイクルが初めて成立したと言われている。


その後の四大文明の時期においては「聖遺物」として為政者や神官が好んで履いたとされる。さらに中世に移りゆくにしたがって大衆的なものとして信仰されるようになり、宗教的な側面も併せ持つことになるが、その説明は次の章に譲る。


産業革命の時代によって労働者階級(中流階級)の社会的地位の向上において「タイツ資本論」(1867年、カール・マルクス)が出版され「タイツ共産主義」が多くの国で知られるようになる。


1963年、アメリカで世界初のパンティストッキングが開発され、発売された。これは全米の女性の間で大ブームとなった。これは第一次世界大戦後軍需産業で多くの利益を獲得し「ストッキング」なる所為「タイツのまがい物」を世界的に広めた「デュポン社」に対抗すべく「人類にとって最も考えられる形に収めた」タイツが販売されるようになる。これが現在のタイツである。


〜タイツとは嘘であり悪である〜

詠み人知らず

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タイツ論 @uhahahakawauso

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