第18話戦友との再会

あの漁村を離れてから何週間かたった。



その間一つも村や町を見つけることはなく見えてくるのは山か砂漠か...



そんな中、やっとの思いで人がいるこの街を訪れることができた。


町に入るとそこに大勢の人が広場に集まっていた。


そこではピエロの服装をした人物がさまざまなパフォーマンスを披露していた。




そのピエロのショーを見ていると横から見覚えのある男が声をかけてきた。



「久しぶりだな。ハイド」


その男を見た瞬間俺は大きな声で叫んだ。


「ラニッシュ~!!!」



と勢いよく抱きしめた。




その瞬間に大勢の客がこちらを見ているのに気付き一旦距離を離した。




ショーが終わり近場の酒場へ向かった。



そこでお互いの状況を説明した。


まず、俺はここまでの経緯を話、巨人のモアルについても話した。


それと同時にレンジが続けてこう言った。



「俺もとある遺跡に入りこんだことがあった。それも変な壁画が描かれていた。その遺跡を進むとそこには火を食べている巨人がいたんだ。」



そう言うとレンジは怯えながら一人でブツブツと何かを呟いていた。


仕方なく酒場を後にし、とりあえず待ちの外の森に隠れているモアルに合わせた。


するとレンジはこう言った。


「まちがいない。こいつと同じ巨人だ。」


そう言ったまま地面に膝をつけ怯えていた。



To be continued

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誰が為のマリア 星空夜桜 @hoshizorayozakura

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