『モンスターズ・インク』 「子ども、まいうー」とか言いそうな見た目なのに
人間の子どもをおどかして、悲鳴をエネルギー源とする魔物たちの世界。
しかし、娯楽の増えた人間界で、オバケに驚く子どもたちも減った。
だが、モンスター会社のエース二人組が、人間の子どもを世界に呼び寄せてしまった!
元の世界に帰すまで子どもを隠そうとするが、子どもはあちこちへ逃げ回り、ついには会社中に存在が知れ渡ることとなる。
だが、この子どもが世界を変えることに。
二〇年くらい前の作品だが、オレは初めて視聴。
この世界では、人間の子どもがオバケ世界に入ると「汚染された」扱いとなる。
脅かしてかえってきたときに子どもの靴下が背中に張り付いているのを見ると、仲間が緊急事態を発令する。
靴下は焼却処分、オバケは全身の毛を剃られ、消毒までされる。
世界に入ってきた子どもは三歳くらいだと思うが、オバケは逃げ回る。
中の人がホンジャマカの石ちゃんだけに、「子ども、まいうー」とか言いそうな見た目なのに。
怪物たちは子どもが寝そうになって
「オネムみたいだ。安心だ」
と主人公が主張しても、
「油断してオレたちを食ってしまうつもりだ!」
と怯えきっている。
怖がらせる側が、コドモに振り回される様は、子供受けがすごかっただろうと思う。
逃げ回る子どもを演じるメアリー・ギブスは役者ではない。スタッフの子どもだという。
だからこそ、あのリアリティが出たのかもしれない。
それであの存在感だから、子どもというのは恐ろしい。
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