『魔女がいっぱい』 朴璐美の若本節

 冒頭、魔女の恐怖について子どもたちに言って聞かせる主人公は、少年時代に魔女に会っていた。


 事故で両親を失い、主人公は祖母の家で過ごすことになった。


 主人公は買い物先で魔女と遭遇してしまった。

 

 祖母も昔、魔女と出会っていて友人を鶏にされていた。

 少年を魔女から救うため、イトコが料理長を務めていた超豪華ホテルをタダで借りることになる。


 しかし、そこに魔女の大ボスが来てしまう。


 魔女に命を狙われた少年は、ネズミに変えられてしまう。

 はたして、ピンチを逃れることができるのか?




 本作は、いわば「きたないピーターラビット」と言える。



 原作は、宮崎駿もスキだと言っているロアルド・ダール。

 監督は「BTTF」「永遠に美しく…」のロバート・ゼメキス。


 本作は、いわば「きたないピーターラビット」と言える。


 悪いやつがいて、ナゾをつかもうとしたら捕まって痛い目を見て、さらに逆転をする。という展開。


 魔女とガキは、話し合いの余地なし。

 善玉と悪玉はわかり合わない。

 どっちから壊滅するまで終わらない。


 で、昔の作品らしくビターなエンド。


 コミカルなジュブナイルであるが、ダークファンタジーな要素も欠かさない。

 

 すごい突き抜けた作品であり、王道を行っている。


 オレは吹き替えで見たんだが、朴璐美さんの演技というか発音が妙に「若本節」を意識している気がしてならなかった。

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