『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』 スペクターだけを殺すウイルスかよ!

 今度の007は女性?


 ボンドが引退して五年後、MI6が関与していた殺人ウイルスが奪われる。


「スペクターにさらわれた細菌学者を探してくれ」との仲間からの依頼を断るボンド。

 車がエンストしたついでで女性をひっかけるが、なんとその女性は007を名乗った。ボンドがいなくなった後で引き継いだという。

 相手も「この件は自分がやるから手を引け」と言ってくる。

 

 胸騒ぎがしたボンドは、犯人の追跡に協力する。

 

 スペクターの配下がたむろするパーティに潜伏し、足取りを追う。

 博士は見つけたが、ウイルスが発動し、プロフェルドの配下たちだけを殺す。


 このウイルスは「特定の遺伝子情報を持つ人間だけを殺すウイルス」だという。

 更に品種改良すれば、特定の人種を殺せるようになる。



 ウイルスをまいた犯人に仲間を殺され、怒るボンドは職務復帰。



 殺人ウイルスがばらまかれるのを阻止するため、服役中のプロフェルドから犯人を調べろと言われ、ボンドは刑務所へ。


 そこには心理学者として働くかつての恋人が。

 しかも、子連れだった。


 ダニエル・クレイグ最後のボンド作品。


 ちょい役ボンドガールとして、アナ・デ・アルマスが胸開きドレスでガンアクションをこなす。

 ボンドガールというよりチャーリーズ・エンジェルのような立ち回りだ。

 再びダニエル・クレイグとの共演をしているので、このシーンだけは、実質『ナイブズ・アウト』といえる。


 殺人ウイルスが出る『女王陛下の007』をリブートした作品らしい。それによると、それも殺人ウイルスとプロフェルドについての情報を得るため、マフィアの娘と結婚しろという作戦だとか。

 実際、同作の挿入歌がEDにつかわれている。


 作品の結末を知った上でこの歌詞を知ると、かなり感慨深い。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る