『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』 安心と安定のCIAの扱い

「やりすぎだ」と、CIAがIMFに因縁を付けてきた。

 過激な作戦より、自分たちの方がスマートに事件を解決できると。


 結局その意見は通り、組織は解散させられる。


 一方、イーサンはニセの依頼によって拘束され、敵組織に潜伏していたイギリスのスパイによって助け出される。


 半年後、イーサンは独自に調査を進め、敵が各国で死亡・行方不明扱いされた者たちの集まり「ならずもの国家(ローグ・ネイション)」であると突き止める。


 彼らに関する情報が、モロッコの発電所にある地下秘密基地だと知り、捜査を開始。




『アウトロー』でも監督を務めたクリストファー・マッカリーが、本作のメガホンを取る。


 今度の追跡者はCIA!

 スパイモノ作品で必ずといっていいほど主人公たちの邪魔をするあのCIAだ。


 本作は、冒頭から「テンプレ崩し」が行われる。


 いつもの任務を聞くシーンが、敵の罠だっただけではなく、協力者もテロによって殺される。


 孤立させられたイーサンに、仲間は協力したくてもできない。

 前作よりさらに追い詰められることに。


 オーストリア首相暗殺を阻止するため、ウィーンのオペラ会場を舞台にテロと戦うイーサンたち。

 派手な戦闘シーンとは対照的に、実際のオペラを流しながらのアクションである。


 だが、その作戦に失敗をしてイーサンはCIAから追われる身となった。


 なんかあったらだいたいCIAのせい。

 あるいは、MI6のせいだ。

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