『さらば あぶない刑事(デカ)』 仮面ライダーメテオVSスカル!
タカとユージ、定年まで、あと5日……。
鷹山敏樹(舘ひろし)大下勇次(柴田恭兵)はもうすぐ定年だというのに中華街でドンパチ!
やっぱ、あぶない刑事といえばドンパチでしょ!
中華街を牛耳っている組織のボスを追い詰めようとしたが、邪魔が入って逃げられてしまう。
翌日、追っていた組織のボスが無残な死体となって発見された。
彼は、日本のヤクザと中国・ロシアマフィアを繋いでいた重要人物だった。
後釜となって現れたのは、南米を拠点とする組織BOBのボス、ガルシア(吉川晃司)だった。
彼は、タカの恋人とも因縁が深い。
課長となったトオル(仲村トオル)は、二人に「捜査から外れろ」と命令を下す。
今回の相手は、あまりにも危険すぎるからだ。
ガルシアは中国マフィアの支配する船に単身乗り込み、マフィアたちを殺害した。
本作は、みんなが見たい「あぶない刑事」集大成だ。
静かに、それでいてホットな対決が展開される。
ユージが足を洗わせた青年、川澄(吉沢亮)も、ガルシアたちの動向を追っていた。
川澄を追って、なんと小型船を追い抜く!
「ミュージックスタート!」
といって、「RUNNING SHOT」が掛かるのも楽しい。
逃げた川澄をようやく見つけたユージは、川澄から事情を聞く。
ガルシアの撒いた危険ドラッグのせいで、仲間たちが次々と非業の死を遂げたという。
タカはガルシアと、バーで語らう。
この静かな言葉のかわし合いが、より緊張感を漂わせる。
ユージと協力して、ポータブルHDDを手に入れる。
松村元署長(木の実ナナ)にディスクを渡し、取り引き関連の情報を引き出した。
これで、BOB関連の組織に打撃を与えられるだろう。
だが、追い詰められたガルシアは更なる手を企てていた。
レギュラーのほとんどが定年退職している本作。
田中刑事(ベンガル)も、今ではラーメン屋の屋台を引いている。
だが、舘ひろしといえばバイクに乗ってのショットガン撃ち!
柴田恭兵といえば俊足!
浅野温子といえばコスプレと奇行!
こういったお約束を決して忘れていないところが、実に偉い。
みんなが見たい「あぶない刑事」である。
さすがにトオルは成長しているのか、「女を紹介してやる」って言われても動じなくなったが。
「モテないユージさんに紹介してやるって言われても、説得力がないんですよ!」
と返す始末。
最後だからなのか、アクションもかなり容赦がない。
本作は今までとは比較にならないほどの、ピンチらしいピンチに見舞われる。
窮地に追い込まれても、二人は軽口をたたき合う。
これぞあぶない刑事であろう。
これをいかに切り抜けるのか、それは本作をお楽しみに。
また、本作は、仮面ライダーメテオ(吉沢亮)と仮面ライダースカル(吉川晃司)の対決でもある。
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