第14話 世界の危機シリーズその2
数百年が経過したところで、大地の底に虚無の根が入り込んでいたのを発見した。久方ぶりの侵攻だな。
それに対抗するために、私達がじきじきに出ていって、地の底溜まりであった虚無の泥を大地ごとごっそり別次元へ放逐した。直接的に奇跡の影響は与えられずとも、周囲の物で包めば放逐は可能みたいだね。ただ、小さな砂場に巨大なショベルカーで地面を抉るような感じ行うので、手加減が非常に難しい。地上だと大陸を一つ駄目にするかもしれないんで、今回は地下で良かったよ。それに前の泥闇と違って大人しいから簡単だし、動かないから封印を破る心配もない。まあ、ちょっと地の底が抉れたが、なんとかなるレベルだ。ティニマには苦労をかけるけどもね。
どうにも、虚無が定期的に襲いかかってくる。「世界」は敵を防いでいるらしいが、本当に防げているのか疑問視するレベル。いや、まあ、その打ち漏らしを処理するために、我々がここに呼ばれたのだろうけども。
ただ、これは世界の危機でもある。人類は知りもしないが、こうして神は人知れず戦いを繰り広げているのだろう。とか思えば、故郷の世界の神様も大変だな、と他人事のように思っておく。いるかどうか知らんけど。
で、だ。
その地底の空洞だけども、ちょっと大きすぎる空洞になったんだよね。
それを見て、ティニマが
「ここにさ~、表には出れない子達の世界を作ってあげたら?」
とか提案してね。
まあ、表に出れないというのは、ようは迫害されて数を減らした種族の事だろう。ちなみに、我が大陸の南山脈に逃れた夜の民だけど、帝国からの再度の侵攻にあって滅亡の憂き目に合っておる。なかなかヤバそうな感じなので、私としては彼らをここに運びたいなぁ、とか思うのだが。
ヴァーベルとティニマの同意を得て、我々は時エネを用いてここに新たなる小さな世界を構成することにした。とはいっても、大したエネルギーは用いてないけど。
擬似的な明るい空を造り、夜には小さな月が登るようにした。この月が空を構成しているので、ぶっちゃけ月が落ちたら世界は暗闇に落ちる。まあそんな事にはならないだろうけど。それから大地に海を構成し、様々な絶滅危惧種の植物や獣を連れてきて、それから夜の民を入植させた。あと、獣種のあぶれ部族を数種と、病弱な突然変異のエルフを数種、翼種で羽落としをされて遺伝固定してしまった地族もゾロゾロと。
そんな感じで新しい世界が出来まして、この世界は「地下世界」と便宜上で呼ばれることになりました。つまり上は地上世界やね。そのままやな。
なんかさ、名前なんてテキトーに作ってるから、いい加減ちゃんとした地名を作るべきじゃね?とか思った。思ったので二人に話せば、二人も喜々として乗ってきて、各大陸の名前を決めることにした。もっと早くやるべきだったよね。
まず、地上世界の名は「ジョー」。
地下世界の名は「カー」です。
………テキトォォー!?!?
あのさぁ、だからもうちょっと捻れと。どストレート過ぎて空いた口が塞がらんわホンマ。とエセ訛りをしつつ説教すれば、二人はじゃあ次はちゃんと考えようねー!って感じで頷いた。最初からやってください、最初から。…多数決だからさ、私の異存で決定は覆らんのだよ。おのれ民主主義め…!!
そんで、獣種の大陸は「ザーレド」。
翼種の大陸は「メルディニマ」になり申した。
そうそう、これでいいんだよ!これだよこれ!
ああ、人種の大陸は「ゲンニ」にしました。…え、私も負けず劣らず適当だって?そ、そんな事ななないよっ!?(目泳ぎ)
ま…まあともかく、地下世界カーはなんとか稼働し始め、特に問題もなく月日が過ぎていった。連れてこられた者達も、最初は戸惑いが多かったようだけども外敵がほぼ居ないのでまるで楽園のような感じで過ごしている。敵はおらず食べられる植物も多めに配置し、木々は盛んで地上の物より良質な物を取り揃えているし、病原菌なんて物もない。たとえ遭難しても生き延びることは難しくないな。
とはいえ、数が増えればまた侵略やらなんやらが起きるだろうし、そうなったら追い出そうかな。で、別の絶滅危惧種を連れてきて量産して放り出す、と。…ううむ、なんとも鬼畜な事をやってる気がするな。間違ってないけど。
ま、この世界はイージーモードな分、住めるかどうかは当人たち次第ってことだよ。真に争いが嫌いな種族なら永遠に住めるんじゃないの?リソースを圧迫しなけりゃね。
※※※
大変な事が起こった。以前、吹き飛ばした虚無の根だが、その一部が巧みに姿を隠していたらしく、密かに大地に根付いて増殖を繰り返してコロニーを作りやがったのだ。そのコロニーは相も変わらず何かを喰らいながらズモモモモッと増えている。
ただね、今回のこれは以前の泥闇とは性質がやや違うようだ。以前のアレが地表を進行してくるタイプなのに対し、今回のこれは徐々に大地を侵食して大地そのものを腐らせようとする性質なのだ。いわば、腫瘍だな。まさに大地の癌そのものだ。
当然、対抗すべく我らは集まって対抗策を行った。世エネを用いて包んでポイッ!しようとしたのだが、凄まじい数の根っこが大地のあっちこっちへ根付いていて、それが楔になって抜き取れない。決して切れない根っこの巨大芋を引っこ抜こうとするレベルの苦労とでも言えば良いのか。しかもこの根、大地の隅々まで行き渡っているので、全て排除するには大地全てを取っ替えなきゃ無理なレベル。なんというイヤらしさ!
今回は前回よりも面倒な相手だな。この癌細胞のごとき存在をどうすべきか。
「大地の癌ってことは~、あたしが消えちゃうって事だよね?そうすれば、どうなるの?」
大地そのものが根腐れを起こすわけだから、我らのどちらかが再び大地を興さなきゃいけないだろうね。当然、ティニマは斃れるから居なくなる。
「そんなの絶対に駄目だぜ!!」
当然。ティニマが居なくなると私の負担が増えるじゃないか。それは困る。
「相も変わらず減らず口だなぁお前は」
「あはっ!ルドラっていつもそんな感じだもんね~。なんか安心するよ」
普通、そこは怒るところなんだけどね。
「お前の素直じゃない言動には、俺たちも慣れたってことだよ。本当に素直じゃねー奴だよ、お前は」
むむ、なんかヴァーベルに言われると腹が立つぜ。
とまれ、どないしよう?
最悪の事態を想定して、別次元を新たに開いておいたから、生命はそっちに転移させれば退避は可能。もっとも、この「世界」という枠組みからは逃れられないんで、あくまで別世界ではなく別の次元って事だけども。
荒療治だが、もしも大地全てを吹き飛ばすことで腫瘍を殺す事になれば、定命の者達は退避してもらうことにしよう。…もちろん、かの方舟のように、乗せる種族を選別する必要が出てくるけどね。
「そうならねえことを祈るしか無いな…封印手段は軒並み全滅。攻撃は通るように見えるか?」
「無理だと思うよ~。今回も大地の底だから、定命の子達じゃ届かないし。それにあたし達は直接なんとかできないのは同じだし~」
厄介な…改めて厄介な!
しかし、待てよ?今回の腫瘍も増殖しているということは、元素を食ってるってことか?エネルギーが無いと虚無は増殖できないという法則の筈だからな。
だが大地の底の元素なんて、基本は地属性の元素しか無いはずだが…。
「待って!なんか今回は元素がエネルギーの元じゃないっぽいよ!」
「マジか!?」
マジで!?
「マジだよ!」
そ、それじゃ何を食べて増殖してんの?あれは。
「えっとね、多分だけど、元素じゃなくて…あれ、祈りを食べてるんだよ!感情を食べて増えてるんだよ!」
…あんだってぇ!?
「感情を食べるって…ようは、俺たちに向けられてる祈りの感情とかのことか?」
「うん。あたし達に向けられた感謝の祈りが世エネに還元されるように、たぶん他の感情もエネルギーになるんだよ!きっと、その別の感情を集めて食べてるんだよ!特に負の感情はあたし達ですら利用できないエネルギーだから、虚無にとっては山盛りで美味しいご馳走なのかもしれない!」
ぐっ!?そうか、人の負の感情、悪い心、欲望、それらを食べて増殖してるってことか…!つまり、あれは人類悪を溜め込んで増えている、悪の化身みたいなもんだな。
そして、一つ一つは微々たる代物でも、溜め込めばそのエネルギーだって馬鹿にはならない。その証が、あの腫瘍なのだろう。何百年もかけて肥大化した、生命の悪意そのものだ。
しかし、ならばどうする?
あれはどうやって負の感情を一身に集めているんだ?偶像としても存在しないのに。
「…ひょっとして、魂そのものに何かしてんじゃねえのか?」
なぬ!?魂って言えば、私の管轄だが…。
一応、冥府で見てみよう。ええっと魂の構成情報を死神くんに伝えて調べさせて、ああして、こうして…、
出た!
その内訳は…………げっ!?
魂にはいろいろな紐づけがされてるんだが、いつの間にか、そこに変な紐がくっついている。酷く細いが、酷く巧みに魂そのものへ根を張っている。そう、まさに寄生植物のように。
くっそ、いつからこんな細工を!?
まさか冥府に手を加えられた?いや、ありえないな。私の管轄でそんなことがあれば一瞬でわかる。じゃあ、どこから?
時を操って過去を見ながら、地上で起きた出来事を血眼になって探す。
そして、ある部分でハッとなった。
………そうか、領界か!?
「どういうことだルドラ!?」
過去のシーンの、ここを見てくれ。
以前、泥闇は地上に災禍を遺しただろう?あの時、残った泥跡は暫くして大地に染み込み、そのまま毒素として残ってたんだ。その毒素は大地の者、すなわち植物を汚染し、虫、鳥、獣、遂には人間へと手を伸ばしたんだよ。そこで、毒素が定命の魂を穢し、魂そのものが虚無に汚染されたんだ。
くそ、厄介な物を残しやがって…。
「虚無に汚染って…具体的にはどんな感じなんだろう?感情を集められてるのはそれが原因?」
おそらく。
魂の汚染は当人に自覚症状は無いようだね。ただ、魂の格が削れて歪になってしまう…人格にも影響を与えているかも。まさに異形化に近い現象だ。
魂が汚染されたまま冥府の門を通り抜け、現世との繋がりが最も薄くなる転生の門を潜った直後に、侵略していた虚無の一部と、汚染された魂が繋がったんだ。
あの領界は線引が甘かったから、密かに虚無が入り込んでたのか…気づかなかった!
「じゃあ、すぐにその転生と現世の領界を強化しねぇと!」
すぐに着手しよう。
だが、問題は汚染された魂の数だ。夥しい人数の者達が汚染されていて、彼らの全ての感情が腫瘍の糧となっている。汚染を解除するには、全ての者は肉体から離れてもらわねばならない。
「それは…」
だが、これは逆に反撃手にもなりうるね。紐づけされた魂に繋がっている腫瘍は、感情を効率よく取り込めるように無防備状態のはず。なら、そこの道を通じてカウンターパンチを食らわせられるかもしれない。
「だが!それはつまり…汚染された連中を全員殺すってことだろう!?」
そうだよ。
「助ける方法は…無いのかな?」
全ての汚染者が死ぬのを待つの?翼種の寿命は長いって知ってるでしょう?
その間に腫瘍は手がつけられないレベルまで増殖し、大地に致命的な手傷を負わせるかも知れない。よしんば、大地をまるごと交換しても、魂の汚染者をなんとかしなきゃ意味がない。
そんなリスクは背負えない。
「だけどよっ!?これだけの、人間外も含めた魂なんて…ヘタすりゃ現在居る人間達よりも数が多いんだぜ!?それに世界の人口レベルの半分以上を、俺たちが殺すっていうのかよ!?」
それが、神様ってやつの仕事なんじゃないのか?
「違うっ!俺は断じてこいつらを殺すために作ったんじゃねぇ!!そんなのは認めねぇ…絶対に認めねぇぞ!!」
じゃあどうするのさ?このまま放置するわけにはいかないよ。妥協案は?
「それは…っ!!」
…何故、そんなにも定命の者の死を恐れる?
死んでも転生はできる、何も悪いことなど無いだろう?
「ルドラ…お前…」
「………ルドラ」
…え、なに、その反応。私にとっては当たり前の事だったんだけど、そんなに変な事言ったかな?
…いや、そうか、そうだな。これは神としての思考だ。人の思考じゃない。死を司る私にとって、この世界の命ってのは酷く軽い代物に見える。現実感が薄い神だからこそ、淡々と、ゲーム的に処理できてしまえる。夢現に、虐殺できてしまえるのだ。
だが、これから消す彼らもまた、命だ。生きている。それを、殺す。殺すのだ、私が。
…嗚呼、実感が、沸かない。
そんな自分の心に、絶望的な気分になる。まるで…まるで自分が化物にでもなったような気分だ。実際、怪物なんだけども。
自分の姿に向き直って、酷く薄気味悪い感触に囚われるが、今更か。
私は誰だ?
死の神、冥府の主、死者を選別する邪神。
今まで、どれだけの命をこの手で屠り、選定してきたと思っている?
……………そうだな、ならば、私がやることは…。
顔を上げ、手を掲げる。
全てはそれだけで事足りた。
「っ!?なんだ…ルドラ!?何をした!?」
「い、命が…みんながっ!?」
眼下では、一瞬で人々が発光し、消え去る光景が見えた。
肉体の溶解、消滅…掃除や疫病が大変そうだから燐光にしたけども、それも可哀想ではあったかな?
しかしこの瞬間、私は全ての汚染された魂を支配してそれに張り付いた根を浄化し、道を下って腫瘍に攻撃を仕掛けた。
別次元で繰り広げられたそれは一瞬で、敵の防御など物ともせずに、ヤツへ消滅の一撃を与えることは出来た。が、腫瘍め、ご丁寧にこっちの一部を持っていった。やるじゃん。
「ルドラァッ!!」
おっと。
ヴァーベル、神々同士で喧嘩はご法度じゃないかい?
「お前は…なんて、なんてことをっ!?なんで平然とこんな事ができるんだよっ!?なんでっ!?」
何故って、そりゃぁ…、
私が「神」だからだよ。
※※※
【楽園とも呼ばれる世界が、どこかにあると言われている。そこは常春の世界であり、現世ではお目見えできない多種多様な植物、動物、定命の者達が住んでいるとされている。とはいえ、そこからやってきたとされる者は皆墓の下なので、真偽の程は定かではなく、また行き方も誰も知らないのである。
その楽園はカーと呼ばれ、この世界をジョーと呼んでいるようだ。誰が呼んでいるかというと、原初の神々がその名称を口にしていた、とあちらの人々の子孫はそう語っている。だからその子孫らは皆、楽園をカーと呼び、自分たちがいつかカーに帰れることを夢見ているのだと言う。
さて、そのカーより来たりし来訪種はいくつかあるが、中でもオーソドックスな者達を紹介しようと思う。
まず、光エルフと呼ばれる人種のエルフ達だ。彼らは皆真っ白な肌と髪をしており、赤い瞳が特徴的な種族である。エルフよりも線が細く、皆が可憐で線が細い、お伽噺で語られる妖精に最も近い印象を受けるだろう。彼らは戦いを嫌い、文明を持たぬ種であるためか、大森林の奥深くにひっそりと住んでいるという。以前、大森林で迷い込んだ調査隊が、言葉を持たぬ光エルフ達に保護され、助けられたという逸話は有名であろう。その後、別の捜索隊が光エルフを探したが、彼らを見つけることは遂に出来なかった、というのも。
次に、狐に似た顔立ちの獣種、ラプ族だろう。彼らは防衛のためか、変身特性を生まれながらに持つため、獣種からは化かす存在として迫害されてきた。また、体躯も獣種の中においてはそう強くはなかったため、始祖ライオーン出奔時の大乱によって大きく数を減らしてしまったようだ。特徴は、金毛で3股の尾を持つという事だ。また、この尾を狙ってラプ族を狙う輩が後を絶たぬようで、現在ではヴァールン諸国にて厳重に保護、隔離されている。
最後は、翼種の地族であり、第三の目を持つティレット族である。彼らの特徴は、やはりその額にある第三の瞳であろうか。危機に瀕した時しか開眼せず、またその瞳が開かれた時のみ、巨大な魔力を扱うことができる。何よりも、ティレット族は非道な実験材料として利用された過去があるのだ。ティレット族はもともと普通の天族であったのだが、罪人の羽を切り落とす「羽落とし」という刑に処された者同士を掛け合わせ、飛べない種として交配改良され、当時の天族の愛玩として利用されていたという経緯がある。そこで一部の者達は前述の非道な魔導実験で用いられ、その額に魔法の瞳を移植され、遺伝を固定化されたという。なんとも、胸の悪くなる話である。
レ・サイアのエスケル「幻の大地」より】
【この日、人類はその3分の2もの命を一瞬で失う事態が起った。あまりにも唐突に行われたその大破壊の原因に対する明確な解答は、未だに得られていない。ただ、これほどまでの規模の死者を出すことなど、神が行える以外に方法がない。故に、必然的に神々の手による事変であったとしか言いようがないのだ。
後に、ヴァーベルの眷属神の一柱が、「この厄災はルドラ神の仕業である」と明言したとされる。この、嘘か誠かわからぬ言葉はあっという間に広まり、家族を失った人々はその怒りを一気にルドラ教へ向け、その排斥を行ったのだ。これが原因で、ルドラ教の社会的立場は地の底へと落ちることとなる。とはいえ、人種におけるルドラ教の立場は、既に低い位置へと成り果てていたのだが。これ以降、ルドラ教は邪教として世に広まることとなり、ルドラ神は原初の邪神である、という言説を、人々は長らく真に受けることとなる。
この出来事について、当時を知る者達は一様に揃って口を噤んでいる。同じく、今の神々もその事変について沈黙を保っている。夜のベールに覆い隠されたルドラ神は、一体何を思ってこのようなことを成したのか、その心は未だに明かされてはいない。
アステレス・ラケル・ネゼルール著「神と人」より】
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