第10話 世界の危機シリーズその1

てぇへんだ!魔王打倒から30年経過したところで、なんか魔王を倒した場所からよくわかんない何かがデロって生まれて、それが世界に蔓延している!なんだあのデロってしたもの!?


泥みたいな汚泥なのだが、これが広がって海を侵食し、遂には我が大陸にまで上陸してきたのだ。泥闇が触れた植物は灰色に朽ち、動物は狂ったように暴れまわり、そのまま魔物と化している。当然、人が触れればその者も魔物と化し、理性のない死せる異形へと変貌するのだ。やべぇ、どうすんだこれ?


大急ぎで原初の三神が集って情報交換およびこの異変を確認したんだけども、みんなよくわからない何か、としかわからなかった。ますます不可解だ。


「う~ん、これって生き物じゃないよね?あたしが見たところ、理性ある存在には感じられないし~」

「けど、明らかに人間を狙って動いてるよな?まるで粘体みたいだぜ…魔物の一種なのか?」


ティニマ、元素の方では何か異変は?


「えっとね、元素は乱れてて…少しずつ消えてるみたい。あたしが感じるところ、あの泥が食べてるようにも思えるの」


食べている、だと?元素を?


「そう、なんか複数の元素を吸収してるっぽい?元素はこの世界を構成する自然エネルギーの元だし、元素や精霊が消えると風も火も発生しなくなっちゃうよ。それに、自然エネルギーは魔法の元でもあるし、人も身を護る術がなくなっちゃう」

「まずいな…中央大陸の北側を食い止めようと、人間たちが頑張ってるようだが、このままじゃ連中も共倒れだ」


うん、非常にまずい。ゲロまずだ。

…「世界」にアレらの正体を聞いてみるか?いや、なんか癪なんで、それはまだ止めておこう。

まずは我々で考えてみるんだ。奴に助けを求めるのは最終手段だな。


 さて、とりあえず例の泥を観察しに行く。神はどこへでも移動し放題だから楽だ。

泥は地面を侵食し、徐々に徐々に南へと進行していく。北の森は半壊し、ついでにエルフの王国が消滅しそうだ。

ちなみに例の平和主義なエルフの王国だけど、土の精霊くんが泥闇に食われる事を恐れて逃げちゃったので、なんか大混乱と化している。が、そんな事は知ったこっちゃ無い。

とりあえず、すぐに人間の王国へ「厄災が起こってるからエルフの国へ援軍に駆けつけるように」と司祭には言っといたんで、人間達は今、エルフの国に居るんだけど、混乱するエルフ達をなだめることで手一杯だ。役に立たん連中め。


 泥を観察してみたところ、こいつらの性質は「生き物を積極的に侵食して魔物化させる」という点と、「全体的に意思を持つ」という点だ。光を恐れる傾向があるので、援軍の魔法にビビって逃げるんだけども、すぐに魔法を使う者を狙うようになった。学習能力があるってマズイんでは。

魔法使いが何人か飲み込まれ掛けてたんで、時エネ奮発で転移させておいた。彼らの信仰心がマッハなんだけども、今それどころじゃない。

しかし観察していてわかったんだが、この泥、ひょっとしたら食らった元素の分だけ増殖しているのかもしれない。つまり、無限増殖しているわけじゃないんだよ。虚無の物質化にもエネルギーが必要ってことなんだろう。

だがまぁ、これは僥倖だ。

つまりは、元素の無い空間に、こいつらを1匹残らず閉じ込めれば良いんだな。

ならば魔王と同じ戦法を取ろう。違う次元を創り出し、そこにこいつらを吸い込ませれば…。


「ルドラ!この泥、神の力が通用しないぜ!」


マジかよ。マジだった。


ヴァーベルの光の奇跡にはケロッとしているし、吸い込みにも反応しない。ただの世エネの無駄遣いで終わった。しかも時エネも効果がないと来たもんだ。ぬぐぐ…!こいつら魔物よりもずっと厄介だな…!?

しかし、どうするか…まず、こいつらを魔王のように封印するには、1匹残らず異次元へと引き込む必要がある。一匹でも残った場合、そこからまた増殖する可能性が高い…どうすんだこれ?

…とりあえず、試しに適当に作った魂の入ってないマネキン人形に全力で加護を掛けて、泥の前に出現させてみる。

案の定、泥は光に釣られたのか寄ってくるんだけど、強すぎる光にビビって後退するのを繰り返している。挙動がちょっとアレだな、AI設定ミスってない?

光に寄る習性を確認し、そのまま異次元を出現させてから、その中へと人形を入り込ませる。と、それへ一斉に移動を開始する泥闇-ズ。で、全てが入り込んでから、最後は異次元の入り口を封鎖して終わり。

ふう、なんとかなったぜ。


…と、思っていたら、バッツーン!と凄い音がして空間が捻れ飛んだ!なにぃ!?

で、中からうじゃうじゃと出てくる泥闇。なんてこった…封じることも出来ないなんて!


「くっそ!?まさか異次元を突破してくるなんてな…!どうするルドラ!?」


むむむ…!

…いや、待てよ。こいつらが突破してきた道を調べてみれば、空間の歪みをこじ開けたのが見て取れる。現世の次元を歪めて入り口を作ったんだが、そこがそのまま歪みになってて壊れやすくなってしまっているのだ。いわば、鍵の掛かった木箱の蓋だな。バールでも有れば箱を壊すよりは少ない労力で、蓋をこじ開けることができるだろう?そういうイメージ。

つまり、その蓋に該当する部分に、厳重な封をすれば封じることができる、はず。


「封印か…魔王は無限に湧き出てくるから出すこと前提で造ったけどよ、今回はそうも言ってられねぇよな」


そうだな、これは勇者でも倒すことの出来ない存在だ。なら、二度と出て来れないようにしなきゃマズイ。

たとえ話で言えば、箱を鉛に変えて、蓋部分を溶接して完全に隙間を無くす必要がある。

歪みの入口に門を作り、その門を施錠できるようにしよう。


…問題は、その門の鍵だ。


当然だが、鍵も門も頑丈な物にしなきゃいけないし、鍵穴も溶接しなきゃいけない。

つまり、中から出てこれないようにするために、鍵は中と外、同時に使用しないと外れないようにする。

中で鍵を掛けてもらったら、その存在はそのまま鍵穴を保護する為の障壁となってもらう。先ほどで言えば、鍵穴を溶接する材料になってもらうのだ。其の者の、練磨された魂を代価にね。

つまり、


「誰かが犠牲にならなきゃいけねぇってことか…」


しかも、神じゃダメだ。

あの泥は元素を食べるように、神などの存在をも食らうようだ。世界を管理する神が犠牲になるなんて、もっての外だし、何より神では鍵を掛ける前に壊されてしまいそうだ。


「…今から封印用の存在を作るってのは」

「ダメだよ、人形じゃ意味がないの。魂が無いと、鍵の保護が出来ないし」

「ぐぐ…!じゃ、じゃあ魂のある人形を造れば…!」


魂の練磨には時間が掛かるって知ってるでしょ?

これのポイントは、練磨された魂が必要ってこと。つまり、何度も転生を繰り返した、魂の格が高い命が要る。

格が高ければ高いほど、頑丈な保護になるだろう。二度とこいつらを出さないようにするためには、出し惜しみは出来ない。


「……くっ!」


…流石のヴァーベルも、これには何も言えないようだ。誰かを犠牲にするのは心が痛む。私でもね。

けれども、やらなきゃ大勢が死ぬんだ。なら、迷ってはいられない。


「…やろうよ、ヴァーベル。もう、やるしかないよ」

「ティ、ティニマ…」


…ティニマらしからぬ言葉に、ちょっとだけ無言になる。

あのティニマにとって、それは一番やりたくないことのはずなのは、言わずとも。そう決断したのは意外過ぎる。

しかし、ティニマはなんだか真剣な様子で呟く。


「出来ない、じゃダメだと思う。それにね…これ以上の犠牲を増やさないためにも、誰かの犠牲が絶対に必要だって言うんのなら…」


…うん、わかった。それじゃあ、犠牲は私が決めよう。


「ルドラ…」


ティニマ、そういう役割は私の役目だ。無理して繕う必要は無いよ。


「………」


…さて、ティニマの覚悟を受け取りつつ、私がなんとかしよう。おそらく魂的には最年長だからな。


まずは、犠牲となる存在をピックアップする。魂の格が高く、神に親しい存在。

………初案は、ヴァルスだ。彼は始祖で、長く生きる内に格も高まっている。死すればきっと神にも成れるに違いない。

しかし、ヴァルスは今、翼種の大陸に居る…彼を犠牲にするには、私でも大きな覚悟がいる。

子供ができたんだよ、彼。旅先で出会った翼種のお嬢さんとの間にね、可愛い女の子が。ヴァルスは子を何度も成してるけども、今までの作業感ある繁殖行動とは違って、心の底から愛ってのを感じさせる。始祖としてではなく、人としての幸せだ。

そんな彼を犠牲にできるか?と聞かれれば、口ごもってしまう。だが、彼しか居ないのならば、するしかない。それもまた、始祖の役割だろう。


………………………あぁぁぁあぁぁぁあっっ!!?!?でもさぁ!幸せ絶頂のマイサンに死ねなんて言えますぅ!?いや、きっと快良く了承するだろうけどもぉぉ!?私が!罪悪感で死にそうなんだよおぉぉっ!?!?


じゃ、ヴァルスじゃなきゃいいのか、って話だけど、うん、そうです。だって人種の純血って、もうヴァルスしか残ってないし。王国は入植者も居るんでみんな異種ハイブリッドだからさ、私の子って感じがしない。私は我が子以外には冷たい。でもまぁ、献上品を貰う度に、まぁ別にぃ?見守ってあげなくもないけどぉ?見守るだけだしぃ?って気分にはなる。我ながら素直じゃない。

依怙贔屓してしまうヴァルスは置いておいて、なら他に適任者が居るのか、と問われれば、何人か居る。田の人の爺さんは今も存命なのだが、彼も魂は練磨されてるので適任ではある。


まあ、そんな適任の人々を神界に召喚してね、そこでみんなに説明会を開いて聞いてみたんだよ。

世界のために、永劫の苦しみを背負う覚悟のある存在は居るか?と。

…魂そのものが鍵となれば、転生の道は絶たれる。その先がどうなるかは、私にもわからない。

そんな凄まじい要求に、当然だけど誰も口を開けないようだった。ま、こんな決断、誰も即答できないわな。出来たら狂人か死にたがり野郎だよ。


ところがどっこい、いましたよ。狂人が二名も。


中年の人間の、双子の姉弟なんですがね。彼らが我こそはと名乗りを上げた。

二人の魂はあまり高い格ではないのだが、双子となるだけあって互いの影響力は高い。もしこの二人が鍵となれば、確かにとても頑丈な障壁となるだろう。

私が「本当に良いのか?」と尋ねても、二人は揺らぐこともなく首を縦に振っている。

曰く、「家族と主の為ならば我が存在を捨てても惜しくはない」って。狂信者かな?とか思ったけども、まあその心意気は買おう。私だったら真似できない。

…ところが、話の後に田の人の爺さんと二人が会話してて、それを聞いて私は思わず「あっ」となった。ひょっとしたら、二人の心境は私が原因かもしれぬ。む…ちょっと可哀想な事をしてしまったやもしれんな。


 そして、その両名は後日、異次元の中へと消えていった。鍵を掛けることに成功し、二人は二度とこの世に戻ってくることはできなくなり、そのまま魂を用いて鍵を守る要となった。

彼らという尊い犠牲を出しながらも、世界はなんとか再度の平和に包まれ、人々は歓声を上げて喜びの凱歌を謳っている。私は、彼らの偉業を称えるために、人々に彼らの名と姿と伝説を永遠に語り継ぐように言い残した。これがせめてもの餞だから。

…しかし、あの泥闇はなんだったのか。

おそらくだが、アレは虚無の根が産み落とした、異形の落し仔だ。再びあんなのが現れたらたまったものじゃない、と思うのだが。


しかし、後日「世界」が話しかけてきたので、その心配は杞憂と知る。

「世界」曰く、あの泥闇は魔王が消滅した際に、虚無の根がその隙間を縫って入り込ませた一部だそうだ。魔王が閉じ込められた次元に外から侵入し、虚無は魔王に続いて封印を破って入り込んだんだそうな。つまり、私らの不手際だそうだ。マジか。

「世界」が異次元の守りを強化してくれたので、以降このような事態が起こることはない。が、これには私も悔しさでぐぬぬ!している。くそ、なんか奴に借りを造ったのが非常に悔しい。おのれ…!


まあ、それはそれとして。


手は掛かりそうだけど、泥闇の封じられた次元門を弄ろうかねぇ。大変だけど、こればかりは私自身がやらねばならない。それが、彼らの神である私の、役目だからだ。



※※※



【その日、我らは夢の中で原初神ルドラに出会った。ただの夢と思うかもしれないが、それは確かに神の啓示だった。そう、私が幼い頃に聞いた、かの偉大なる神と同じ声だったのだ。

神は威厳ある声で、私達へ言った。


曰く、「世界に未曾有の厄災が迫ってきている」、と。


中央北大陸に厄災が出現した、というのは、この東大陸でも噂で聞いていた。その報に始祖ヴァルスも大慌てで戻ろうとしていたが、しかし二人目を身ごもっている奥方を放って行くのに躊躇されており、私が様子を見に行くことで妥協させたのだ。今、あの方は始祖ではなく、一人の父であるのだから。


その旅の最中に、ルドラは私を呼び寄せて厄災を話し、そして言われたのだ。


永劫の苦しみの中で犠牲となる覚悟を持つ者は居るか?と。


私は、これの問いに答えることは出来なかった。私とて老いた身だ。死ぬことに恐れはないが、しかし魂までの消滅とは。転生の門が閉じられるのは、私とて躊躇する話だった。

だが、これに名乗りを上げた者達が居た。人間の、男女だ。姉弟らしく、どこかその面立ちは似ていた。


王国のルドラ教司祭グリセルと、魔法騎士アーヴェルと名乗った。アーヴェルは私の後任が育成した者のようだ。彼らは敬虔なルドラの信徒で、世界と家族の為ならば消滅する事も厭わない、と。


長く生きてきたが、彼らのような決断ができる存在は稀有だろう。それは異人種でも言えることだ。宗教が力を持つ社会形態の翼種であっても、転生の道を絶たれる事は何よりも恐れる。

若さゆえ、とは言えないだろう。そこそこに歳を得ている彼らには、落ち着いた者の風格がある。思わず、私は彼らに何故その決断が出来たのか、と尋ねてしまった。

グリセルは、


「もうすぐ孫ができるんですよ。夫に似て、聡明ないい子なんです。あの子のためなら、私は存在を引き換えにすることも厭いません」


こう言った。

アーヴェルは、


「俺には子が無いが、それでも王国の子らは我が子と同じだ。子らが苦しみ、滅ぶ様を見てまで生き続ける意味はない。ならば、できることは決まっている」


こう言った。だが、これが転生を拒否してまで行う理由に成るのだろうか。私には理解できない心境だ。

しかし、そこで話しを聞いていたルドラ神が、声を上げた。


「お前達、あの時の赤子か」と問い、二人はほほ笑みを浮かべていた。


…断片的な会話であったが、総括するとルドラ神はこの二人が母体の中に居る時に延命し、人をやって救い上げたという。そして二人の母は、魔物に食い殺されていたと。


魔物に関して言えば書くまでもない。奴らに殺された者は死して不浄となり、生ける屍となるのだ。その魂の無い身体もまた、人を食い殺す異形と成る。

そしてこの二人は、異形に変貌しつつある母の胎より取り上げられた。つまり、この二人もまた異形の一部を身に宿している。

ルドラ神によれば、二人は心が欠けているそうだ。それでも人として生きてこれたのは、おそらく二人の育ての親による教育のお陰だ、と。二人共、ルドラに救われた記憶だけは何故か強く残っていたらしく、今日まで盲目的にルドラの教えを受け、守ってきたと。

…聖人のような事を言った二人だが、それは本心ではないのだろう。いや、本心すら無いのかも知れない。二人の心は人形に似ていると、ルドラは評した。よくもまぁ、今日まで普通に生きてこれたものだ。その苦労は並々ならぬものだったのだろう。いや、ルドラに選ばれた時点で、この二人も非凡な才を持つ者なのだろうが。

                   「エーティバルトの手記」より】


【今日まで、定命の者の生活と切っても切れない存在と言えば、やはり魔物であろう。こいつらは魔王の出現と共に増加する傾向があり、更に言えば生き物を食らうだけで生きてすらいない化物であることに、異論を挟む者はいないだろう。

 この魔物の特性の一つに、食らった者を異形化させるという力がある。ほとんどの存在は動く死者、つまりゾンビーと呼ばれる物に成り果てるのが常だが、時に例外も存在している。例えば、生ける屍と呼ばれる知性持つ復讐鬼レヴァナント、再生能力が異様に高い大猿のようなトロール、襲いかかることもない蠢くだけの肉塊という、訳のわからない例もある。

しかし、中でも有名なのは、かのタビトである原初の魔法使いエーティバルトの手記にも書かれている、グリセルとアーヴェルであろうか。二人は聖人として今日まで祀られているが、「半異形を聖人にするべきではない!」と訴える一団によって帝国神聖宗教局と抗争中でもある。

 ともあれ、この二人は異形化している母の胎内より助け出された、半異形の存在であるとされる。外見は一般の人間と同じだったようだが、その心は異形そのものだったらしく、二人の家族について調べたエーティバルトの手記によれば「常にぼーっとしている人だった」「一日中、神に祈っている姿しか知らない」「何を考えているかわからない」「無茶な行動を平気でやっていた」といった、あまり良い印象ではない意見だったようだ。異形の心であるならば、人に危害を加えなかったのは奇跡と言っても過言では無いだろう。

 だがしかし、二人が居たからこそ、この世界は今日まで存続してる、という事実も忘れてはいけない。確かに彼らは半異形であったのかも知れない。しかし、まともな人間であっても、世界を救うために身をなげうつ事のできる存在が、どれほど居るというのか。

もっとも重要なのは「其の者が何の人種だったのか」ではなく、「その人生で何を成し遂げたのか」なのではないだろうか。

           ベシュア・シュレイン著「魔物についての考察」より】


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