第3話 人類が誕生しました
はい、死の神ルドラです。
いやぁ、なっちゃいましたよコンチクショウめ!お陰様で冥府に出ずっぱりだぜ、ああ面倒だ!
まあ、まだ知的生命体は居ないから、カルマシステムなんて微々たるものなんで楽なのだがね。
ともあれ、お仕事お仕事。
とりま、冥府の領域をちゃんと仕事場として利用できるように、整えておこうか。
真っ暗な空と、巨大な大河と、そこを通る一本橋。彼岸と個岸を分けるのはやはり川だろう!橋は、まあ最初は船にするつもりだったんだがね、移動が物理的に面倒くさそうだな、とか思ったもんで、橋にした。死者の列からはみ出ようと逃げ出す者も出るだろうから、そうならないよう橋を管理する存在を作ったほうがええんじゃないの、とか思ったけども、まあ今はまだ早い。そのうちガーゴイルでも置いとこう。
橋を進めば、見渡す限りの荒野が続く。ちゃんと道があってね、地獄のような刑場が道の左右に広がってて、罪人が苦しむ様子が良く見えるように設計たのだ。ほら、転生で記憶を失うとしても、こういう見せしめって重要だろう?それにさ、よく死の国から戻ってきた人間の神話とかも聞くし。そういう人にも冥府ってのが何なのかわかるように、という配慮だな。ああ、それと未練を残した死者が怨霊にならないよう、恨みを持つ憎いあんちくしょうが刑場で苦しむ様子を見られるようにもしておいたのだ。私個人は、こういうのは大事だと思う。なに趣味が悪い?知らんな。
で、その道の先には、私の仕事場である巨大な冥府の宮殿があるのだ。イメージは「なんか豪華絢爛でおどろおどろしい大宮殿」みたいな、ふわっとしたイメージだったんだけども、補正でも効いているのかイメージした以上の代物が出来上がってしまった。見ている私も思わず気後れするような、RPGの魔王城みたいな宮殿ができたよ。入り口が怪物の口だったり、内装がまさにラスボスダンジョンっぽかったり、そのくせ豪奢な絨毯とか絵画とか鎧飾りだとかあったり。
その宮殿まで死者は自らの足で進み、宮殿でカルマシステムと転生システムによって自動仕分けされて、そのまま今後がどうなるかを決める。
転生する善人の処遇だが、まずは死後の楽園っぽい領域も作ったんで、そこでゆっくりしてもらってから、次の命に転生する。悪人は、まあ刑場行きだな。説明不要。尚、刑場の獄卒っぽい存在は居ないので、こちらもなんか作らないといけないだろう。ううん、管理が大変そうだな。
それと、私の姿は私より下位の存在には知覚出来ないようなので、
・・・・・・・・・・・
さて、冥府の創造も一段落したので、私は自分の領域でゆっくりとお茶をしている。
しかし、この間にも着々と貯蓄タンクの時エネは増えつつある。いや、底の方でちょろっとだけ砂が溜まってる感じなんだがね。まだまだ先は長い。
そんな砂時計を見ながらぼーっとしていると、なんか私の領域に二人が飛び込んで来た。
何事だ、と思わず顔を上げれば、
「ルドラ!人間を作ろうよ!人間!」
「そうそう!なんか造るのも飽きたし、そろそろ人とか妖精とか作ろうぜ!」
そう言ってきたのだ。
ああ、うん、わかったわかった。人の営みが見たいのね、はいはい。
適当に二人の言葉を流しつつ、私も重い腰を上げる。
…遂に人を生み出す時がやってきたか、と内心では気が気じゃないんだが。
…我々が世界を創造してから、既に3000年が経過している。
神になってから、時間の経過がやけに早い感じで流れていくので、とんでもなく味気ない。何ていうか、シム○ティ原始編を倍速で眺めている感じ?あー動いてるねぇ、生まれてるねぇ、って他人事のように上から眺める作業が、なんだかゲームな感覚に陥る。
人の世を作るのならば、彼らと同じ時の流れの中に、身を投じる必要もありそうだが。いや、我々の使命は「世界を管理する」ことただ一点であり、別に「人間の面倒をみる」ことではないのだが。つまり、人が世界を滅ぼすような事態になれば、我々は人間を滅ぼさなきゃいけなくなる。それは、まあ、後味が悪いので、そうならないことを祈ろう。
で、その「人間」を創造することだが。
まずは、人の祖となる存在を作ろう。
人間そのものでもいいけども、「人間=獣より弱い」というイメージがついている我々では、おそらく補正によって弱くなるであろう事は明白であり、ただの人間がこの野性味溢れる世界で生き残れるとは思えないので、まずは類人猿っぽい感じで作る。順当に獣から人へと進化して貰うわけだな。
そこで一番最初の人間、つまり始祖のボディを創造してみる。粘土を捏ねるようにエネルギーをモミモミしつつ、人の形を作り出せばそれっぽい感じになってきたぞ。途中、意外と不器用なのか上手く造れなかったティニマの始祖をフォローする為に手を加えたりした。ちょっと私の影響を与えちゃったりしたけども、一応人型にはなったよ。問題は身体が脆くなっちゃってるってことだが…まあいっか。
とりあえず、私は二足歩行できて、手先が器用で、毛皮と爪を持つ原始的な生命体をデザインする。
うん、人類の祖っぽいな。
…で、ここで各々のセンスが出てくるのだが。
「俺はこんな感じで作ったぜ!」
と、見せるヴァーベルが作った祖人類は、私が作ったのよりガタイが良く、ずっと怪力なのだが………一番の特徴は、アレだ。顔が獣だった。猿じゃなくて獅子やん。
「獣人とか格好いいだろ!?俺さぁ、獅子頭って好きなんだよなぁ!」
ああうん、気持ちはわかる。けど今は人を作ってるんだから自重しましょうよ、ね?
「あたしも出来たよー!ほら!可愛いでしょう!?」
そう言って見せてくるのはティニマ作。
私の人類より背が高く、手足が長く、長い毛足の毛皮を纏っているのだが、一番の特徴は背に翼があった。鳥の羽。
だからね、あんたらね、人を作れって言ってんのになんで有翼人を作ってんの。
「だってぇ可愛いって思ったんだもん」
もん、じゃない、もんとか言わない。神様なんだから。
…ともかく、こうして三種の人類の祖を作り出した我々は、ティニマの手によって大陸を3つに分断し、それぞれの種をたくさん作って、その大陸ごとに配置した。
やれやれ、これからどうなることやら。
※※※
はい、あっという間に光陰矢の如し、千年が経過したぜ。なに、早すぎるって?そりゃそうだよ、人類の進化を待ってたらどれだけの時間が必要になるんだか。私の頭が変になるのが先なので、時間経過はぱっぱっと済ませるのだ。なお、時間跳躍は他二人と一緒に定期的に行っているので、飛ぶ時は三人一緒。
私は時の神でもあるので、時間を自由に操ることができるが、過去を逆行は出来ない。しかし覗くことは出来る。現在までの行動全てをログ履歴のように眺めることができるのは便利なのだが、しかし情報が膨大すぎて頭がパンクしそう。これはソート機能付き検索システムを作ることで事なきを得たのだが、作り上げるまでは大変だったのだ。
ちなみに未来に関してだが。
この世界では、未来とは定まらぬ概念である、とのことだ。つまりは、未来を明確に覗き見ることは出来ない。定まってないから、何にでもなるから、見たとしても名状しがたいあらゆる可能性が混在した風景が映し出されるだけだ。2重どころか10重くらい連なった風景とか気持ちが悪すぎて吐きそうなので、二度と見ることはないだろう。
さて、それじゃ時間跳躍で千年経過した下界を見るかね…、
…って、めっちゃ人が犇めいている!まるでアリのように!!
いやいやいや増え過ぎだから!何アレ、精霊が頑張って緑を増やしても、あっという間に人類が森林を侵食して世界は丸坊主寸前じゃないっすか!地球温暖化で世界がヤバい!ここ地球じゃないけど!!
「えぇ~?なぁにあれ。なんでこんなに増えちゃったの?」
「あー、まだ姿は獣っぽいけども…なんってーか、資源が足りてねぇのか?人が住んでいる周辺ほとんどが、荒野に逆戻りしてるぜ」
え、えぇ…なんだってこんな事に…。
時間跳躍した直後の我々は、大急ぎで原因の解明に急いだ。
で、気がついたのだ。
………………あれ、生命の寿命、決めてなくね?
いやぁ、思わず膝を打って大笑いしたね。まさかさぁ、寿命が無くて人が増えすぎるなんて、考えもしなかったもの!あっはっはっはっ!!
「笑ってる場合じゃないよ~!どうするの?これじゃ冥府を作った意味がないよ」
ああ、はいはい、そうだなぁ。
どうやら、下界の生命は寿命が無いので、増えに増えているわけでして。病と怪我による死者は居るので冥府システムは稼働しているけども、それでも産めよ増やせよと増殖する人類の方が圧倒的に多いのだ。うん、そりゃ資源不足になるわ。一方、獣や虫は意外と生存競争が激しい為か、増えに増えても同じくらい死ぬ数も多かったので、気にならなかったのだ。というか、現状では獣は人類の貴重な食料と化している。狩猟時代到来中だな。
ならば、解決策は簡単だ。
寿命を決めてしまえばいい。
「寿命かぁ。決めるんだったら、やっぱ時の神であるルドラが決めろよ。お前の管轄なんだからな」
「そうそう!それにルドラって死の神だもんね!ぴったりだと思うよ!」
えぇ、面倒だなぁ。私は好き勝手観察しながらシステムでも作って悦に浸るのが好みなんだけどなぁ。
ともかく、適当に「寿命」システムでも構築しますかね。
えっと、まずは各生命ごとに寿命の長さを設定しよう。
私が造った人種は、まあ平均寿命60年でいいか。繁殖率は高く設定しているので、一番資源を枯渇させかけているのは中央大陸だったりする。
で、ヴァーベルの獣種は、当人の意見もあって、平均寿命80年くらい。やっぱり人間に近い寿命のほうが良いってさ。
そしてティニマの翼種は、平均寿命300歳と来たよ。大盤振る舞いですな。まあ繁殖率が一番低く設定されてるからね。長生きじゃないと採算取れなさそうだし、良いんじゃないの?
それと、寿命システムに「老化」という項目も追加しておく。年を取るごとに肉体を老いさせる。我々にとっては当たり前の事だったんだけども、なんかこれは認識如何じゃなくて、ちゃんと設定しないとダメな奴だったようだ。はぁ、もっと早く気づくべきだったな。
よし、人類が寿命と老いを持つようになり、本格的に定命の者達と呼ぶに相応しくなった。のだが、当然のごとく彼らも唐突な老化現象や寿命に関して、大混乱しているようだ。
まだまだ文明は原始時代、道具なんて木の槍程度の世界だが、言語の片鱗は見え隠れしている。
つまり、自我を持って意思疎通ができるってことだな。
そこに着眼点を当てて、私はここであえて、一番最初に創り出した始祖達だけ寿命を設定しないようにした。
そして、彼らに我々の代弁者になってもらうのだよ!
…という事を、ヴァーベル・ティニマに話してみた。
「代弁者って?」
我々の意思を代弁するリーダーを選んで、彼らの種を統率してもらうのだよ。
そうすれば、今みたいな無法図では無くなるはずだ。
「おお!つまり国を作ってもらうってことか!」
将来的にはな。
とりあえず、今は集団をまとめるリーダーが欲しい。見たところ、今の人々は各々が勝手に身を寄せ合って、適当に食物を奪い合ったり争ったりしてるみたいだし。明確な共同体を作らないと、いろいろと不便だと思うんだ。
で、その共同体のリーダーを、始祖たちにやってもらうってことだな。
「うん!いいね!それじゃ、あたしが最初に作った子に話しかけてみるね!…あれ、話しかけるってどうやるんだっけ?」
「普通に声を掛けても聞こえてねぇし。こう、「世界」が俺たちに話してきたみたいに、なんか方法が必要なんじゃねえか?ほら、システムが」
……………………………
じ~、と私を見つめる二人。
おい、なんだその目は。作れってか。また私に丸投げかよ。
「だって、あたし難しい事はわかんないし」
「右に同じだぜ!こういう小難しい事はルドラの専門だろぉ!?」
勝手に人を専門にしないで頂きたい。
まったく、ノータリンと脳筋と仕事するなんざ面倒極まりない事だぜ……。
などと愚痴りつつも作ったけどね。システム。
次元の違う存在同士の場合、高次元の存在を、それより低次元の存在が知覚することは叶わないようだ。ただし、精霊はどこにでも偏在している設定にしたので、どの次元も認識できる。つまり、原初の神である我々を知覚できる存在は、今後精霊以外ではほぼ居ないんじゃなかろうか。
…なお、この次元の高低とは、存在の位置の問題であって偉さとか強さとかとは関係ない。それは別のシステムに組み込む予定だ。
で、もっとも高次元に位置する我々が、低次元の存在に声を伝える場合、時エネルギーを消費することで声を届かせるようにした。まあ、その気になれば時エネを用いて我らも顕現することができるので、声どころかコミュニケーションも可能なのだが、燃費が悪い。それにこれは我々の身に万が一何かがあれば、死にはせずとも強制帰還させられる可能性があるので、あまり使うことはないだろう。顕現はあまりにも危険だ。
ただ、神の声が聞けるって点なのだが、これには聞き手が高い魂の格である必要がある。
そう、魂の格。私が冥府を作る際に作っといたシステムだな。
善行を行い、カルマ値を溜めずに転生を繰り返せば、魂は練磨されて存在自体が昇格していくのが「魂の格」なのだ。つまり、聖人とかを作りだすシステムね。これを繰り返していけば、いつか人の身で神に到れる者も現れるに違いない。
しかし、生まれたてほやほやの魂ばかりのこの世界では、力を込めた始祖を除いて声を届かせることは出来ないのだ。だってみんな、まず冥府に行く機会が少なかったからさ。はははー。
というわけで、声を聞ける始祖達に寿命を与えず、我ら神の使いとして活躍してもらう事にしたのである。
さて、それじゃ早速、我が息子とも言うべき始祖に接触してみましょうかね。
私の作った始祖、男性なのだが、未だ知能は高くはない。種全体が低いから仕方ないね。
そうそう、寿命の無い始祖だけがずっと同じ姿ってのも可哀想だ、とティニマが主張するので、始祖達は種族全体の平均的な姿に進化するようにした。つまり、これから徐々に類人猿の姿から人間になっていくんだろう。
で、私は彼に話しかけてみたのだが…。
なんか物凄いキョドられた。そりゃそうだ。唐突に脳裏に知らん声が響き始めたら、誰だって自分の頭を疑うわな。で、混乱のあまり頭抱えてガタガタ震え始めたので、私は根気強く、それはもう数年単位で根気強く話しかける羽目になった。信用を勝ち取るまで凄い大変だったぞ。マイサンよ、君はヘタレか。
その甲斐あってか、彼はようやく私という存在を認めてくれたようだ。「君の生みの親、もとい神である」と教えてもピンと来なかったようだけども、まあ仕方がない。ただ、信用を得る為に、彼にいろいろなアドバイスを行った。
ほら、まずは文明開化から始めないとね?
土器の作り方から、石器時代でお馴染みの石のナイフとか、丈夫な蔓と木を用いた石槍の作り方とか、あと料理。弓ぎり火起こしを教えてあげれば、火の使い方を知らなかった彼とその集落の者は驚き戸惑い、ついでに火傷した拍子に危うく森を火事にするところだったけども、私が火の「時」を止めてから精霊にお願いして沈火することで事なきを得た。見ててハラハラするなぁ。
そこで、ようやく彼は私という存在がどんなものなのか、悟ったようだ。
それからは、私に話しかける頻度が大きく増えた。それはもう、四六時中「かみさま!かみさま!」と喧しくてね。拙い発音で呼ばれるたびに、冥府仕事の私は忙しい中でも飛んでいくのだ。うん、小さな子どもを相手にしているかのようだ。終いには、もうiPA○みたいな端末作って冥府の仕事目録をインストールし、下界に居ながらリアルタイムで仕事しつつ相手することになった。もう冥府には数十年ほど帰ってねぇぜ……ははは……はぁ。
そうそう。それと、いつまでも「彼」とか呼んでるのも味気ないので、名前をつけることにした。
【ヴァルス】
それが彼に与えた名である。
それを聞いた彼は、「それはどういう意味なのですか?」と尋ねてきたので、私は一瞬だけ考え込んでから「ヴァルスとは我らの言葉で神の子を意味するのだ」とか言っておいた。いやだってさぁ、フィーリングで付けましたって言うのもなんか味気ないしぃ。まあいいか、言葉は私が作るんだよ(暴論)という心構えで名付けを行った。
彼はとても喜んで、私に感謝するように叫んだ。
「ありがとう、かみさま!ヴァルスはあなたをしんじるよ!」
※※※
【三柱の神々は、知恵持つ三種の定命の者達を創り出した。
ティニマはその手で大地を3つに分割し、それぞれの種族に与えた。
一つは中央の大陸で繁栄し、後の人間種の祖となった。
一つは西方の大陸で繁栄し、後の獣人種の祖となった。
一つは東方の大陸で繁栄し、後の翼人種の祖となった。
まさに、人の歴史の夜明けであった。
しかし、未だ定まらぬ人々は寿命を持たなかった。
故に人は増え続け、瞬く間に世界中を食い尽くさんとしてしまった。
それを嘆いた夜刻神ルドラは、人に寿命という定めを与え、
死を身近にすることで命の流れを造った。
そして人は眠る事を覚えたのである。
これにより、人々は食物を求めて争い合う必要をなくし、
緩やかな生を得ることができたのである。
そしてこの時、夜刻神の身の内より、死の神が生まれた。
神々は、自らが創り出した始祖に触れ、言葉を教えた。
そして人々を導くように説いた。
啓示を受け、始祖は神より名を授かり、
自らの種を取り纏めて最初の国の王となった。
我は、我が主上より名を授かり、「ヴァルス」の言葉を持つことを許された。
その名の意味は「神子」を表す神語であり、
我は我が主上にとっての唯一無二の代弁者となったのである。
「禁書:始祖ヴァルス口伝」より】
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