第32話 あなたは人見知り?

 以前、Twitterの中で遊べる『質問箱』というアプリにて「人見知りを直すにはどうすればいいの?」というご質問をいただいた事があります。


 その時に、色々と昔の事を思い出しました。


 現在の私は全く人見知ではありませんが、小さな頃はちょっとだけ、人見知りだったかも知れません。


 クラス替えなどに関しては、割とウエルカムな方でしたけれど。


 それまで一緒だったメンバーが好きで、離れたくないな~…………と思ったこともありますので、その時の状況によっても感じ方って、大きく異なるようですね。


 新しい場所に飛び込みたい!


 誰かと出会いたい!


 って思う時ってありませんか?


 人に対する興味がとても強いので、新たな出会いがあると、めっちゃ脳が刺激されて、私はワクワクドキドキしちゃいます。


 だから、自分の作品などでも「出会い」を扱う内容が多く登場します(笑)。


 色んな人に話しかけたかったのですが、コミュニケーションの経験が浅かった幼少期は、友達への話しかけ方がわかりませんでした。


 誰かから、ふとしたタイミングで話しかけてもらえたら、仲良くなるのはあっという間だったのですが。


 人見知りを克服したいなら、様々なコミュニティに属する経験を積む事が、一番の早道だと感じております。


 初対面の人に対してヘンな先入観や苦手意識を持たない事も、かなり大切だと思っております。


「あ。この人私の事睨みつけてる。きっと嫌われてるんだ、私」


 とか思ったりしても、その人の素の顔がただ怖く見えただけであり(←失礼!)、話してみると案外めっちゃ仲良くなれる良い人だったり。


「あ、この人、話しやすくて感じが良いから、ずっと仲良くしてもらえそうだ、わーい!」


 とか思ったりしても、案外その人は打算しか頭になくて、人の悪口ばっかり言ってる腹黒小悪魔で、どうやってこちらに意地悪しようか企んでいたり。


 見た目だけでは相手の事なんて、まるでわからないものですね。


 どんなタイプの人とでも、まずは腹を割ってどんどん話してみることが大切だったりします。


 そうしなければ、本当に仲良くなりたい人って、なかなか目の前に現れてはくれません。


 独自の考えで申し訳ありませんが、人見知りってステージに立つ直前の緊張感などと似ていると思うんです。


 何事も緊張しない方が上手くいくのですが、『緊張感』は意外と必要な力であったりしますね。


 世の中誰も彼もが善意溢れる素晴らしい人間ばかりじゃ無いですし、きちんと挨拶や会話を積み重ねながら、初対面の人とは適度な距離を保ちつつ、相手の人柄を確認しなければならない。


 人見知りは警戒心とまた違う次元の問題ですが、完全に無くしても良くない気がしますね。


 個々の様々な経験と、成熟したバランス感覚が必要なのかな、と思ったり。


 でも人見知りの力が強すぎて、体でいうところの「アレルギー症状」みたいになっちゃうと、色々とデメリットが大きいですね。


 今現在、人見知りの症状に悩み、改善を望んでいらっしゃる方がいた場合(?)。


 読み流していただいて結構ですが、ちょっと思いついた事をこちらにつらつらと書きますので、参考にしていただけると嬉しいです。


 私は今までたくさんの人と出会い、接客の経験を長年積んだ事により、「人との出会いって楽しいなぁ」と思えるようになりました。


 まず、初対面の人に対して『挨拶』することに力を入れてみませんか?


 できれば笑顔で、目を見ながら、印象良く。


 ご近所の方なら、目を見ながら…………


「おはようございます」

「こんにちは」

「こんばんは」


 を言います。


 会話を少しでも発展させたい場合、それが出来そうな状況なら、「いいお天気ですね」とか、「今日は蒸し暑いですね」とか、誰もが感じる気温の事や、お天気の事などを話します。


 コロナウィルス早く終息するといいですねー、早くマスクを取って歩きたいですね、とか。


 マンションのエレベーターの中では、ご近所の方とそんな感じで私はお喋りします。


 世間話を嫌う方もいらっしゃいますが、初対面の人との会話の発展に、世間話って欠かせないような気もします(笑)。


 さらに会話を発展させたければ、相手の方が不快に思わない(?)可能性が高そうな『質問』をします。


「これからお仕事ですか?」とか、

「この傘ステキですね、どちらに売ってるんですか?」とか。


 話し上手なお相手の場合は、こちらの質問に丁寧に答えてくださります。


 え?


 そんな事もう出来てる?


 んじゃ次のステップです。


 相手の方の状況をある程度知る事が出来た場合、ご自身の事もちょっとだけ暴露すると良いかもです。


 聞かれていないことを話すのってなかなか難しいと思いますので、自己アピールに必要な事を、創作に関するメモと同じように、スマホなどに書き記しておくと、誰かに話す時にスッと思い出せて、とても便利です。


 もちろん、相手の方が時間が無さそうだったり、興味が無さそうだったりした場合、話すだけで迷惑になっちゃいますので、ちょっと会話の合間が発生した時とか、話すタイミングがあったら、ですが。


 初対面の方と、少しでもスムーズに会話できて、さらに会話が発展すると、私はとても嬉しくなります。


 何はともあれ失敗を恐れずに、出会いを楽しんでしまうことが1番、大切なのかも知れませんね。

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