第13話 絶叫したい!飛翔したい!
そういえば、空を飛ぶことに憧れた幼少期でした。
公園のブランコに乗って勢いよくこぎながら、目を瞑ってよく、こう想像しておりました。
「私は今、空を飛んでいる~!! フワフワと飛んでいるんだよ~!! 」
気づくと友達がやってきて、驚いた声をあげています。
「じふちゃん! ブランコ漕ぎすぎー!! あぶないよ! 」
はッ!!
気づくとブランコの角度がッ!!
地面と平行になりそうッ!!
慌てて速度を落とすじふちゃん。
「あわわ! 教えてくれてありがとー。 ちょーっと漕ぎすぎちゃったみたいだよー(汗)! 」
……あほかー!!
って感じですねぇ。
現実逃避がしたかったからか、空を飛ぶことへの憧れが強すぎたからかわかりませんが、12歳くらいの時、空飛ぶ夢ばかり見ていました。
疲れていたせいなのか?
たいていは、怖い人(あるいは、おばけ)に追いかけられる夢でした。
走って走って。逃げて逃げて。
でも、追いつかれちゃいます。
そこがたまたまビルの屋上だったりして、私はすぽーんとジャンプします!!
とりゃーーーーー!!!
んで、腕を翼みたいに広げて、パタパターっと動かします!!
するとー。
あ~ら不思議!
私、今、空飛んでる~!!
そっか、夢ね~。
これ夢なのね~!
でも、楽しい~!!
眼下を見下ろしますと。
夜の街がキラキラ光って見えたり。
日光を受けて輝く海の上だったり。
森林が視界いっぱい広がってたり。
カラフルな家が点在してたり。
飛ぶとたいてい、怖い人(おばけ?)からは確実に逃げられます。彼らは空を飛べないんです。
空飛ぶ夢、最高ー!!
でも、いつの日からか、ぱったり見れなくなっちゃいました。
「今日は見れるかなー?!『空飛ぶ夢』!!」
って思いながら眠りについても、全然見れなくなっちゃったんです。
不思議ですねぇ。
これって何か心理学的に、解明できるんでしょうか。ご存知の方がいらしたら、教えていただけると嬉しいです。
夢の中で私は、かなりのスピードを出して飛んでいる事が多かったです。
ジェットコースターなどで体感できる絶叫系のスリルが、大好物だからなのかも知れません。
そういえば、スキー場で一番の急斜面にチャレンジするのも好きでした。
25歳までは北海道に住んでいたので、幼少期はよく父にスキー場へ連れて行ってもらったんです。
広々としたスキー場が、家から車で10分や20分くらいの場所にあったんです。いつ遊びに行ってもかなり空いているという、今にして思うと大変恵まれた環境でした。
そのおかげでじふちゃん、(スポーツの中で)スキーだけは唯一、上手だったんですよ。もう何年もやってないので、今やると骨折しちゃいそうですけどね。
急斜面の頂上に立つと、地面が直角みたいに折れているので、眼下がまるで見えない事もあります(笑)。
そこで怖がってはいけません!
とにかくフォームを綺麗に!
全集中・雪原の呼吸!
人にぶつからない!!
(↑ 当然だろ!)
転び方にだけは注意する!!
いざ行かんーーー!!
(どこの武士だー!)
ぶおーーーーーーーー!!!!!
(↑ ※滑っています)
スキー、最っ高!!!!!
こんな調子でしたー。
今思うとこの体験、空を飛ぶ夢の中と、非常に良く似ていましたね。
ちょっと待ってー!!
私、死んじゃうんじゃない?!
ここまで急降下したら死ぬ!!
死ぬ死ぬ死ぬーーーーーー!!!
やばいやばいやばいーーー!!!
っていうスリルを体感して、そこから解放された瞬間の『生きてて良かったーーー! ばんざーい!!!』を楽しみたいから、夢中になっちゃうんですよね、多分。
絶叫といえば。
関東地方に移り住んでから一度だけ、『富士急ハイランド』に遊びに行ったことがありました。
そこの『FUJIYAMA(フジヤマ)』っていう絶叫コースターに乗ったことのある方、いらっしゃいませんか?
あのスリルといったら!!!
いまだに忘れられません!!
「おおおおおおおおおおおおおーーーーーーーーーー!!!!!!!」
って叫んじゃいました!
落ちていく長さが、とにかく半端じゃないんです。永遠に落ち続ける感じなんですよね!
地獄の底にまっしぐら!みたいな。
『FUJIYAMA(フジヤマ)』はじふちゃんが過去に乗った絶叫系コースターの中で、不動の第一位にランクインしております。
え?
今は他にも絶叫できるジェットコースターが、いっぱいあるって?!
そうでしょうねー。
ちょっと目を離していた間に時代は変わり、新しくてさらにスリルがある乗り物が今は、いっぱい登場しているんでしょうねー。
ああ、話してたらまた乗りたくなってきましたよ!
今流行ってるやつ!!
絶叫系のコースター!!!
飛びたい!
空飛びたいです、空!!
ドキドキワクワク!!
ハラハラギュンギュン!!
私ってもしかして前世は、鳥だったのかな~(おバカ)?
で、追われてばかりいて、命の危険を感じながら、飛んでいたのかな?!
って思う事があります(笑)。
それが本当だとすると、前世もぼーっとしていたでしょうから、寿命は短かかったでしょうね、きっと。
……どなたか私の絶叫系好きに付き合って下さる勇者、いらっしゃいませんか?
最近すっかり、一緒に乗ってくださる方がいなくなてしまい、寂しくなっちゃっているんです(涙)。
え?イヤだ?
そんな事言わずにー。
どうか、よろしくお願いします!
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