『遭遇』
※注意※
・こちらは3人とか4人で出来る声劇台本です。
・性別等は不問ですので、お好きにどうぞ。
・台本使用時、タイトルと配役と作者名【
・所要時間約10分。
《登場人物》
イダン
怒りっぽいと言うか手が早い魔法使い。
主に攻撃魔法が得意。
ナーシャ
弱虫と言うより泣き言しか言わない剣士。
大剣使い。
ランヒィ
熱血な僧侶。
回復や補助魔法が得意。
ムア
色んな意味で刺されたいマゾンビ。
不死身。
配役
イダン:
ナーシャ:
ランヒィ:
ムア(マナ/ミヤ):
※三人の場合はランヒィとムアは兼役。
※マナとミヤは一言のみですのでムア役の人が兼役。
↓以下本編↓
────────────────────
ムア
「あ、やっと来ましたねぇ」
ナーシャ
「ひぃ!! めっちゃ待ち伏せされてる!!」
イダン
「あ? 1体だけだろ? ズバーッといけズバーッと。仮にも勇者様だろ?」
ナーシャ
「そそそそそそそそそんな事言われても!!!」
マナ
「大丈夫ですよ! ワタクシもいますからっ、ゲフン!!」(無言でイダンに殴られ昏倒。)
ミヤ
「はーい! ワタシもいまs、ガフン!!!」(やはりイダンに蹴られ昏倒。)
ナーシャ
「いや、せめてセリフは最後まで言わせてあげようよぅ〜」
イダン
「うっせ! 呼んでねーんだよ!! メタるな!!!」
ムア
「それにしてもぉ、殴る蹴るの暴行ですよぉ? 訴えられたらアナタ、法律で裁かれちゃいますよぉ?」
イダン
「アンタらに法律ねーだろ! そもそも死んでんじゃん!」
ナーシャ
「ゾンビですしね」
ランヒィ
「なにぃ!? ゾンビだと!?!?」
ナーシャ
「きゃーーーーー!! え、誰!?」
イダン
「んあ? おお、やっと来たんか、僧侶」
ムア
「むむむ!?」
ランヒィ
「イダン先輩!!! ようやく追いつけたぜぇ!!! 会いたかったッス!!!」(イダンヘ突進。)
イダン
「先輩言うなっつの!」(突進をヒラリと躱す。)
ナーシャ
「んぎゃあ!!!」(突進をモロに受け昏倒。)
ムア
「イヤァァァアアアアア!!!!!」
イダン
「うっさ、うっさ!! え、なに?!」
ムア
「そんな、そんなっ、そんなぁ!!! せっかく! いい感じの鋭い獲物持った人でしたのにぃ!!!」
ランヒィ
「ハッ!! 鋭い獲物!?!? どこッスか? どこに潜んでるンスか!!!」
ムア
「いやぁぁあああーーーーーー!!!!!」
ランヒィ
「どこッスかーーーーー!!!!???」
イダン
「やっかましいわぁ!!!!!」(僧侶とゾンビに鉄拳制裁。)
ムア
「……あっ。これもイイ……」
ランヒィ
「先輩の、愛のムチ……!!!」
イダン
「きっしょいわ!……ったく。そんで? 3番目のゾンビ。アンタ、ただ待ってたわけじゃねーんだろ?」
ムア
「はぁ〜……(恍惚後、我に返る。) あっ! そう、そうでしたぁ、アタクシ、勇者様
イダン
「おう、だからなんで待ってたんだよ」
ナーシャ
「ハッ!!……あ、あー……やっと奥地まで行けたかと思ったのにぃ。夢か……」
ランヒィ
「はよッス! ナーシャ先輩!!」
ナーシャ
「ひぇえっ! え、あ、アレ? 今、自分……先輩って言われたんですかね? え、聞き間違い?」
ランヒィ
「ナーシャ先輩!」(お好きにセルフエコーで。)
ナーシャ
「んん! なんだろう、この気持ち。こ、これが……!」
イダン
「いや違ぇから」
ナーシャ
「夢をありがとうございます!!」
ムア
「勇者様ぁ!!!」
ナーシャ
「きゃ!! なんでこんなとこにゾンビがあ!!!」
イダン
「洞窟に入ってからずっといるっつの」
ムア
「勇者様、勇者様ぁ! どうか、どーーーーーうかアタクシめに!! そのお腰に付けた
イダン
「腰じゃなくて背負ってんだがな」
ナーシャ
「え、やだ、やだ! この剣はあげないもん!」
イダン
「違ぇだろ、もっとこう……」
ランヒィ
「この
ムア
「おっこしーにつっけたー、おっおーけーんをー!!!」
ナーシャ
「あーげまっせん〜! あっげまっせん〜〜〜!!!」
イダン
「話進まねーから普通に話せや、疲れる。いや、あーまあ、もう疲れてんの、疲れ切ってんの。後は勇者、任せた」
ナーシャ
「えっ? え、ツッコミは? バッコーーーン! って殴り飛ばさないの? え、なんで?」
ムア
「アタクシは!! 勇者様に夢中だからですぅ!!」
ナーシャ
「え、えっ!
ムア
「フラれましたぁ!!! ぴえ〜〜んぴえんぴえん」
ランヒィ
「あなた
イダン
「……っふーーーー……」
ナーシャ
「初めからゾンビと人間! 結ばれる運命には無かったんですよ!!!」
ムア
「いや! ほら、そこは……そこを、なんとか!!」
ランヒィ
「まー、確かにイダン先輩強いッスよね、憧れちまいますよ!」
イダン
「……うん。私だけで進も」(盛大にため息の後、洞窟の奥へ歩き始める。)
ナーシャ
「あっ、イダン先輩! ちょ、待ってくださいよー!」
ランヒィ
「先輩方ー! 置いてかないでくださいよー!!」
《勇者一行が去っていく。》
ムア
「クックック…………アタクシに恐れを成して行きましたかぁ……とは言え。もうそろそろ到着なんですよねぇ。アタクシ、何もされませんでした……寂しい。もう一度先回りしなくてはぁ、なりませんねぇ。……クククッ、逃がしませんよぉ……クッふふふふふふ」
終わり
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