一つのC

今まさにC14が一つ減り一つのCも始まっていく


屋根よりも高く飛んでくもの全てこいのぼりへと変わってしまえ


少年が青年になる瞬間にウォークマンの卵が割れた


泡のよう透明だった心にも諭吉の視線刺すほど快感


パソコンが太陽を向き祈ったら僕らの寿命あと一万年



(「無責任」第二十号より)


第十九号の詩作品「空転」は再現不可能なので、こちらからhttps://borderspoem.up.seesaa.net/image/musekininn19-14ce2.pdfどうぞ

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