第3話バレンタインチョコをくれた人
山口
あの後、何度説明しても、
「わかったよ、そういうことにしといてあげるからさ。」
「もう、照れんなって」
等々・・・。
こんな反応を返されてしまった。
呆然自失している中、裕太が近づいてきた。
「山口、ごめん・・・!全部僕がやったの!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「え?もう一回言って」
「あのチョコ、僕が入れたの!」
驚きすぎて声が出なかった。
「じゃ、じゃあ、裕太が、岸野を好きっていうk・・・」
「違う。いたずら、かな」
「?」
「いきなり、チョコを机の中に入れられたら混乱するでしょ?」
「まあ、女子からもらったならまだしも、男子からもらったことが確定するもんね・・・」
「そ。」
「どうしていたずらを?」
「唐揚げだね。」
「ん?」
なぜここに唐揚げが?
「まあ、いろいろあってね。」
垣内
なんで、チョコを机の中にいれたのか。
それはいたって単純だ。
岸野に僕の唐揚げを食べられたから。
岸野に唐揚げを食べられたから、その分、そっちの方向で焦ってもらおう、と思ったわけだ。
あ~でも、岸野が慌てるのを見るの、楽しかったn・・・。
おっと。
ま、チョコを入れたのはそれだけが理由じゃないんだけどね。
後日談
山口と岸野は、カップルではないのに、なぜか男子カップルと公認され、ここに至る。
ただし、意外と二人はまんざらそうではなく、その様子を悔しそうに垣内が見ていたという。
あとがき
こんなつもりじゃなかった感が半端なく、そして、最後が変な方向に向かってしまったのは、申し訳ございません。
そして、作者自身も、どうしてこうなった、と激しく思っております。
そして、こっちの方向に進めてほしい、と思ってくれる方がいらっしゃるなら、
☆や♡、コメントをください。
ある程度まで行ったら、そっちの方向で、続編を書かせてもらいます。
まあ、苦手なんですけどね(苦笑)
というわけで、11/9~11/11と、短期間でしたがこの小説は一旦終わりとさせていただきます。
次は、長編を、出していきたいと思います。
ここまで見てくれてありがとうございました。
バレンタインデーの騒ぎは白内中学校で起きる 水野 健吾(みずの けんご) @mizunokengo
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