第34話 寄り道がメインストーリーになっちゃう
寄り道。
指定された通学路を通らなきゃいけないのに、あえて違った道で帰ってみる。
背徳感もあってか、一本道を変えただけなのにものすごく景色が全然違って見える。
寄り道って楽しい。
幼心でもそう感じたものだ。
そんな寄り道をボクはお話の中でもやりたい。
だって寄り道は楽しいから。
だからボクは寄り道してみる。
「よしよし。ちょっとこれを入れてやろう」
「ここで投入と…」
「ああなって…」
「こうなって…」
「あーでこーで」
「お、おい!!寄り道長ぇな~!!」
という現象に陥る。
ちょっとした寄り道のつもりなのに、いつの間にやら700,800文字くらい書いているときがある。
こんなとき、ボクは決まってこう思うのである。
「こんなに寄り道するつもりねぇよ!!」
そしてボクは黙ってbackspaceを押す。
ボクにとっての寄り道はよくマンガであるほんの一コマ二コマ程度をイメージしていて、
「ぷぷぷぷ」
ってなりたいだけなのに。
ほんのちょっとほっこりしたいだけなのに。
なぜ寄り道がメインストリートになってしまうのか?
「俺にはまだ寄り道は早かったのか…」
そんな気持ちになるのである。
仕方がないので寄り道だけの記事を書くことにした。
「小説を書きたくて書き始めたのに、思ったように全然書けなくて…」
そして今、この寄り道が本当にメインになりつつあるという事実。
アーメン…
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